9.そもそもEPⅣといわれる第一作目、それ一本単体で公開されたファンタジーなのだ。それが映画史に残るほどのヒットとインパクトにより「全9作」などという大宇宙叙事詩にふくれあがったが、3作まで制作してとりあえず力尽きた。そしてCG技術などが目まぐるしいスピードで発達した後、いい加減忘れた頃に「Ⅰ」を制作するなんて、暴挙なのだ。先の流れは決まっているし、「悪」であり、最期を知るベーダー卿の話をどう膨らますのか。結果、悲しいかなガチャゴチャとCG満載の映像なのに、最期の対決は相変わらずチャンバラという不自然な戦闘と、暗く爽快感の得られないストーリー。それが結末であるEPⅢだった。私にとっては、身軽なヨーダやスピード感溢れる飛行シーンよりも、ありきたりな中世騎士道物語だったⅣ~Ⅵに繋がっていくラストの2つの太陽、あれだけが胸躍る画だった。やっぱりⅦ~Ⅸを制作すると言ったら、私はその気概を認めて評価も上げてしまうだろう。けれどそれも遠い夢。残念だ。 (2014.11.29追記)9年後に追記することになるとは!だってⅦの予告編が公開されちゃったんで。小さい娘に無理やりスター・ウォーズを見せ続けたらⅠ~Ⅲも繰り返し見たがり、テレビシリーズもレンタルした。来年新作を見るのが楽しみ。なんだかんだこのシリーズが私の人生に彩りを添えてくれている。感謝。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-25 21:28:35) (良:3票) |
8.泰西名画ふうの空、大雑把な建物の直線的な内部と対比されてるのか。これで一番感心したのが、ヨーダの服で、直線的な世界がCGで作られるのにはもう驚かなくなってたが、服のたるみみたいなものまでがどんどんうまくなってきているのに感心し、ちょっと怖くさえ感じた。こういうのまで簡単に作れるとなると(そう簡単でもないんだろうが)、ほとんど自然界の何でもが作れてしまう気がする。なんか技術だけがどんどん先走って進化しているようで、そういう技術の果てに思いをはせるほうがSF気分であった。シリーズの締めとしては、大きな話が繋がっていく快感みたいなものを、ラストで感じられた。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-27 09:43:52) (良:1票) |
7.オビワンの「お前を愛してた」「弟のように思ってた」の台詞にグっときました。アナキン役のヘイデンは、あの神経質そうなさわやかでない笑顔が、暗黒に取り込まれつつあるアナキンにぴったりですね。パドメ弱体化が気になります。もっと凛としてほしかったな。ストーリーはわかりやすく、ダースベイダーに至るまでの過程がよーくわかって、とても楽しめた作品でした。 【はちまろ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-11 21:41:53) (良:1票) |
6.戦闘機の空中戦にしてもライトサーベルでの戦いにしてもひたすらアトラクション的である。今あるアトラクションムービーの中でも突出している。そこに監督の意図しないものは表れない。監督の想像以上のものも想像以下のものも無く、シリーズの回が進むにつれてその傾向は強まりどんどん映画から離れていく。しかし多くのアトラクションムービーのように観客に媚びるということがない。ジョージ・ルーカスはアニメ作家でもない限り不可能な「監督の意図と寸分違わぬ完璧な映像」をひたすら目指しているのだ。『帝国の逆襲』以降はハリウッドを離れ組合も脱退し自らのスタジオで作っているのだが、それも前人未到の完璧さを追求しているからこそで、この大いなる挑戦には賛辞を送りたい。そしてその限りなく完璧に近づいた「スター・ウォーズ」の最終作をそれまでの「スター・ウォーズ」と共に支持したい。さらに、コレを先々行上映で観たのだがこの映画館が通路まで客を入れるという気の利いたことをしており、ベイダーのマスクやおもちゃのライトサーベル持参の子供たち、そして大人たちでいっぱいになった劇場という今ではすっかり味わえなくなったワクワク感をもたらすこのシリーズはやっぱり凄いのだ。1作目で見せたタトゥイーンから見える二つの太陽が映されたとき、「やっぱり終わるのか」と感慨深くなった。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-30 13:00:58) (良:1票) |
5.オビ・ワンの鈍さに歯がゆかった。 はじめから、アナキンは危ゆい表情だったじゃん。 ヨーダにいたってはもう。愛する者が死んだとしてもそれはまた 自然の摂理みたいなこと言われても、そりゃ暗黒面に頼るわな。
エピソードⅢだけを見る限りでは、シスが悪でジェダイが正義という 単純な二項対立ではなかったのは気になった。 善悪は別にして結局は力を持つものがイニシアチブを取るのは 映画の世界の話だけではない。
最後まで娯楽大作として仕上げたところがいい。 一方、ルークの親父が実はダースベイダーだったという ネタでここまで壮大に引っ張れたところですごいと思う。 【michell】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-04-07 12:41:19) (良:1票) |
4.オビ=ワンが本当に弟子のことを思うなら、あそこでとどめをさすべきです。 【y_osuka】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-14 08:56:58) (良:1票) |
3.EP3単体では、十分楽しめた。アナキン炎上はショックだったし、ラストは、いよいよ終わっちゃうんだなあと感無量な気持ちにもなった。けれど、そうであるがゆえに、EP1&EP2の失敗が残念。特に、どうしても、アナキンとパドメが共和国の運命を左右するような「運命の恋人」には見えなかった。だいたい高校生(いや、中学生か)くらいの時に、「たまたま近くにいた人とくっついて、それが『運命』だと勘違いしてしまう」ことがあっても、大人になるにつれていろいろ複雑なことを学ぶものなんだろけど、アナキンとパドメは、そういう面の成長が皆無で、勘違いのまま突っ走った迷惑なカップルにしか見えない・・。それを「純粋」と呼ぶこともできるんだろうけど・・・。物語の肝になるだけに、このへんの描写に納得いかなかったのが残念。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-09 09:26:29) (笑:1票) |
2.まずはヘイデン・クリステンセンに点数の半分を。エピソード2の公開時「すぐに消えていくであろう俳優」のトップにランクインされていたことが本当に嘘のよう。彼のある種のライトさと、哀愁を帯びたダークな瞳は、アナキンの弱さを表現するために不可欠な要素だったのですね。何年も前にそれを見てとったルーカスの選択眼にもいくばくかの点数を。岸壁に造られた要塞(じゃなくて基地?あ~ん、マニアじゃないので分からない!)に飛行機(?)がすっと着陸するシーンには思わず鳥肌...。あんな絵、誰にでも創れるもんじゃない。お見事です。ここ数年、子供共々、束の間の異次元に誘ってくれたこのシリーズに感謝します。 【showrio】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-08-04 12:06:34) (良:1票) |
1.エピソード1のあの小さかったアナキンが、わかっていたとはいえ、こんな風になったのかと思うとやるせない気分。でもそれまでの経緯があったのはわかるけど、最終的にはけっこうあっさりとダークサイドに転向したじゃないか。あと、1であんなに賢くてしっかり者だったアミダラが(2は忘れた)いくら女王じゃなくなったからって、か弱くなりすぎだし、セリフのせいか頭も弱そうにみえてならない。その上子供を産もうってときに(しかも2人も)生きる気力をなくしたってのはないでしょう。そんなんだからアナキンが「守ってあげなきゃ」ってよけいな使命感に駆られるんじゃん! 【羊飼い】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-05-31 23:43:53) (笑:1票) |