5.《ネタバレ》 「コンスタンティン・エピソードⅠ/禁煙」って感じでしょうか(禁欲は既に実践してる様なので、次回は多分「エピソードⅡ/禁酒」。回を追う毎に戒律が厳しくなっていきそうな気がする…)。原作に拠る所が大だとは思いますが、悪魔への脅迫が贖罪だったり、地獄にも聖書(この場合、邦訳は「悪書」か?)があったり、最終的にサタンが救世主になったりと、中々面白い設定をしっかり物語にしてる良作だと思います(しかも、意外にも演出が控え目なのです)。一番の設定は、多かれ少なかれ宗教の基本的考え方ではありますが、この世が苦役であるという点。その苦役、つまり人生を全うした者だけに天国の門は開かれ、誘惑に負けたり逃げ出したりした者は地獄に堕ちる。そこに現世利益などあり得ない(現世利益を約束する新興宗教には気をつけましょうネ。正に「悪魔の囁き」かもしれません)。サタンもコンスタンティンの命を救うのではなく、天国に渡したくないのと同時に、苦役を長引かせる為に生かすのです。それを極端化したのがガブリエルの思想。だから彼(彼女?)も単純な悪ではなく、あながち間違ってもいない。次回はまた新たなヒロインが登場し、恐らくパートナーはガブリエルになるのでしょう。また、エンド・ロールの終わりまで観てないと、次回で少し戸惑うことになるかもしれませんね。そういうことで、長くなりましたが、7点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-19 00:10:28) (良:3票) |
4.《ネタバレ》 悪魔を素手で殴りつける様が面白いです。サタンの息子の復活阻止に人間が無力というのもリアリティがあっていい。サタンの軽妙さもいい。主人公の地獄落ちを待ちわびているサタンを手玉にとるどんでん返しがいい。期待しないで観た分、満足度も高かった。良くも悪くも、宗教に対して知識的な常識や感覚的な常識を持ってるか否かで評価は変わるだろう内容ではある。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-24 20:39:57) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 こういう話好きだし楽しめました。まさか神の使いが黒幕だったとは。。ラストの戦いの決着のつけ方がとても良かった。それにしても、キアヌ煙草吸いまくってたなー禁煙映画でもいけるかもしれない(笑) 【civi】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-04 03:14:18) (笑:1票) |
2.「MIB」のエクソシストっぽいやつで、この世には悪魔や天使の下っ端がいっぱい人間に化けて入り込んでて、みたいな感じで話聞けばおもろそうやねんけど、派手なアクションでバシバシ悪魔退治してってタイプの映画ちゃうくて、意外と淡々としてて地味やった。怖くもなくて、どっちかゆーたら、ちょっと辛気臭かった。CGはそれなりにえーけど、設定自体もそない目新しいもんじゃなくて、漫画とかでありがちな悪魔、天使、地獄、世界観、脚本。でも期待せんかって、悪魔とか天使とかそーゆうのが好きで、多少ダラダラしててもえーねやったら、それなりには楽しめると思うねん。オチの展開もちょっとヒネリがきいてるし。俺は好き。 【なにわ君】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-10-03 10:42:19) (良:1票) |
1.“自己犠牲”というラストの言葉が頭に強く残りました。自分の全てを犠牲にしてでも他人の幸せを望むという考え方は、今を生きる現代人に最も欠けている物だと思います。この映画は宗教的な背景が根本にあり、神や悪魔、天使や地獄など宗教的な考えが当り前のように存在し、それらを信じている多くのアメリカ人にしてみれば、何の変哲もない映画に見えるでしょう。しかし、それらをまったくといって良いほど信じていない僕には、神や天国などは架空の産物でしかありません。なので、終始馴染めない雰囲気に戸惑いながら観ていました。そんな中でもやはり最後の“自己犠牲”というテーマは深く考えさせられました。自分を犠牲にしてでも他人を救うというのは、結果的に自分自身を救うということなのかもしれません。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-19 19:27:00) (良:1票) |