12.《ネタバレ》 『キング・コング』という映画を今まで見たことがない私にとって、これが『キング・コング』初鑑賞。正直、巨大ゴリラに興味は無かったのですが、『髑髏島』と『恐竜』に心引かれて見ちゃいました。結果、すんげー面白かったです。 私は、映画のジャンルによって求めるものが違います。ドラマにはストーリー。アクションには爽快感。法廷劇には勧善懲悪的カタルシス。そしてSFやアドベンチャーに求めるものは、何といっても映像です。そーゆー意味では、この作品は最高にファンタスティックでエキサイティングでスリリング。コングも良いけど、恐竜が良い。そして何と言っても昆虫軍団がアツイ。暗くじめじめした場所での昆虫軍団の猛攻はマジでキテます。T-Rexから逃げたこんだ木の中にいる巨大ムカデ。大型草食恐竜の大群にまじって襲い掛かってくる小型の肉食恐竜。逃げ隠れたかと思いきや、上の茂みから顔を出す新手の小型肉食獣。こーゆー芸の細かさがたまらない。この監督さん、クリーチャー好きが何を見たいのかがちゃんとわかっていらっしゃる。こんなにオタクの心の隅々まで満たしてくれるような映像の数々をありがとう。もはやビッグネームな監督さんなのに、こんなにオタクまっしぐらな映像つめこんじゃうなんて、尊敬に値します。 この映画は、一部、万人向けではないのかもしれません。でも『気持ち悪い生き物』や『恐竜』に心躍らせちゃうような一部のマニアには絶対ウケる作品ですね。 映画として、ストーリーや細部の設定につっこみ所は多々あり。『最初の一時間が長すぎる。』『デナムが自分勝手すぎて感情移入できない。』『ドリスコル⇒ダロウ。ダロウ⇒キングコングのような恋愛感情や親愛の情が生まれるプロセスが説得力不足。』などなど。『ダロウ⇒キングコング』にいたっては、もはやストックホルム症候群の一種と言えるかもしれません。 でもそーゆーところを踏まえても、この映画は面白い。こーゆーSFパニックアドベンチャーが大好きです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-04-08 23:25:24) (良:3票) |
11.《ネタバレ》 コングの他にも恐竜がいっぱいで、まるでジュラシックパーク状態。 これってコングのありがたみが減っているような気はする。 ただ、コングとティラノザウルス2頭との戦いは大迫力。 凶暴なコングが頼もしいスーパーヒーローに見えてくる。 ドリスコル一行が不気味な生物の大群に次から次へと襲われるのも悪夢のようで手に汗握る。 こんな恐ろしい生物がうようよいる島なら、ヒロインが一か八かコングにすがってしまうのも無理はない。 危機一髪でコウモリに助けられるなど都合のよい場面は散見されるが、エンターテイメントに徹している。 コングをクロロホルムで眠らせた場面から、次はニューヨークの劇場に場面が一気に飛ぶ。 オリジナルもそうだったが、どうやって船にあの巨体を運び、ニューヨークまで連れて行ったのかが謎。
鎖を引きちぎって暴れまくるコングに歩み寄るアン。 氷の上で滑って戯れるコングとアンが、デートを楽しんでいるかのようで微笑ましい。 エンパイヤーステイトビルから朝焼けを眺め、「美しい」というアンの表現を覚えていたコング。 そこには二人の確かなコミュニケーションがある。 ナオミ・ワッツも魅力的だったし、シリーズの中では一番おもしろかった。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-06-24 21:43:50) (良:2票) |
10.《ネタバレ》 どの場面も疾走感、臨場感、自然の美しさを良く捉えており、映像が素晴らしい。今までの映画で映像が大迫力の映画は?と聞かれたら、素直にこの映画の名前が出せるほどの出来です。巨大生物達も全然チープな作りではなく、実際に存在するんじゃないか!?と感じさせるぐらい。ぜひ映画館でこの大迫力を楽しみたかった。ストーリーは前半は船旅、中盤スカル島、後半都会をぶらり旅の構成で各1時間ずつの計3時間。長い上映時間であったが、全く飽き、中だるみも無く見れた。それらを感じさせる暇が全然無い。コングの感情の変化も大変良かった。最初は人形を初めてもらったがきんちょのような感じだったが、途中から割れ物注意!の如く、アンを献身的にモンスターから守り抜くマッチョマンに変貌。島から脱出する際には、とても悲しげな顔をしており、咆哮もまるで「アーーン!!」と呼んでいるような印象をうけた。そして、ラストは愛しのアンが美しいと喜んだ景色を見せたくて、無防備なビルの頂上まで行ったんだろうな~。これらの経緯があり、コングが息絶えるシーンは胸にくるものがあった。ヤツはホントに立派な漢でした。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-07 09:48:16) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 大迫力のスペクタクルで楽しませてくれる一方、人間ドラマとしても秀作だ。最初のニューヨークからヴェンチャー号での航海の流れはこの映画には不可欠な部分だと思う。スカルアイランドに着くまでの間、多数のキャラクターたちが登場するがその描写に無駄がなく的確であり、アクションの見せ場であるスカルアイランドでのドラマを支えている。暗示的な台詞の使い方も巧い。この一連の流れが物語りに深みと感動を与えている。またスカルアイランドでコングとアンが心を通わせていく過程も丁寧に描かれて、コングがビルに登っていく理由も感動的だった。ピーター・ジャクソン監督のルーツでもあるコングへの情熱や愛をスクリーンから強く感じた渾身の一作。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-01-14 23:26:51) (良:1票) |
8.雄ってバカな生き物なんですよね。 【丸に梅鉢】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-06-12 00:16:31) (笑:1票) |
7.物凄い迫力とリアリティ。ロード・オブ・ザ・リングでもそうでしたが、 この監督の「CG をリアルに見せる技術」は驚異的です。 ストーリーは少し単純ですが、エンターテイメントと割り切ってみれば 非常に出来の良い映画でしょう。 キングコングを「一般男性のメタファ」だと捉えれば、 オリジナルと比べ、キング・コングの暴力性が弱くなる一方で母性が強くなっている ところも妙に納得できます。 【Ruby】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-24 05:39:39) (良:1票) |
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6.単純に面白かったです。長尺ですがテンポ良く、またアクションシーン満載で進むため、時間はまったく気になりませんでした。「カリオストロの城」や「未来少年コナン」等初期宮崎駿作品のアクションが好きな人にははまると思います。NワッツやJブラックの演技も流石の芸達者ぶりで文句無しですし、コングも非常に魅力的でした。CGの弱さは否めませんが、自分はさほど気になりませんでした。娯楽作品として肩の力を抜いて観るには一級品だと思います。 【目隠シスト】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-15 09:18:01) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 見どころ、というかツッコミどころが満載だったもんでさ、まあおもろい。①あんだけブン回されておきながらムチウチ症にさえならなかったナオミ・ワッツの首ってかなり強い ②あんだけズリまわされておきながらちっとも破ける事のなかったナオミ・ワッツの服の素材ってかなり強い ③あんだけ気色悪い昆虫軍団に取り囲まれて尚且つ飛びつかれてかぶりつかれて それでも生きようってもがく人間の生命力ってかなり強い。私だったらその気色の悪さにとにかくさっさと死にたい。というか確実に失神もしくは失禁しちゃって尚且つ気絶してると思うですが、④てかエイドリアン・ブロディは要らない。 以上、適当に見繕ってツッコミ入れさせていただきましたが、その他もろもろ。 しかし、3時間が全然苦痛に感じなかった。観ておいて損は無かった。1,800円×2でも。 【3737】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-15 22:46:46) (笑:1票) |
4.ピーター・ジャクソン熱いよ!今、ハリウッドでこれだけの作品を撮れる監督が他に何人いるかな?彼の場合、映像はモチロン、映画全体に暑苦しいぐらいの愛情を感じる。3時間10分が長いという意見も多いが、これを短くしてしまうと彼の愛情は激減してしまうのだ。むしろ、よく3時間にまとめたなぁという感じさえする。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-14 23:45:32) (良:1票) |
3.※日本語吹き替えでみてしまったのが悔やまれます。間違っちゃったんです・・・うう。※ んで。PJかんとく。泣かせてもらいましたぁ~マジありがとう。ここの高評価なレビューみてからいったから、すごい期待!してたんですけど、その期待を裏切らない映画でした。じぶんの気持ちが伝わなくて暴れるキングコング。でも彼も愛に関して、愛するという感情については人間となんらかわらない。ただ、それを不器用にしか表現できない。そして、見た目は凶暴な野獣。これって、なにかに似てる・・・と思って思い浮かんだのはオペラ座の怪人のファントムです。ちょっと共通点あるよね?みなさんも行ってるけど、CGのほうもすごいです!恐竜と戦うシーンの迫力!!そしてアンを守ろうとして、わざと腕を噛まれるシーン!!(まだ中盤)そっからもう号泣でしたね。。ナオミワッツをアン役にしてほんとよかったね。あたしてきに文句ナシに彼女はかなりの美女だとおもうし、ほんとスキです(≧ω≦)♪あとは、船長さん。彼、戦場のピアニストで大佐役やってたみたいで!!!!!しぶ~くてかっこよすぎです。要チェック!!!!!! こんだけ言いまくって、なんで8点なのか?というと・・・ね。あの原住民!あのかたたちに、出演?の必要性を見出せなかったのです。だって、白目がほんきでこわくて、ほんとあせったんだよー。まじこわかった。あのひとたち、気のせいかディズニーランドのウエスタンリバー鉄道ってアトラクションにいるきがするんだけど?あとあの物体Xみたいななんてゆーか虫みたいなパラサイトみたいなのもニガテ。怖すぎる。あのキャラたちすばらしいCGだけどLTRにはださなくて正解だよ!PJかんとくっ!まあ、最後にはもう号泣しまくってたのでキモイ虫のことも忘れてたけどねー。最後のコングとの最後のお別れのとこ・・・そして、「beautiful」のやつ。や~ば~い。もうマスカラ落ちて落ちてでもそんなのどうだっていいくらい泣けます。となりにすわってた少年はじぶんのお父さんに「これって泣く場面?」とかたずねてました。きみもいまにわかるよ。へへへ 【ギニュー隊長★】さん [映画館(吹替)] 8点(2006-01-11 17:10:04) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 言いたいことは沢山あるが、まずは一言。ブラボー!ジャクソン監督、よくやった。いろいろ異論はあるだろうけど、とりあえず名作映画のリメイクでここまでやれれば十分なんじゃないですかね。自分としてはもうコングとティラノの戦闘シーンで早くも「これは8点付けちゃる!」と決意してしまいましたが(笑)。何だか微妙にCGと役者が噛み合っていないように見える(気のせい気のせい!)カーチェイスならぬ"恐竜チェイス"も迫力があったし、伝説の"クモガニ"らしき物体も観られたので個人的には満足です。映画バカのカール・デナム役のジャック・ブラックが、途中で一瞬改心するのかと思いきや最後までバカを突き通してくれたのもGOOD。そして今回何より驚いたのがコングの表情豊かな感情表現。アンを苛めて悦に入るコング、黄昏に思いを馳せるコング。アンディ・サーキス、ゴラムから更に精進しています。ウィリス・H・オブライエンのコングがスクリーンに姿を現してから約70年、特撮技術が極限にまで進化した今、もはや映画に不可能なことは無いんだということを実感しました。最後にこれはエンドロールが始まっても最後の最後まで見なければなりません、理由はとにかく観れば分かります。 【かんたーた】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-19 13:59:18) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 ストーリーは誰でも知っていると思います。私も1976年版キングコングを映画館で見たし、それ以降テレビでも見てました。なのでこの映画をどのように演出するのかなという気持ちで見に行きました。冒頭の髑髏島に行くまでは『長いけど、この部分は必要だよな…』と思いながら見てましたが髑髏島についてからグイグイ引き寄せられました。コングと恐竜の戦いのみならず、でっかいムカデやカマドウマ(便所コウロギね)見たいなやつ。『あんなでっかい蚊に刺されたくないなぁ…』等とストーリーと関係ないところに感動してました。コングがブロードウェイから逃げ出してアンと2人?で氷の上で遊んでいるシーンは楽しげで、でももう島には帰れないしと思うともう目がウルウルです。最後のエンパイヤステートビルは髑髏島での頂かと思うとまたウルウルです。上映時間3時間はやはり長かったのかエンドロールが始まると多くのお客さんが席を立っていきました。でも最後にP・ジャクソン監督の、この映画に対する思い入れを感じました。 【まに】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-17 19:59:32) (良:1票) |