10.全部日本語で EEYAN。 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-10-29 22:18:55) (良:1票)(笑:3票) |
9.こういう作品は必ずといっていいほど、あそこがおかしい、ここがおかしい、て言ってくるあら探しさんがいるけど、あら探しの為に映画を見に行くなんてなんとも寂しい話ですし、そもそも外人が異国舞台の映画作って完璧に忠実なもの作れるわけがないでしょうにね。それを求めること自体無理な話ですし、むしろそのある種の誤解、違和感を逆に楽しむというのも一つの手なのです。監督のロブ・マーシャルの前作品の「シカゴ」だって本当は時代設定、細かい史実にいろいろおかしいところあるんです。だけど、彼の理想の美の世界として成立してるわけですよ。あくまでこれは「はなまち」というロブ・マーシャルの美の世界なのです。というわけでなかなか面白く見させてもらいました。ミシェル・ヨーもなかなかいいんだけど、個人的にはコン・リーがはまり役だと思ったな。すごくうまい。それと桃井姉さんも適役。なんていうか、ディズニー映画に出てくる魔女っぽい感じがグッド(笑)。お話はラブ・ストーリーなんだけど、ラブよりもむしろ芸者間での争い、女の戦いの方が面白かったな(笑)。水揚げのやりとりとかね、お客の取り合い、ああいうの好きです。 【あろえりーな】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-11 04:02:35) (良:4票) |
8.英語が不得手な私は基本的に吹替派なんだが、こういう作品も字幕で見る人が多いのにびっくり。そこまで意地にならなくても・・・って思うけど。日本人の吹替えは本人がやってるしさ。外人が意地になって役者に英語しゃべらせるなら、こっちも意地になって吹替えで見るのが日本人のささやかな抵抗だと思うのだが。 ストーリーははっきり言ってどうでもいいというか、単に女を人身売買する日本男児を描いているだけで、それに黙って従う健気な女を外人視点で描いている印象。こりゃ世界に大いなる誤解を巻きちらすのでは?と心配になるよ。所詮外人製作なのでワビサビも情感もなく、「男はつらいよ」か「昭和残侠伝」でも見て出直して来いって感じ。 【東京50km圏道路地図】さん [DVD(吹替)] 3点(2007-05-07 22:52:10) (良:3票) |
7.「ゲイシャを通してジャパニーズビューティ、オリエンタルエモーションを描くのだ、さあ桜だ、雪だ、五重塔だ、相撲だ、舞だ、踊りだ~! 主役? 西洋人には東洋人の区別はつかん、どうせ英語を喋らすのだからアジアンビューティのチャン・ツィイーだ! ミシェル・ヨーにコン・リーも使おう。台詞が多くても構わん、尺が長くなっても構わん、行け~マーシャル、撮れ~!!」とスピルバーグが言ったかどうかはわかりませんがそんな感じの映画でした。日本料理に例えるなら、寿司、すき焼き、天ぷらをどっかと食卓に並べられたようで、何かが足りない。そうだ、“お茶漬けの味”が足りないのだ、きっと。佐分利信と小暮実千代が卓袱台で涙を流して食べるあのお茶漬けの味が・・・。 【彦馬】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-16 12:55:10) (良:1票)(笑:2票) |
6.おぉぉ…日本を舞台にしたチャイナ三人娘の化けっぷりはいい感じでした。でもボクがロブマーシャルだったらこの三人を使ってキャッツアイを制作します。テーマ音楽はもちろん杏里です。 【くまさん】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-02 06:56:22) (笑:2票) |
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5.やっぱり一番好きなのはこの映画だな、と実感。 評判は低めなのですが、私がぜひ観てほしい!とおすすめするのがSAYURIです。
なんといっても映像の美しさ。和風を好む方なら気に入ること間違いなしです。 紆余曲折しながらのハッピーエンド。私は涙なしには観れませんでした。
俳優さんに関する豆知識を入れてから再度観ると、 また違った発見ができます。 【らんまる】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-03-16 00:12:01) (良:1票) |
4.ストーリーや京都の置屋自体が日本人にはめずらしい話では無いのでその点外国の人が観るポイントや狙いとずれてしまうのは仕方無いと思います。 しかし......。 共感できない薄さに問題が。 チャン・ツィイー、コン・リー自身は好きですが、やっぱり苦労話にチャン・ツィイー持ってきても苦労している風に見えない。ある意味ポジティブ過ぎて香港映画に見えます。そのうちワイヤーでつられて宙を舞うんじゃないかと心配になったくらいです。 もう今の時代日本文化のディープな部分に感銘をするという外国人は昔に比べて増えていると私は思うので、侘寂を的確に捉えていないと逆に外国でもウケないのでは?と言う見本の映画だったと思います。 しかし、典型的アメリカ人発想ですね監督は。こういう異文化に手を出さない方が良いと思った。 【森のpoohさん】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-19 10:36:20) (笑:1票) |
3.日本が舞台という大前提があるだけに、英語で会話が進んでいくことに違和感が拭えなかった。字幕スーパーではなく吹き替えを借りればよかった、とやや後悔もした。なぜ後悔したかというと、作品世界があまりにも美しかったから。映像美が評判よかったのでそれなりに期待はしていたが、充分期待に応えてくれた。軸にあるのはラブストーリーなのかもしれないが、それよりもサユリという一芸者の人生の激動期を時代背景を絡めながら描いている印象が強い。それだけにサユリの会長に対する淡い恋心よりも女同士の激しいバトルのほうが見応えがあったというのが正直なところ。そして芸者役たちの舞が素晴らしく、映画であることを忘れてショーを見ているような錯覚に陥った。ラストはやや拍子抜けしたが、それを補うに充分な魅力がこの映画にはある。 【HARVEST】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-07-18 06:45:41) (良:1票) |
2.この映画のつくる世界観にどっぷり浸れた。とりわけチャンツィイーに和のテイストを加えた姿は本当にきれいで心を射抜かれた。日本の伝統的な着物やしぐさなどに心を奪われたということは私も日本人であったということか。外国の人が見てどれだけ心を動かされるのかはわからないけど、この映画がアメリカ人によって描かれたことを考えると、和の美しさは世界に通用するのだろう。しかし、せっかくアメリカ人のつくった日本の美に魅了されていたのにアメリカ軍の登場により、うちくだかれてしまったのは残念。そこから少し冷めてしまった。それと、主要人物は3人の芸者だと思うが、日本人役なのに、それを日本人が演じていないことも重ねて残念。主役を張れるような世界に通じる日本人女優が出てきて欲しい。ま、とにかく、見所はたくさんあるけれど、一番はやはり芸者役を演じるアジア女優達のふるまいの美しさでしょう。和風の上質な色気にうっとりすること請け合い。 【日向夏】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-05 11:18:14) (良:1票) |
1.言いえて妙だけれど、“一国の文化”というものは、他国のそれと交じり合うことで、初めてその「本質」と「価値」が見出されるものなのではないか、と思う。 異国の捉え方と表現方法によって、自国の人々が“知らなかった”価値が生まれることもあるのだ。そういうことをこの映画は、燦然と見せつける。 「芸者」という女の生き方。望まぬままにその「運命」へと導かれ、その道程を生き抜いていく一人の女の様があまりに激しく、あまりに美しい。 辛苦の末にようやく手に入れた待ち望んだ“ぬくもり”。 しかし、それでも彼女は「芸者」なのだ。その人生には、もはや神々しさすら覚える。 必ずしも日本という国と芸者という文化を「リアル」に描こうとせず、その文化がもつ本質的な「美意識」を最大限に優先して描かれた映画世界が素晴らしい。 台詞の中に、英語と日本語が混在する脚本&演出方法にも、全然違和感がなく、演者の表現力を最大限に引き出す効果へと繋がっていると思う。 冒頭にも言ったが、他国の文化との“混じりあい”が、素晴らしい世界観を生み出した要因だ。 この作品は、どうやったって日本人だけでは、描ききることができない「日本映画」だと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-14 01:59:59) (良:1票) |