9.タヌキが昔からのテリトリーを人間から取り戻すべく奮闘するという題材自体,調理次第ではおいしくなったはずである。なのに,この抹香臭い内容はどうしたものか。そもそもタヌキ如きに人間様がコロコロ化かされたり,ましてや殺されたりと,もはややりたい放題なのがいけない。観ているうちに微笑ましいどころか,だんだん腹が立ってきたのは私一人だけではないはずだ。怪談・奇譚の類は百鬼夜行のシーンを見ればわかるように,絵空事としてしか受け入れられていない。そのことに気づかないタヌキ達が哀れではあるが,かといって共感は湧いてこない。環境保全も大事だ。だがそれ以前に人間も生きるのに大変なのである。そういう部分も描いてほしかった。このままでは何だかアンフェアな気分になって,不満だけが残る。「火垂るの墓」でケチョンケチョンに酷評した罪滅ぼしと思って観たのだが,藪蛇になってしまった。1点。ときに高畑さん,もう映画づくりとはすっぱり縁を切って,砂漠に植物を植えるようなエコロジー事業に情熱を傾注してはどうですか。あなたの生真面目さと文明批判の姿勢は,そういうところで絶対活用できる。嫌味や皮肉ではなく,本当にそう思うよ。 【Roxy】さん [ビデオ(字幕)] 1点(2005-11-07 15:59:00) (良:2票) |
8.「たぬき」という自然の代表者の視点による文明批判や環境破壊という問題提起の仕方があまりにも安易。文明の恩恵があるからこそ、エアコンの効いた部屋でアニメも作っていられるという事実を、監督さんはどうお考えなのでしょう?自己満足的な文明批判は簡単だけど、文明の恩恵を無視した代案無き批判など、それこそ無意味だと思います。 【FSS】さん 3点(2003-10-14 10:19:59) (良:2票) |
7.子供の為のアニメ映画じゃ無いわな。なんつーか、このアイロニーを嗅ぎ別けることが出来ないと、単純にお説教だと感じてしまうものなぁ。各氏の様な批評を浴びることを、百も承知で創ったんでしょう。不可逆で重いテーマと、勝手なヒューマニズムの板挟みを自ら感じながら、その矛盾を捨てずに描いた高畑氏の勇気は素晴らしいと思う。舞台は、高畑・宮崎の両氏が若き日に通い詰めた会社の在る場所。開発の一部始終を眺め、様々な葛藤や疑問を抱え、一介のサラリーマンでしかない無力な自分を、不甲斐無くも思ったでしょうなぁ。ラスト近くの「僕たちの森を返せ!」と言う叫びは、本気で切なかった。最後は幸せいっぱい夢いっぱい、且つグダグダ、のジブリ一連の作品よりも、優れていると思う。 【ぽろぽろ】さん 8点(2003-06-28 05:15:01) (良:2票) |
《改行表示》 6.だいたい分かってきた。火垂るの墓で思考停止させようとした監督氏、 今度は自然破壊で思考停止させようとしております。右か左かで言えばもちろん極左。 そのへんは断然宮崎さん派。比べるべき人がいたので出してみたけど、 たぬきの毛皮を着るなってって、裸で繰り出すようなまねをしております。 もうそろそろそんなんじゃ人の心は動かない。敵側、人間側だって「生きている」ことをちゃんと示さなきゃ。 時にそちら側に引き込まれてしまう事があっても。そこが宮崎氏の好きなところなんだけど、 結局どうしようもなかった、全部なくなってしまったけど芽がひとつ・・・という書き方は絶対できそうにない。まあそれも人間の勝手かもしれないし都合のいいことではあるが、 とりあえず純真なお子様に見せるべきか否かでみると、どうですかね。 久しぶりに極左の人間嫌いを見てちょっとげんなりしました。そこをどうにかすればもっと面白そうなんだけど・・・ |
《改行表示》 5.きつねの顔がいかにも狐っ!て感じが面白くて納得した。なんかエロそう………。 【西川家】さん 5点(2003-12-04 17:48:25) (笑:1票) |
4.必要以上の事は、先の意見にあるので敢えて言わぬが、簡単な話、説得力の無い無意味な努力。簡潔に言えば、それは例えばドロボーに「盗むのは良くない事」と言われるほど説得力が無い。物事の諦観は自己認識で充分。現代の子供たち(勿論大人にも)に、未来への希望としてを強いメッセージを残したいという意味付けはわかる。…が、最近のジブリ映画に共通して言える、環境問題(文明批判を含)として、実質描ききれない曖昧で押し付けがましいテーマ性。こんなものを観るぐらいなら、国営放送のドキュメンタリー番組を視る方が余程マシと言うもの。言ってはなんだが、タヌキからは教えてもらわなくても充分に分かっていますし、「自然を大切に」と言っている本人(ジブリ)が都会のど真ん中に生活し、文明の煽りを乞うのはいかがなものか。何もない壁に「落書きはしないで下さい」と注意書きをしたところで、壁が綺麗になる事はない。 【_】さん 2点(2003-06-28 22:35:24) (良:1票) |
3.どうしたぁー?!ジブリ、体の調子でも悪かったのかー?お前の実力ってこんなもんじゃねえだろー?やっつけかー?やっつけ仕事か?世界チャンピオンの意地を見せてくれぇー、 【もりしげひさや】さん 1点(2003-06-03 04:50:03) (笑:1票) |
2.はじめて見たときはラストの過酷さに胸が軋みました。<当時、確か小学生>その時は脳みそも小さかったので、最後の言葉も理解できませんでした。。。でも今ならわかります。ぽんぽこはきっと自然開発良くないうんたらかんたら。。。だけじゃなくて。。。言いにくいんですがラストのうた<この歌すっごく好きなんです!>みたいなメッセージもあるんだと思います、あくまでこれは私の感想なんですが、みんな一生懸命生きてるんだ、だから一緒にがんばろうみたいな。。。。たとえ生きてるばしょは違っても。高畑監督の作品や宮崎監督の作品は子供の頃に見ても、大人になってから見ても楽しめますね!子供の頃に見えなったものが大きくなって見えるようになるから<ちなみに私は高校生です>ぽんぽこも色んなものが見えてきて色んな発見」がありました!何回でも見たい作品です。<単に私の脳が小さいだけなのでしょうか。。。>コメント以上です。 【桃の宮うさこ】さん 10点(2002-06-22 17:38:08) (良:1票) |
1.どうも高畑勲監督の作品は好きになれない。こんなことを思っているのは自分だけだろうか?「火垂るの墓」「おもいでぽろぽろ」は結構良いと思った。しかし本作は何だろう?テーマは東京にも狸はいて一生懸命生きているって。そこまでは良い。しかしそれ以降のくどい自然保護を訴える展開にはウンザリした。そんなことをアニメ監督に言われなくても、自然が大事なのは良く分かっている。狸の目から人間界を批判するのだが、結局ここでやっていることはテロ行為の何ものでもない。その理由を本作では、人間と言う生き物が敵だからと訴える。狸の生息する場所が無くなったのは誰の責任か? あるTV番組のプロモーションで、小さな子供がこの映画を見た感想を聞かれたときその返答に困っていた。ただ「たぬきが可愛そう・・・」だって。“可愛そうな狸の責任”は、こんな小さな子供にもあると言いたいのだろうか? その背景には、公共事業の名を借りて行われる無益な開発にもあるのでは?そう言った深層部分まで踏み込まず、ただ製作者側のエゴイズムで作られたお陰で、この作品の登場が反対に狸を悪役にしてしまった気がした。更に本作では古典落語家を声優に使い、重たかったはずのテーマをオチャらけさしてしまってもいる。高畑氏は宮崎監督と旧友で、かつて学生運動にも参加したことを自慢している。思想家なのは良い。いつまでも信念を貫くのも良いが、どうもこの監督の“時代錯誤”には呆れてしまう。 【☆】さん 6点(2001-02-05 06:13:01) (良:1票) |