8.激しい性衝動に翻弄されるユダヤ人の少年が大人になっていくさまを、イスラム教徒であるイブラヒムおじさんとの男同士の友情の中で生き生きと描いていきます。ラストも素敵で忘れがたい映画となりました。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-04 06:43:26) |
7.モモの父親とイブラヒムおじさんから、思春期の娘と息子を持つ者として、親としての自身を省みて、足りない所を気づかされる作品でした。「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」と常々思っており、苦しさの先に楽しさがあるとの考えで接してきました。今日からは、それに「幸せだから笑うのではなく笑うと幸せになれる」をプラスしていく事を、軽快な音楽と淡々とした展開の本作のように肩肘張らずサラリと実行していきたいです。ところで、私はあの女優がアジャーニとは気づきませんでした。出演に感謝です。 |
6.確かに、イザベル・アジャーニにはびっくりした。 映画は淡々と進み後味のいいものでした。 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-05 13:30:35) |
5.最終的に通りの娼婦みんなと「なかよし」になってしまうモモ。支えあいの精神…(笑)90分足らずの映画でありながら、どこと無く暖かい気持ちにさせてくれる。なかなかに良いと思う。 【クルイベル】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-22 08:42:43) |
4.《ネタバレ》 想像していた「少年と老人のほのぼの交流ストーリー」を、良い意味で裏切ってくれた。ませガキモモ少年の16歳時代は、なかなかにアップダウンが厳しい日々。でもそれを軽快な音楽を上手く使ってカラリと見せている。イブラヒムおじさんの存在も、言っていることはコーランから学んだことなんだろうけど、説教臭さを感じず、心地よい重さに留まっている。ただしかし、トルコに旅立ってから後が人情臭くしんみりとしてしまい、ラストもポカッとした寂しさを感じる。あくまで好みだけれど、最後までカラッとした要素を残して欲しかった。イブラヒム役のオマー・シャリフの持ち味は素晴らしく、経験多い老人の程よい笑顔はとてもチャーミングだった。アジャーニ(20代くらいの役でしたね!)の変わらない美しさもすごいが、年を重ねる毎の美しさも軽くは見られないな、と思った。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-20 23:03:06) |
3.「すべての川は同じ海に注ぐ」「笑ってごらん、幸せになれるから」。 人生を悟りきったかのようなイブラヒムおじさんの言う数々の言葉に含蓄があって味わい深い。 ユダヤ人の少年を養子にするイスラム教徒のおじさんという設定といい、人種や生まれた土地など違えどみんな同じ人間だよ、というようなおおらかなメッセージが込められているようです。 おじさんはコーランに学びますが、そもそも宗教と哲学は人の生き方などについての指針となるところで共通するところも多くどの道をたどっても根本はそう大差ない気がします。 愛情に恵まれない少年に大きな慈愛を注ぐイブラヒムおじさんのオマー・シャリフは存在感があってとてもよかった。 終盤の展開にはびっくりさせられたがちょっと狙いすぎ?という気がしないでもない。 【キリコ】さん 7点(2005-02-07 19:28:05) (良:1票) |
2.「ユダヤとイスラムと言う宗教や国籍を越えて・・」みたいな内容と想像していたのですが、そんな肩肘張った所は全然なく、優しくて気持ちよい映画でした。「大事な事は全てコーランに書いてある」とオマー・シャリフは言うのですが、「だからコーランを読め」ってワケじゃないんですね。そして「コーランを読むな」って事でもない。人生と真摯に向かい合って生きて来た人の言葉は「宗教」なんて超越してます。いや、そもそも「宗教」とはそう言うもの。悪い結果を生む原因はそれを利用する人間にあるのです。それにしても、イザベル・アジャーニ?!全然気が付きませんでした・・ 【黒猫クロマティ】さん 7点(2005-01-31 15:06:24) |
1.全体的な流れが少し早い感じがするけどオマー・シャリフの存在感が圧倒的で違和感を全て持っていった。宗教を押し付けた感じもなく、後半は映像もいい。成長期にこんなおじさんがそばにいたら毎日楽しいだろうなぁと思う。男性が好みそうな映画ですね。 【ぷー太。】さん 7点(2004-12-06 17:50:06) |