59.《ネタバレ》 怪獣映画とブルース・リー以外で劇場で観た最初の映画がこれでした。展望エレベーターをヘリで吊って降ろすシーンで、消防隊員がエアマットに落ちた瞬間、拍手が沸き起こりました。スクリーンに向かって拍手するんだ~、と大人の映画観賞の仲間入りをしたような気分でしたが、劇場が拍手で沸いたのはそれが最初で最後。かなり特別な映画だったようです。先日久しぶりに観直しましたが、長い尺を感じさせないスペクタクルに感心。ディザスター系作品で、解決後に重たい余韻が残るという意味で現代の作品と比べても全く見劣りしない。エンタテイメントとメッセージが見事に調和しています。主演のおふたりは故人となりましたが、双方の良いところが上手く噛み合っていたと思います。エンディングでマックィーンが「いつか1万人が死ぬ」と予告したことが9/11と重なります。ビル火災とテロを同列にはできないけど、高層建築が人命を詰め込んだ凶器になるという意味では同義でしょう。最初に倉庫が燃え始めたとき背筋に禍々しい戦慄が走りました。火災に対して初見の頃より過敏になっている自分に月日の流れを感じた次第です。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-12 18:57:49) (良:2票) |
58.《ネタバレ》 今さらながら初見。しかし、古さも時間の長さも感じさせない怪作でした。主役2人の活躍もさることながら、意外だったのは上院議員と市長の描き方。「きっと権力を振りかざして我先にと逃げようとするんだろうなぁ」と思って見ていたら、しっかり“最期”まで立派でした。もし日本の議員や首長がこういう場に居合わせたら、どいつもこいつも醜態を晒すんじゃないでしょうか。そう考えると、ちょっと気が滅入りますが。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-11-26 19:07:28) (良:1票) |
57.《ネタバレ》 俺は元短距離走者だって、消防隊を呼んでくるって言いながら、さっきまで仲良さげにしていた恋人を火の海に置き去りにした普通の人。扉を抜けるなり、火だるまになるのですけど、あのシーンが一番火事の恐ろしさを表していたと思う。 【なたね】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-11-16 21:27:27) |
56.人類の驕りの象徴も、数十年後には観光客寄せのネタにされてることでしょう。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-11-03 15:43:36) |
55.パニック映画としてはよくできている。時間の長さを感じさせなかった。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-10-31 02:34:02) |
54.公開当時、2大スターの競演に大きく期待したものでした。他の役者陣もこれでもかと言わんばかりの豪華キャストです。なんでもかんでもてんこ盛りで、パニック映画の金字塔のような作品ですね。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-08-17 00:56:45) |
53.マックィーンとニューマンの共演って、考えてみたら凄い組み合わせ。『ヒート』でデ・ニーロとパチーノが共演した時くらいの衝撃(当時の観客にとってはそれ以上か)。内容はテレビで何回も観ているので分かりきっているし、『バックドラフト』なんかに比べたら、映像に古さを感じてしまうけれど、オールスターキャストの大作映画という看板は伊達じゃない。老詐欺師のエピソードが泣けるね~。パニック映画の金字塔。 【フライボーイ】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2010-08-04 00:18:14) |
52.パニック映画全盛期の代表作といえる傑作。豪華キャストの中に、後に「将軍」でブレイクするリチャード・チェンバレンが憎まれ役で出演していたのが、個人的に興味深いです。 その前後に公開された「ポセイドン・アドベンチャー」、「新幹線大爆破」と並んで個人的には3大パニック大作だと思います。 【きーとん】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-07-17 11:06:24) |
51.《ネタバレ》 3時間近い作品でありながら飽きることなく楽しめるパニック映画の名作だと思います。もう35年前の作品になるのですが、今観てもそれ程古さを感じさません。超豪華キャストの競演もお楽しみの一つ。やっぱりマックイーンはかっこいい。本当に何をやっても絵になる人ですね。フレッド・アステアやポール・ニューマン、フェイ・ダナウェイらの豪華な競演も印象に残りますが、その中でも最後まで人間の良心のカケラも見せない社長の馬鹿息子というヒール役を見事に演じきり、落下していったリチャード・チェンバレンが素晴らしかったと思います。生命の危機に立たされた極限状態の空間での様々な人間模様のドラマも実に見応えがありました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-10 23:18:48) |
50.数年前に問題になっていた耐震偽装の事件を思い出した。芥川の「蜘蛛の糸」も連想された。人間の真価はこういうパニック状態のときにこそ表れる。こんなとき、自分はニューマンやマックイーンみたいに動けるだろうか。二人の真剣な姿がカッコよい。油や汗や埃にまみれてる姿がオトコ臭い。エンドロールに二人の名前が横並びになっていたのには、作為を感じずにはいられない。いちおうニューマンが先輩なんだっけ。OJシンプソンも出ている豪華なキャスト(笑) 【おまいつ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-11-27 22:30:30) |
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49.■ポール・ニューマン追悼の意も込めて観賞。頭髪は薄いが、面長と通った鼻筋の均整、左右の目が非対称であることの美しさ、スマートに伸びた筋骨とそれを最大限に魅せる姿勢のよさ、といったビジュアル的な魅力は、氏の大きな武器だったことを再確認。「立てば芍薬…」というのも違うけど、演技以前の色気や存在感という点で、ニューマンは圧倒的だ。■クレジットではニューマンよりスティーブ・マックイーンの方が優先されている。当時の「番付」的にはそうなっていたものかどうか僕は知らないけれど、少なくともこの映画での出演時間はニューマンの方が明らかに多かったわけだから、やや疑問も残る。■「パニック映画の金字塔」という形容に相応しく、この長尺を全く飽きずに観させられた。実を言うと、特に仕事が忙しい時分、疲れた体を横布団に横たえつつ観賞したから、さすがに我慢できずに寝てしまうということを2回繰り返して、やっと3晩目に観賞し終えた。こうなると大抵の場合良い観賞感を得られないのだけれど、本作の場合は違った。連続ドラマ的な観方が出来たからだと思う。それが出来たのは、僕の方の条件によるものではなく、具体的にどうこうは言えないけど、この作品がそういう観方を可能にする筋立てになっているからじゃないだろうか。■フェイ・ダナウェイの美しさったら、ない。あのエレベーターで彼女と一緒に死ねるんだったら、もうそれでいいや、ぐらいに思えてしまう。 【麦酒男爵】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-08 23:10:47) |
48.《ネタバレ》 パニック映画の原点とも言える作品。高層ビルの手抜き建築で発生する火事、という実際に起こりそうな出来事を題材に、消防士と建築士の二人を中心とした人間ドラマに仕上がっていると思います。こけら落としパーティーにもぐりこんでいた詐欺師、建築費を横領していた副社長、災害時でも冷静に仕事をするバーテンダー、夫婦や親子等様々な関係が危険な状況下どう行動するかを見るだけで面白い。鎮火した後の空しい余韻も良い。 【なな9】さん [地上波(字幕)] 8点(2007-01-07 23:22:01) |
47.高所恐怖症なので あのエレベーターのシーンが怖いです・・・ 【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-28 06:07:50) |
46.《ネタバレ》 こういう大作を見るとパニックものはやはりハリウッドだなぁ~と感心しますよ。
私は途中でこれがこんなに古い作品だとわからない錯覚をおこし、
まるでスピルバーグの映画だなぁとか思いながら観てたのですが・・
ああそうか、音楽がJ・ウィリアムズなんですね!
次から次に襲うパニック現象と壮大な音楽そして・・
P・ニューマンをR・ドレイファスとだぶらせていた(笑)
「バックドラフト」も怖かったですがやはり規模が違う・・
火災の怖さもですがこれは天災ではなく人災といっていいでしょう。
工事の手抜きによる火災なのですから・・
最初は火災発見がなんでこんなに遅いのだろうと不思議でしたが、
火が回りだしてからの速いことといったら・・
こうなれば火は生き物です。
次から次へとと表現しましたが、
一番怖かったのがエレベーターです。
私は普段からあまりエレベーター(特に高層ビル)は苦手です。
エスカレーターに好んで乗ります。
突然止まったとしたらまだエスカレーターのほうが閉鎖感がないし・・
火災時のエレベーターなど乗りたくないです~!
後半のカゴでビルからビルにロープで移動するのは、
ちょっと・・アトラクション(絶対安全な)なら乗ってもいいかなとか(爆)
でもUSJのバックドラフトの火災アトラクションで飛んで逃げたんだからだめか(苦笑)
S・マックィーンを実は初めて見たのでいったいどのひとなのか最初わからなかった。
古い映画も観ているのにアクションを避けてるとこうなります・・
なかなか好感を持ちました。
ヒーローなんですが無骨なかっこよさというか渋いですね。
こういう役は子供が素直に憧れるような人で正解です。
こういう真面目に作られた大作は好感が持てます。
最後の冒険というか恐怖は火ではなく水というところが面白い。
私は水が怖い人なのでここが特に怖かったです。
聳え立つビルの頂上から水が吹き上げる・・
これは大画面で観るときれいでしょうねぇ。
火責め、水責め、爆発・・
地元のシネコンで最近「日本沈没」を観て面白かったので、
タワーリング・インフェルノやポセイドン・アドベンチャーがリクエスト上映されたら、
絶対観にいこうと心に誓ったのでした。
【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-20 23:18:53) |
45.はー、もう30年も前になるんですねぇ。 当時は大ブームでしたねぇ。。。^^ 「高層ビルって怖い」って刷り込まれてしまいましたよ(笑) 目の前にある炎を消しにいけないもどかしさが伝わってきます。 秀逸なパニック映画です^^ 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-04 23:54:43) |
44.二人ともいい男ですね!高層ビル恐怖症になること間違いなしの一本! 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-30 22:08:27) |
43.公開から30年以上も経っているのに今だ面白いのは、やはり名作だからか?さすがにレトロ感はあるものの随所で見られる緊張感がたまらない。加えて、スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンの二大俳優の競演が更に豪華さを演出している。脇役もフェイ・ダナウイを初め豪華!何度見ても面白い! 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-07 12:24:14) |
42.《ネタバレ》 猫だけじゃなくJ・ジョーンズも助けてあげて欲しかった。あの歳で巡り会った最愛の人に死なれちゃったF・アステアの泣きそうな顔には胸が痛んだよ。生きていたら必ず迎えに行くよって言葉が悲しすぎる。 【mimi】さん 8点(2004-10-11 21:28:49) |
41.『ポセイドン・アドベンチャー』の成功を受けて作られた本作は、いわば「続編」と呼べると思います。『ポセイドン~』は、逆さになった部屋というギミックが効いていましたが、火災ビルではそれは使えない。ただ火を避けて、一階に下りていくだけではつまらないな、と思っていました。すいません、浅はかでした。迷宮脱出ものだった『ポセイドン~』とは構図を変え、集団作業によるレスキューが大胆に取り入れられています。主人公は建築士ダグ(ポール・ニューマン)。ビル内に恋人がおり、観客が感情移入できる存在です。対する消防隊長オハラハン(スティーブ・マックイーン)の出番はずっと少ない。プライベートのことも判らない。なのに印象に残るのは、もちろんマックイーンの上手さもありますが、敢えて「通りすがりのプロのおやじに過ぎない」、そのかっこよさを徹底させたからでしょう。いやいや満喫しました。ただ、主人公二人のビジュアルがかぶってるのが気にかかりましたが。そしたらどっちが髪型を変えるかでまた大もめするんでしょうね(メイン主役をどちらにするかは、当時深刻な問題だったらしいです)。 【円盤人】さん 8点(2004-10-10 15:50:52) (良:1票) |
40.長いんですけど、全く苦痛に感じさせませんでした。むしろ、ラストのほうが物足りないくらいで(^^; まぁ、豪華キャスト皆に見せ場を作ったらこうなっちゃうんでしょうかね。高所恐怖症気味な私としては、火の恐怖よりもむしろ高層ビルの高さの方が冷や汗ものでした。 【あさしお太郎】さん 8点(2004-09-15 23:14:11) |