5.《ネタバレ》 個人的には好きな作品。ストーリーは有ってないようなもの。というと言い過ぎだけれど、一見重要そうに思える南北分断とか、戦争だとかは本筋とはまったくと言っていいほど関係がない。そこに目を奪われると、この映画の本質を見失ってしまう。主題はあくまでも青春ラブストーリーで、「SF的『眠れる森の美女』」とでもいうべき作品。 【万年青】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-11-23 14:31:53) |
4.《ネタバレ》 個人的には大好きな映画。現代なのか近未来なのかよく分からないところが逆に自分の好きな雰囲気をかもし出していました。北海道が外国で敵国という設定ですが、他のアニメと違って敵国の北海道の中の世界が一切描かれていないこともシンプルに主人公の心情、環境にのみ集中することができ、さらにハッピーエンドで終わることで爽やかに見終わることができました。 |
《改行表示》 3.DVDで見ました。 内容はよく周りから言われてるとおり、セカイ系というジャンルで間違いはないでしょう。自分はそういった世界観は嫌いじゃないので、とてもよく見れました。映画の中では複雑な単語がたくさん出てきましたけど、下の人が言ってるとおりそれらすべてを理解しなくても物語を楽しむことができました。 背景や、作画に関してはやはり文句のつけようがありません。最初の30分はそれらに釘付けでした。しかし物語が進むにつれ、じょじょにストーリーに引き込まれていきました。音楽に関しても耳に残る印象的な曲がいくつかあったと思います。 【田舎人】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-11 16:07:32) |
2.《ネタバレ》 「何を失うのかが、わかった。」そういって顔を埋めたシーン、漫画「わたしは真悟」のまりんの言葉「子供の時間が終わってしまう!」に重なって、ホントダブって見えた。根拠もなく高いところにのぼったり、ケンカしたり、誰かを好きになったこと、今じゃ懐かしい想い出です。何でもできる気がしてたからね。どんな未来も選べるような。あの約束はその子供時代との最後の絆だったんじゃないかと思う。それを壊したことでとうとう大人になったんじゃないかと。どうか大人の世界でも彼らが幸せでありますように。 【透き通るBlue】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-22 10:45:38) |
1.あの最果てにそびえる塔のわかりにくさが、勿体無い。並行世界という観念は、SFに疎い人(私含む)にゃわかり難いしね。しかし、胸の奥がチリチリと焦げ臭くなるような不快ではない青臭さや、埋めようの無い孤独に苦悶する主人公たちは、魅力的。既存のアニメの描写では、かつて無いといっていい個性だと思う。背景などの美術設定も、切ないカンジがとてもスキ。前作の悪趣味さもかなり濾過され、なおかつ際立つセンスがクッキリと輪郭を成している。今後の作品にも期待。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-04 10:06:06) |