5.嘘寒いノスタルジーと中途半端な自己嫌悪を一作品として昇華させたところで評価できる。 【michell】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-03 22:51:45) (良:1票) |
4.「平行宇宙」だとか、「神様のみる夢」だとか難しい単語は詳しく理解しなくてもOK。塔と彼女の因果関係、約束の場所が2人の青年と少女にとってどんな意味を持つのかを押さえておけば問題ないと思います。美術は相変わらず素晴らしいし、作画のクオリティは前作『ほしのこえ』より向上しています。出来としては決して悪くないと思いました。ただ、映画として好きかと問われると厳しい。気になる表現が多々ありました。吉岡秀隆の声が辛気臭い。どこかで聞いたような単語と台詞の羅列。壮大なスケールを小さな物語に閉じ込めたのはいいけど、奥行きが感じられない等々。自分の心のヒットポイントとズレていました。要するにノれないということ。俗っぽいのは好き。ベタは大歓迎なのですが、監督が得意とするセンチメンタリズムが肌に合わないみたいです。顔が大きめの少女のデザインなんか「萌え」ポイントだと思うのですが、全然心に響かない。(というか「萌え」文化が好きになれない。)自分にとっては、ストーリー以上に、作品の受け取り方が難しい作品でした。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-11-08 18:33:40) (良:1票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 前作「ほしのこえ」同様、監督が今まで見てきた好きなアニメや漫画から得た影響のみで作り上げたであろうパッチワーク作品ではあるが、ここで酷評されているほどにはヒドい作品ではない。 その製作姿勢は基本的に同人誌の延長であり、監督の自己満足が先にあるものだが、取りあえず、何とか商品として金を取れるレベルに仕上げてある点は評価できる。 確かに「並行世界」という陳腐なSF設定も近未来の世界観も、あくまでイメージ優先で、小難しい単語を使いまわしているだけで中身は薄っぺらく、独自の着想も皆無。「戦争」、「幼なじみの少女」、「並行世界」、「飛行機」、などなど、すべてが「イメージ表現」のために用意されたギミックでしかないし、主人公たちのやっている事や言ってる事も青臭く、やたら感傷的で自己陶酔的だが、その「青さ」も含めて、青春恋愛アニメとしてのテーマは押さえてある。 まあこれが普通の劇場版として、どこかのスタジオが集団作業で作ったというなら間違いなく駄作ではあるが、ほとんど一人でこれだけのものを作ったというなら、それなりの評価には値する(必要な機材を与えられても自分ひとりではとても出来ないし)。 あくまでイメージ優先のジュブナイルアニメであって、それ以上でも以下でもない作品。今はまだ「技術はあるが独創性は皆無」というオタク作家の典型だが、もう少しクリエイターとしての視野を広げて、オリジナリティの高いしっかりとした脚本作りが出来るようになれば、あるいは…。 PS.この作品はともかくとしても、今やハリウッド映画やディズニーアニメのスタッフにも日本の漫画やアニメの影響を受けていない人間はほとんど皆無という時代に、未だにアニメや漫画に偏見持っている日本人がいるというのが嘆かわしい…。 【FSS】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-08-05 15:57:47) (良:1票) |
2.登場人物全員に魅力がない。郷愁というより、童貞という感じ。 【Vanilla】さん [地上波(字幕)] 1点(2005-12-10 14:45:22) (笑:1票) |
1.アニメとしては最低レベルの出来。グラフィック・ソフトの性能向上によって背景美術「だけ」はそれなりに仕上がってますが、肝心の動画が、正にパソコンのちんまりしたモニターで作った素人レベル。デッサン・書き込み・動きという動画の基本が全くなってない(ま、ほとんど動かないんですけどね)。13インチのブラウン管なら多少は見れるかもしれませんが、そんな程度の物を映画にして欲しくない。おたく好きしそうなパラレル・ワールド的世界観も何の為の設定だかさっぱり判らないし、それらしい用語を並べただけで、物語世界の奥行きもオリジナリティも全く感じられない。吉岡秀隆のボヤキにも似たモノローグも話のテンションを下げるばかり。一体いつからアニメの主人公は女々しい男ばかりになっちまったんだ? 2点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-10-18 00:04:48) (良:1票) |