8.鮮やかな緑、黄、紅・・・。ヴィスタ画面ではハリーの全体を横長に据えるのではなく、足の裏のアップなど縦に捉える構図のユニークぶりが楽しい~。オープニングクレジットで横に転がっているハリーのイラストがお気に入り~。オトボケ調のハーマンの音楽もお気に入り~。銀幕デビューのキュートなマクレーンはもっとお気に入り~。ハリーの見え隠れとともに、取り巻く連中も自らの思惑や打算や思い込みが見え隠れし、妙な連帯感が生まれているところへ、スケッチされたハリーまでもが目を見開くユーモア性にヒッチを見ました。しかしホンマの災難は、職務に忠実であるだけで、観客から敵視される保安官代理のカルビンですな。 【彦馬】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-07 17:13:18) (良:3票) |
7.「あ~~もういいよ!ハリーの事は俺に任せろ!」と叫びそうになった自分は完全にヒッチコックの掌の上。 【オニール大佐】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-11-25 22:40:05) (笑:2票) |
6.実に礼儀正しい死体なんだな。一番日常の対極にあると思われているものが、美しい田園風景の中にあることのおかしさ。しかも誰もびっくりしないの。絵描きがスケッチに描き込んでから気づくユーモア、船長のいろいろな独白も面白かった。とにかく語り口のうまさね。みながシャベル持ってぞろぞろ歩いている楽しさ。あるいはオールドミスが告白すると決意する中に含まれている“自分だって男に襲われるのよ”と公言したい気持ちの微妙さ。そして無駄のなさ。靴を盗んでいった浮浪者も、気づかぬ医者もちゃんと役立つ。開いてしまうドア、子どもの言い間違い、まで。ここまで丁寧だと窮屈に感じそうなのに、そこがイギリス生まれの人の根っからの体質なのか、品の良さなのか。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-03-04 09:47:29) (良:1票) |
5.サスペンスなのにとても穏やかで笑えて、最後まですごく楽しめた。それにあれだけほのぼのとストーリーが進行いて行くのに、サスペンスらしい緊張感を醸し出していて、そのヒッチコックの演出力に驚きと感動を覚えました。そして、S・マクレーンは期待通りの美しさで、彼女を見れただけでこの映画を観る価値は十分にありました。ありがとうヒッチコック。ヒッチコックに大きな拍手。 【ボビー】さん 8点(2004-07-27 19:51:19) (良:1票) |
4.ハリーの「災難」とは、死んだことなのか、死体を何度も移動されたことなのか、それとも本来主役のはずなのに顔すら写らないことなのか? 【STYX21】さん 7点(2003-11-13 20:28:25) (笑:1票) |
3.「俺、ハリー役で出たんだぜ!」って言う人がいても、信じてもらえないと思う。 【horicks】さん 8点(2003-05-17 22:32:25) (笑:1票) |
2.良く訳がわからない、それで良いんです。あの映画は。ちょっと、とぼけた巧妙さといいましょうか、不思議な感覚のあの映画こそ、ヒッチコックの作風と言うか、味わいなんです。 【奥州亭三景】さん 7点(2001-06-27 19:59:40) (良:1票) |
1.ヒッチコックの中で別枠で好きな作品。あの人のおとぼけ感覚が良く出てるし、ニヤニヤしてしまう。 【プリン】さん 10点(2000-11-21 11:05:23) (良:1票) |