196.随分前に休みの昼間にテレビで放映してたのが初鑑賞だったな。その時はタイトルも前知識なく観出し、すぐに『怒れる』のコメディだとわかったけれど、私は本家よりも気に入った。たぶん物凄く『日本人あるある』に共感してしまったのだと思う。それからも数回見る機会があったが、この緩さ、いいね、やっぱり。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-12-09 02:27:00) |
195.寝床でなかなか寝付けなかった数日前の或る夜。 いつもはラジオ番組のPodcastを聞きながら眠りに就くのだけれど、適当なものが見つからず困った。 何かしら誰かと誰かが話し合う声を聞きながらだと眠りやすい性質なので、何か無いかと考え、ふと某動画配信サービスで「12人の優しい日本人」を探した。
本編はもう何度も観ているので内容は熟知しており、イヤフォンで台詞回しだけ聞いて心地いい映画は他に思いつかない。目論見通り20分ほどで眠りに落ちることが出来た。
ただ、やはり再び全編を観返したくなったので、翌日再々々々々…鑑賞に至った。
「面白い」なんてことはもはや言うまでもないことで、三谷幸喜脚本の映画作品の中では、今なお最高傑作だと思う。
気がつけばもう20年以上前の作品なので、出演している役者たちがそれぞれ「若い」ことも感慨深く思える。 塩見三省、相島一之、上田耕一ら今や映画・ドラマに欠かせない名バイプレイヤーたちの演技が何度観ても良い。 タイミング的に、出演している俳優たちの殆どが、この映画で初めて存在を知った人たちなので、その後の数多くの作品に出演している様を見つける度に、「あ、この人は『12人の優しい日本人』に出ていた人だ」と今なお思うことが多い。
中でも、陪審員8号(主婦)を演じた山下容莉枝などは、その後に観た出演ドラマなどの多くでは、薄幸でやや性格の悪い役柄を演じていて、その度に「こりゃやってないな!」の台詞を思い出しながら、「あの時はあんなに陽気だったのに……」と錯綜してしまう。
とまあすっかりと、自分の映画ライフそのものに染み込んでいる映画と言える。 これからも何度も見返すだろうし、しばらくは引き続きこの映画の「台詞」を聞きながら眠りに就く日々が続きそうだ。 「ジンジャエール!」とか聞こえてくると、ついつい画面を観ちゃうのだけれど……。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 10点(2013-10-11 00:18:27) |
194.2013.03/18 鑑賞。三谷幸喜らしい原作、脚本。 「12人の怒れる男」は若い頃、感動した作品。でもこれを見事に日本人の特質を捉え逆説的に展開、マイッタマイッタ。しかし面白いが感動には・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-05-13 22:44:26) |
193.おもしろかった。 でも、ふつうの面白さしかなくて、元の題材の映画に比べるとがっかり。 土俵は違えど長い年月たっててこんなに差がでるのはつまらん。 本気の度合いが大きく違うと思う。 コメディもぎりぎりまで攻めて、本気でやるべきだ。 安全圏の笑い。 変な期待はせず、ほのぼのお茶すすりながら観るといい映画。 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-05-02 02:35:28) |
192.『12人の怒れる男』って、これ日本だったら、ってついつい考えつつ見てしまう。三谷さんもそうだったんだろうな、と凄く腑に落ちた。その感想文をドラマにしたような本作は、単なるパロディではなく、日本人論として良く出来ている。①まず情から入ってくること。被告に同情するか否かが、ポイントになる。②個人より団体戦になる。チームが出来てしまい、無罪派は有罪派に負けるなっ、で気勢が上がる。③傷害致死で妥協しようと、落としどころを探る。ここらへん、いちいち笑ったが、日本社会のいろんな場面で目にしていることばかりで、そうそう笑っててもいられない。④休憩時間で雑談っぽくなると、みなけっこう喋りだすのもリアル。一番分身のように感じたのは上田耕一で、議論とか会議とかは向いてないんです、と逃げ腰。議論がほとんど喧嘩として神経を傷めつけてくる。でも何か役に立たなくちゃと思い、有罪・無罪と書かれた専用の投票用紙をせっせと作ってる。「縁の下の役割りなら一生懸命手伝います、そっちやりますから議論は勘弁して」というスタンス。これ分っかるなあ。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-01-17 09:55:48) (良:4票) |
191.山田監督の100選で二度目の観賞です。本家、リメイク、これと観ましたが、何故かこの映画の人間関係が一番嫌に感じられます。やっぱり、日本人としての鏡を見せられてるから・・・?それだけ、脚本が秀逸ということかな。 【min】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-12-27 20:23:44) |
190.三谷作品なので、もっとパロディ化してオリジナルからかけ離れているのかと思いきや、意外や意外、オリジナルをかなりの部分で踏襲していました。
もちろんそこはうまくオリジナルも裏切っており、鑑賞後十分な満足感を得られました。 【たかくん】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-11-09 20:16:36) |
189.良くできた映画。 不幸なのは、「怒れる男」を念頭に置いて評価されてしまうこと。 あれがあるからできたお話であるのは事実だが、全く独自の、オリジナリティあふれる内容になっていると思う。換骨奪胎とはこのこと。 【satoshi】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2012-06-02 23:37:49) |
188.おもしろかった。 「失敬」ってセリフがタイミングが悪く、序盤心配したけど、 後半自然に痛い人になってて挽回。 怒れる人たちと比べられるのはしょうがないけど、 こちらは女性が二人入ってるし、コンビニとか言ってるし、 時代はかわるともう一回りあるのかと驚いた。 また観たい。 |
187.オリジナルに敬意を表さないわけにはいかないが、私はコメディの要素の強いこっちの方が好き。日本人だし親しみやすいというせいもあるが、全員一致だから間違いないだろうという根本を「いやまてよ、もしかして」という素直な疑問から入るところが良い。あちらが「怒れる」に対し、こちらは「優しい」というのがまた良く、人間愛というものが感じられる。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-01-30 18:08:08) |
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186.あっち行ったり、こっち行ったり話はめまぐるしく展開、才気煥発、面白い法廷ドラマなのですよね。が、いかんせん元ネタがメジャー過ぎて、今一つ「二番煎じ」感がぬぐい去られず、くやしいなあ。 【ねこひばち】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-01 20:53:09) |
185.これは『十二人の怒れる・・』とはまったく別物。同列に比較して論ずることはまったく意味がないと思います。パロディーとは言わば「からかい」なんですから。同列に論じたら、本家に対しても失礼。とはいえこの国にはいまだ確立した解釈はないので、みんながそれぞれ勝手に思い込んでますね。誰か何とかしてほしいもんです。まとにかく、これはコメディの一作品。アハアハと笑いつつ、最後は鮮やかなオチにうなる。完璧! 蛇足ですが、そもそも日本の陪審員制度、という設定からすでに「ギャグ」(将来はこれがギャグとして通じなくなると思うとそこは残念)。だから(解説するのもおこがましいが)本作はトボケた味が身上です。本家のようなシリアスさ、重厚さとは無縁。三谷氏のセンスのよさは、元ネタの重々しさを逆転して、ここまで軽い笑いに持っていき、しかも多かれ少なかれ誰にも「日本人てこうだよなあ」と思い及ばせたこと。また本作は「舞台としてはよくても映画としてちょっと」という声もわかるけれど、中原監督はかなりがんばったと思います。キャスティングもよかったしね。 【おばちゃん】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2011-08-07 10:34:38) |
184.2時間ずーと話し合い。なのにとても面白い。演技力と脚本だけで勝負している映画って見ごたえありますね。三谷さんの映画は、前半やや退屈なことが多く、中盤あたりからどんどんヒートアップしていくものが多いですね。この映画もそのタイプです。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-07-05 22:49:43) |
183.「12人の怒れる男」より好きかも。必ずこの12人の中に自分がいるはず!!僕は1号と2号かな。 【Q兵衛】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-10-27 11:30:41) |
182.出だしはいかにも日本映画にありそうな雰囲気で苦手だなぁって思ったのですが、いざ本題に入っていくと徐々に引き込まれました。最終的には12人それぞれの個性がよく表現されていて、高評価も納得という感じでした。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2010-07-23 09:28:02) |
181.本家よりも1点高く評価しました。何故か?それは私が日本人だからです。アメリカで生まれていたらおそらく1点低く評価していたことでしょう。なんちゃって。 磁石の永沢くんクリソツの彼が熱く語るのがとても印象的だった。相当面白い。 【ピンフ】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-03-08 14:08:54) |
180.オリジナルとどうしても比べてしまう・・。 この映画とリアルな陪審員制度を比べるのは無意味。 これはあくまでコメディ映画だと思う。 どうせ笑わせるんならもっとバカやってほしかったかも。 ちょっと中途半端感が否めませんでした。 【おーる】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-12-26 21:58:42) |
179.脚本だけでここまで作れるということを示した作品。 陪審員の話なのに最後まで加害者も被害者も写真すら出ず,基本的には12人が2時間話合いをしているのを見るだけ。音楽もほとんどなし。 それでも伏線をきっちりと回収し,最後のオチはなるほどと思わされたのでなかなか楽しめた。 リアリティは特にないけど気にならない。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-05 18:19:53) |
178.「十二人の怒れる男」を観る前だったら楽しめたと思われ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-09-28 21:42:28) |
177.この映画を初めて観たのは、深夜でやっているのをたまたま見かけたのがきっかけです。 途中からでも、不思議と引き込まれる映画で結局最後まで見て、最後のエンドロールで 三谷幸喜脚本!にビックリしたのを覚えています。 その後、最初から見たくなってレンタルで借りて全部見て、社会人になった後、DVD作品になってるのを本屋で見かけて思わず買ってしまいました。 日本人らしい優柔不断な感じが、面白く描かれていて、日本人が陪審員なんて文化的に向いてないよなー、なんて思ってたけど、時は流れて裁判員制度導入。 優しい?日本人はどんな答えをこれから出していくんでしょう? 【バニーボーイ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-09-25 08:24:06) |