カナリアの投票された口コミです。

カナリア

[カナリア]
Canary
2004年上映時間:132分
平均点:6.44 / 10(Review 18人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-03-12)
ドラマ
新規登録(2005-01-16)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2010-11-04)【イニシャルK】さん
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監督塩田明彦
キャスト石田法嗣(男優)岩瀬光一
谷村美月(女優)新名由希
西島秀俊(男優)カルト元信者・伊沢彰
りょう(女優)光一たちが出会う女・咲樹
つぐみ(女優)光一たちが出会う女・梢
甲田益也子(女優)光一の母・岩瀬道子
水橋研二(男優)カルト信者・ジュナーナ
戸田昌宏(男優)カルト元信者・吉岡
品川徹(男優)光一の祖父
渡辺真起子(女優)
脚本塩田明彦
音楽大友良英
撮影山崎裕
製作佐々木史朗〔製作・1939年生〕
中川滋弘
バンダイビジュアル(『カナリア』製作委員会)
川城和実
配給シネカノン
編集深野俊英
録音郡弘道
照明佐藤譲
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【口コミ・感想】

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2. 95年に行われた教団への強制捜査にて、警察は毒ガス攻撃に備えてカナリアが入った鳥篭を持って施設に潜入したのだという。カナリアは有毒なガスなどにとても敏感で微量なガスでもすぐに死んでしまうからだとか。そのカナリアはまさにこの物語の少年と少女を表していると言えよう。厳しい現実社会に無防備なまま立たされた少年少女が、反発しあいながらも時に協力して必死で生きていこうとする姿は感動的だった。たしかに、一瞬で頭髪が白髪になる(科学的にありえない)など、わざとらしい演出もあったが、現実の宗教団体をモデルにしたと思しき教団のリアルな描き方や、少年少女のロードムービー的な面白さもあって、あくまでエンターテインメントとして昇華させているので、すごくこの物語に引き込まれたのです。  また、俳優たちの演技も素晴らしかった。とくに主演の石田法嗣と谷村美月の演技には圧倒されました。いつでも遠くを見つめているような眼差しが印象的で、それは自分たちを取り巻く社会への不安と明日を見つめる希望に満ちていたのではないでしょうか。
ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2006-10-29 21:32:17)(良:1票)
1.過剰な言葉。ハンディカメラを多用して疾走する子どもを追う。現実には口に出さないような弁論的な言葉を発し続ける人物たちが現実とは違うもう一つの世界へと連れて行く。それはどこなのか、と聞かれたら「別の世界」と言うしかない。もう少し具体的に言うなら、「もっともらしい場所で、もっともらしいことを喋り、もっともらしい行動を取る世界」つまり非現実の世界だろう。映画が虚構であるという事実は、ここまでしないともはや伝えることができないのかもしれない。塩田監督が創り出した世界はラストの向井秀徳の自問自答に至るまで素晴らしかった。それは新興宗教に顕著にみられる組織と教条とを、国家の相似形として表現した世界だ。宗教集団の白のイメージやとめどない緑色の流出といった色彩感覚がその世界をさらに極端にする。徹底してフィクションを作ることに努めた彼の方向性こそ大正解だと思いたい。過剰な言葉の森を抜けるのに必要なものは言葉にはならない「何か」だろう。この「何か」は、「繋がれた手」と「疾走」が全てを表している。主人公の光一がバットで車を壊す。由希が男に手錠をかけて車から出る。二人は殴りあう。後ろからクラクションが聞こえたと同時に二人は手をつなぎ走って画面から消える。このシーンこそ「カナリア」をよく象徴している。手が繋がれた瞬間だけ、異様でグロテスクな教義に包まれた世界は消失する。それでもまた離れて・・・・でも最後は繋がる。あらゆる悲しみを受け入れて劇的な変化をした少年を前に、もはや言葉も言葉をなくす。全ては「生きてく」に辿りつく為。
Qfwfqさん [映画館(字幕)] 8点(2005-04-03 02:32:45)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 18人
平均点数 6.44点
000.00%
100.00%
215.56%
300.00%
4211.11%
5316.67%
615.56%
7633.33%
8316.67%
915.56%
1015.56%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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