セリーヌとジュリーは舟でゆくの投票された口コミです。
Menu
みんなのシネマレビュー
作品情報 セ行
セリーヌとジュリーは舟でゆくの口コミ・評価
>
(レビュー・口コミ)
セリーヌとジュリーは舟でゆく
[セリーヌトジュリーハフネデユク]
Celine and Julie Go Boating
(Céline et Julie vont en bateau)
1974年
【
仏
】
上映時間:192分
平均点:7.25 /
10
点
(Review 8人)
(点数分布表示)
(
ドラマ
・
ファンタジー
)
新規登録(2005-01-25)【
あまみ
】さん
タイトル情報更新(2012-04-28)【
にじばぶ
】さん
・
Amazonにて検索
・
Googleにて検索
・
Yahooにて検索
・
Twitterにて検索
Tweet
・
ブログに映画情報を貼り付け
監督
ジャック・リヴェット
脚本
ジャック・リヴェット
字幕翻訳
寺尾次郎
◆テーマカラー◆
◆検索ウィンドウ◆
作品名
人物名
新規要望 邦題
新規要望 原題
変更要望 邦題
変更要望 原題
レビュワー
◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード
人気コンテンツ
●TOPページ
●映画大辞典
●上映中レビュー一覧
●公開予定作品一覧
賞情報
●アカデミー賞
●ラジー賞
●ゴールデングローブ賞
ランキング
●平均点 ランキング
●平均点 邦画ランキング
●平均点 ワーストランキング
●投稿数 ランキング
●マニアックランキング
要望ページ
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
サイト内検索
Web
www.jtnews.jp
口コミ・感想
心に残る名台詞
エピソード・小ネタ情報
心に残る名シーン
関連作品
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)
【口コミ・感想】
別のページへ
【
新規登録順
】 / 【
変更順
】 / 【投票順】
1
>>
お気に入りレビュワーのみ表示
>>
全レビュー表示
>>
改行表示
 ※
《改行表示》
をクリックすると個別に改行表示致します
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「
カスタマイズ画面
」でどうぞ
3.
《ネタバレ》
ナンセンスで可愛くてちょっと怖くて摩訶不思議な世界。セリーヌとジュリーが運命的な出会いをして、二人が「物語の館」(幽霊屋敷みたいなところ)へ侵入することが病みつきになってしまうように、この映画に出会ってしまった観客はきっと、二人の冒険に夢中になってしまうことでしょう。ジャック・リヴェット監督はよくその作品のなかで、「映画」と「演劇」、あるいは「人生」と「舞台」との差異を懐疑的に探求しているようにみえます。この作品の場合は「物語の館」の中の出来事が「演劇」に見立てられます(一度だけ唐突に拍手が鳴ることもそのことを暗示しているようです)。そこでは一人の少女をめぐるある「陰謀」(これも必ず描かれるテーマの一つ)が、いつ覗いても同じセリフ同じ間で繰り返されているのです。セリーヌとジュリーは二人で一役の、少女付きの看護婦として、何度も物語の中に侵入し、ときにはセリフを間違えたり、二人いっぺんに登場してしまったり、挙句、筋書きを変えて少女を助けようとしたりします。この辺りは、即興やアドリブで厳格な芝居ををメチャクチャにしているような面白さがあります。また二人はお互いの服を勝手に着たり、看護婦の制服や黒タイツ(「吸血ギャング団」のイルマ・ヴェップへのオマージュ)など同じ格好をしたりしているうちに、はじめのほうではエキセントリックにみえたセリーヌにかわって、後半はジュリーのほうが暴走気味になり、二人が入れ替わってしまうようにも見えるのです。そしてついに二人は「物語の館」の住人たちを館の外(そこはパリで「映画」の世界を意味しているようにもとれる)に飛び出させてしまいます。しかしはたして本当に物語の世界から抜け出せたのでしょうか。それとも逆に物語の中に閉じ込められて、メビウスの輪のようにグルリとねじれてもとのところに戻ってしまっただけなのでしょうか。CGも音楽さえもなく、ドキュメンタリー的ですらあるのに、ファンタジーでもあるという、なんとも説明のつかない不思議な魔法の迷宮みたいな映画です。「不思議の国のアリス」に着想を得て、監督や出演者でアイデアを出しながら作られたそうで、その豊かな感性には脱帽します。リヴェット監督は長くて難解だといわれますが、これは何も考えずに観ても面白くて楽しめると思います。映画の魔法にかかって出口を見失わないようにしなくては(笑)。
【
あまみ
】
さん
10点
(2005-01-25 14:23:23)
(良:2票)
2.初めはスタッフもキャストも手探りで動き回ってる感じ。フィルムを自由に遊ばせて何かが面白く動き出すまで待ち伏せしている感じ。映画を商品として観客に提示するなら、そういう部分はカットして完成した部分だけを盛り付けるのが料理人の倫理であろう。でもこの監督は完成に向けられた時間にこそ映画本来の時間があると思い込んでいる(『諍い女』)。彼はスキヤキ屋なのだ。すでに焼けた肉ではなく目の前で焼けていく肉を味わってもらおうというのだ。これは一種の冒険であり、下手するとその実験性だけが評価されて映画としては退屈、となってしまいかねないものでもある。実際『北の橋』は、とうとう肉が焼けずに終わってしまった感じ。しかし『地に堕ちた愛』や本作では成功した。とりわけ本作。ただただフィルムが回って主人公たちの閉じた世界が紹介されていると思ってたら、いつのまにか冒険に入っている。アメリカ映画から見ればメリハリがなさすぎるが、それだけ冒険に入り込んでいくときの「アレレ」感は新鮮。いつのまにか世界が不思議の国に飲み込まれていたという感覚。そしてさかさリンゴ屋敷が楽しい。断片として現われるいくつかの幻視、階段やドアでの意味ありげな出入り、さかさの人形、倒れる女、などが繰り返され次第にストーリーを構成していくジグソーパズル。ヒロインが交互に幻視を見るのだが、そのつど幻視を見る担当者が看護婦役になって登場してくる。まったく同じカメラ位置で同じシーンが繰り返され、看護婦役だけが違ってくる二人一役のおかしさ(ブニュエルが『欲望のあいまいな対象』を撮っていたのもこの頃か)。さらにどうも少女の危難が分かってくると、現実の二人は助けに入り込んでいく。ここらへんのスリルは『裏窓』でG・ケリーが眺めるだけの存在だった筈のアパートへ入り込んでいくスリルを思い出させる。この映画の楽しさは純粋に遊びとしてのものだが、ラスト、幻の登場人物たちが幽霊メイクのまま舟で滑り抜けていくシーンのゾクゾクッとする感じは、映画全体の薄く透明な脆さと敏感に共鳴しあっていた。サイレント時代だったら遊びに徹することが充実になっていたのに、今ではニヒリズムが立ち込めてしまう。この衰弱は社会の責任なのか映画の責任なのか。現代で遊び続けようと決意することは、亡霊たちに魅入られながらの衰弱を受け入れることに外ならず、そこに本作の凄味が感じられるようなのだ。
【
なんのかんの
】
さん
[映画館(字幕)]
8点
(2011-10-16 10:03:11)
(良:1票)
1.冒頭のセリーヌとジュリーの出会いから即興ならではの先の読めない展開で、終始ワクワクしながら好奇心旺盛な二人に誘われるように不思議な世界を共に堪能してゆきます。キャンディを舐めている間だけ覗ける異世界のドラマはキャンディを舐めきると当然そこで中断します。主人公二人と同様に早く続きを見たくてしょうがない。翌日またキャンディをほうばると待望の続きではなく同じ場面が重複して展開される。「もう、そこは見たって!」私がそう思うように彼女等もそう思う。そんな共感に嬉しくなりながら、異世界に入ってゆく二人と同じように、いつのまにか映画の中に入ってゆく自分がいる。あまみさんがご指摘のように、異世界に入っていった二人は芝居をメチャクチャにしているようで、反対に映画の可能性を提示しているようです。“なんでもあり”な映画の素晴らしさ見せてくれるリヴェットの傑作。そしてリヴェット作品一番のおすすめです。
【
R&A
】
さん
[ビデオ(字幕)]
8点
(2005-05-09 16:56:49)
(良:1票)
別のページへ
【
新規登録順
】 / 【
変更順
】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★
:2日以内に新規投稿
《新規》
:7日以内に新規投稿
★《更新》★
:2日以内に更新
《更新》
:7日以内に更新
【点数情報】
Review人数
8人
平均点数
7.25点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
1
12.50%
3
0
0.00%
4
0
0.00%
5
0
0.00%
6
0
0.00%
7
2
25.00%
8
4
50.00%
9
0
0.00%
10
1
12.50%
■ ヘルプ
ユーザ登録した、で、どうやってレビューできるの?その1
ネタバレって?
自分のレビューだけ≪良レビュー投票≫のリンクがない?なんで?
(詳細はブログにて)って何?
新規投稿したのに日付が古いまま!?
好みの近いレビュワー と お気に入りレビュワー とは
ログインしていない場合レビューページが更新されない
新作が登録されてない!どうしたら良い?
スタッフ・キャストを増やしたい(変えたい)場合は?
新作から旧作に変更する条件について
© 1997
JTNEWS
▲