5.減点要素がやはり見当たらなかった。すばらしい作品にめぐりあえて幸せです。3時間強ですがおすすめします。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-01-25 11:02:12) |
《改行表示》 4.映像の美しさへの執着心はやはりすごいと思いました。今の時代に撮影してもこれほど美しくは撮れないでしょう。 そして最後のセリフ。壮大な叙事詩とそれが一瞬にして自分の背景になる感覚。なんなんだ、一体。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-09-21 20:44:43) |
3.感想のためにいろいろと考えたり、書いたりしてみたのだけれど、そのつど「バリー・リンドン」が持つ、凡人が評するのもおこがましいくらいの完成度で打ちのめされてしまい、けっきょく何を書いても陳腐な文章になってしまう。だからもう、「バリー・リンドン」と聞かれたら「大傑作」と答えるしかない。もうね、映画の星からやって来た完璧(パーフェクト)超人だったんじゃないですかね、キューブリックは。超人パワー1億くらいの。 【ウーフー】さん 10点(2003-10-15 22:43:37) |
2.自分の大好きな映画。完全に絵画に徹している(そこが自分にとってツボ)。そのためにキャラクターたちの人間性をとことん排している。だからと言ってストーリーがつまらないということは決してなく、客観的に捉えることでかえって主人公バリーの愚かしさや哀れさが見えてくるような気がする。キューブリック映画と言うと「時計じかけのオレンジ」がクローズアップされるけど、これも忘れて欲しくない。 【うべばんぼー】さん 10点(2002-01-06 23:47:25) |
1.アイルランドにおいては元来裕福な家系であったレドモンド・バリーの栄華と凋落を絢爛豪華に描いたあまりにも美しい逸品。2001年宇宙の旅、時計仕掛けのオレンジと謎と暗喩に満ちた未来世界を過激に提示したキューブリックが18世紀貴族の世界をかくも丹念に描ききったその才能に改めて驚嘆する。上映時間は3時間強あるが、アイルランドの緑の草原に赤を基調とした英国軍隊の行進、貴族社会の豪華な衣装やセット(ドラえもんさんのいうとおりワンシーン毎がまさに絵画のごとし)とその裏に蠢くドロドロとした愛憎、バリーが人生の岐路に差し掛かったときに行われる1対1の決闘シーンなど見所満載で飽きることはない。それと、やはり本作でも音楽の使い方が素晴らしい。余談だが本作を見た黒澤明はそのあまりの完璧さに衝撃をうけキューブリック本人に賞賛の手紙を書いたという。 【ダイ】さん 10点(2001-07-15 23:49:59) |