6.《ネタバレ》 ラストは小さい頃にシスターに叱られたトラウマでうろたえちゃって落ちたんだと思ってたんですが違うの?同僚を亡くしたトラウマからなる高所恐怖症に始まり、愛する女をそのトラウマのせいで失うという二重のトラウマを抱え、ラストで一気にトラウマを克服したとたんに女が自らのトラウマによって死ぬという構成に、巧い!と思ってたんですが..(誰も触れていないので不安になってきた..)。スコティの視点からマデリ-ン(ジュディ)の視点に切り替わるところも巧いなあ。ネタばらしのシーンです。真相を知ってしまったら、知らされていないスコティに感情移入するのは難しいし、反対にどう乗りきろうか、というジュディに感情移入しやすくなっている。スコティの変質的な愛は不安な心理にあるジュディの視点から描かれているのでことさらにスコティを異常に描いているんじゃないだろうか。 個人的にダメだった点を一つ。途中、スコティがどん底に落ちていくのを象徴するような映像は個人的にダメです。顔がくるくる回転していくやつ。もちろん不安を煽る演出のひとつなのでしょうがどうも苦手。また厄介なことにこの作品を思い出す時にその場面が一番最初に頭に浮かんでしまう。なので総合評価は「巧い!でもちょっとイヤ」 【R&A】さん 6点(2004-11-05 12:10:44) (良:1票) |
5. 初めの90分くらいまでは、あまり面白いと思わなかったんですが最後の30分がとてもよかったです。 【erica】さん 7点(2004-01-26 20:15:22) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 半世紀も前の作品という事を考慮すれば、それなりに完成されているとは思うけど、さすがに古さは否めない。ミステリーとしてもサスペンスとしても、実に基本的と言うか、オーソドックス過ぎて、今見るにはかなり物足りない脚本。やはりミステリーやサスペンスといったジャンルはアイデアに支えられている部分が大きいので、ごく一部の例外を除き、どうしても古典よりは、色々な過去のアイデアの改案と取捨選択などを経て作られた新しい作品の方がよりインパクトがあるし、面白いと言わざるを得ない。
まず、妻を尾行させるのに、しかるべき調査機関に依頼しないで、執拗なまでに友人に頼むという導入からしていかにも不自然で、「何かの形で利用されるんじゃないの?」と読めてしまう。そして事実その通りの展開であり、読めてしまった地点で今作の謎の大半は意味を失ってしまう。最近のミステリーなら、そう思わせておいてラストまでに二転三転させるところだろう。どんでん返しがあれば良いと言う訳でもないが、謎の魅力と意外性で引っ張っていくジャンルである以上、あまりストレート過ぎる展開は大きなマイナスポイント。
また、中途半端に恋愛ドラマを挿んだりと、全体的にどっちつかずな印象。ミステリーならミステリーとして無駄な要素は排して、純粋に謎解きの醍醐味とサスペンスを楽しみたい。これまた不遜な事を言わせてもらえば、この作品もヒッチコックの古典として少し過剰評価され過ぎていると言わざるを得ない。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2004-01-04 07:56:21) (良:1票) |
3.前半の物語の展開が鈍重でやや退屈。バーバラ・ベル・ゲデスが登場する理由はどこにあるのか? |
2.妻を殺したい。そのための完全犯罪は。なるほどいかにもありそうな手口でした。映画は終末へ向けて一気に加速していきます。そこに行くまでが多少長いので飽きるところも。7点位ですかね。 【野ばら】さん 7点(2003-04-17 11:12:29) (良:1票) |
1.映像と音楽で陶酔へと誘う。これこそ映画だと感じた。海辺等での抱擁の陶酔が、変身後の抱擁時の回転するカメラ・背景の映像で甦り、さらに高まる。アニメーションも使って、主人公の不安を盛り上げる。ヒッチコックの最高傑作だと思う。 【長春】さん 10点(2003-02-20 11:54:15) (良:1票) |