博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかの投票された口コミです。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ハ行
 > 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかの口コミ・評価
 > (レビュー・口コミ)

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

[ハカセノイジョウナアイジョウマタハワタシハイカニシテシンパイスルノヲヤメテスイバクヲアイスルヨウニナッタカ]
(博士の異常な愛情)
Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb
1964年上映時間:93分
平均点:7.70 / 10(Review 301人) (点数分布表示)
公開開始日(1964-10-06)
ドラマサスペンスSFコメディ戦争ものモノクロ映画政治もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-24)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督スタンリー・キューブリック
キャストピーター・セラーズ(男優)マンドレイク英空軍大佐/マフリー米大統領/ストレンジラヴ博士
ジョージ・C・スコット(男優)"バック"・タージドソン将軍
スターリング・ヘイドン(男優)ジャック・D・リッパー将軍
キーナン・ウィン(男優)"バット"・グァノ陸軍中佐
スリム・ピケンズ(男優)キング・コング少佐
ピーター・ブル〔男優〕(男優)ソ連大使アレクシ・デ・サデスキー
トレイシー・リード〔1942年生〕(女優)タージドソンの秘書
ジェームズ・アール・ジョーンズ(男優)爆撃隊員ゾッグ少尉
ジャック・クレリー(男優)ステインズ
山路和弘マンドレイク英空軍大佐/マフリー米大統領/ストレンジラヴ博士(日本語吹き替え版【ソフト】)
宝亀克寿"バック"・タージドソン将軍(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐々木勝彦ジャック・D・リッパー将軍(日本語吹き替え版【ソフト】)
辻親八キング・コング少佐(日本語吹き替え版【ソフト】)
田原アルノステインズ/ナレーション(日本語吹き替え版【ソフト】)
島香裕フェイスマン(日本語吹き替え版【ソフト】)
斎藤志郎エース(日本語吹き替え版【ソフト】)
楠見尚己"バット"・グァノ陸軍中佐(日本語吹き替え版【ソフト】)
大塚周夫ストレンジラヴ博士(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
愛川欽也マンドレイク英空軍大佐(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中村正[声優]マフリー米大統領(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
家弓家正ジャック・D・リッパー将軍(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
富田耕生キング・コング少佐(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
滝口順平ソ連大使アレクシ・デ・サデスキー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中信夫爆撃隊員ゾッグ少尉(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
渡辺典子【声優】タージドソンの秘書(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
矢島正明ナレーション(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
青野武(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大竹宏(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
勝田久(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作ピーター・ジョージ「赤い警報(「破滅への二時間」)」
脚本スタンリー・キューブリック
テリー・サザーン
ピーター・ジョージ
音楽ローリー・ジョンソン
作曲民謡「ジョニーが凱旋するとき」(アメリカ民謡)
撮影ギルバート・テイラー〔撮影〕
製作スタンリー・キューブリック
ヴィクター・リンドン(製作補)
制作東北新社日本語版制作(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
配給コロムビア・ピクチャーズ
特撮ウォーリー・ヴィーヴァーズ(特殊効果)
美術ケン・アダム(プロダクション・デザイン)
ピーター・マートン(美術監督)
衣装ブリジット・セラーズ
ヘアメイクスチュアート・フリーボーン
編集アンソニー・ハーヴェイ
レイ・ラヴジョイ(編集助手)
録音ジョン・オルドレッド
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
あらすじ
ソ連は極秘に大量殺戮兵器「皆殺し」を開発し、完成させたという。しかし、だれもこのことは知らない。ある日、アメリカ軍の司令官が突如発狂し、水爆搭載の飛行機にソ連基地への爆撃指令を行なった。司令官の命令に不審を感じた副官は異を唱えるが逆に監禁されてしまう。事態に気づいた政府はなんとか防ごうと躍起になるが・・・
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【口コミ・感想(9点検索)】[全部]

別のページへ(9点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
10.《ネタバレ》 当時の冷戦に右往左往する人間を皮肉ったブラック・コメディの傑作。
原爆や水爆を狂信的に作る「博士の異常な愛情」が時代を後押しする。

物語はミサイル攻撃を巡ってそれを阻止する者、実行する者の対立をシリアスかつコミカルに描く。
生きるか死ぬかの瀬戸際にコカコーラからのクレームを気にするような人間ばっかりだ。

いざ戦争になれば秩序も道徳も崩壊する。
会議場に集まる高官どもに、外で戦う人間の苦しみなんざ解るわけがない。
気にかけるだけで労いの言葉一つ送れない。
隅々まで届かない命令に何の意味も無い。

そんな人間が人々の上に立てばどうなるか?
無意味な実験や虐殺だけが繰り返されていくだけなのさ。

ラストシーンもまた印象深い。
敵の本拠を目の前にして投下装置が故障。
それを命懸けで外しに行き、爆弾もろとも基地にダイブしていくパイロット。
その時のソイツの顔は、黒い笑みで歪んでいた。
戦争の狂気がとり憑いた結果だ。

それを人々はどう思うのか?
英雄として見るか?
戦争を引き起こした愚か者と見るか?

答えは戦争を勝ち抜いた勝者か、後世に生き残った民衆のみぞ知る所だ。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-31 10:34:30)(良:2票)
9.《ネタバレ》 冷戦状況下の世界、「自由を求める為の戦い」とか「社会主義は理想的な世界」という名の下で進められていた軍備拡張の風潮の理由として「ただヤリたいから」と男の性欲と同レベルで説明されちゃぁ、カックンてなものでしょう。選民思想(もろナチスドイツ)下、地下で繰り広げられる世界は男のパラダイスでストレンジラブ博士もおっ立っちまうだろうし、溜めていたものを吐き出したコング少佐、「イヤッホー!」と言っちゃいますよね。この映画を見て笑った、というのはまったく無く「あ~あ、 やっちゃった」という感想のみでした。100年後に「冷戦とはこんな状態だったのよ」という資料として名が残るかもしれません。
Nbu2さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-06 12:02:27)(良:2票)
8.米ソ冷戦時代の核戦争の恐怖とその愚かさを、ブラックな感覚で描いたS・キューブリックの傑作SF。この作品で特に印象的なシーンは、終盤、米軍爆撃機のたった一機が旧ソ連ミサイル基地上空で、水爆投下のハッチが故障して開かなくなってしまう。しかし少佐(=名前がキングコング)が水爆ミサイルに乗っかったまま修理しようとしたとたんハッチが開いてしまう。その彼がロディオのカウボーイよろしく落下していく様子を上空から俯瞰でとらえ、やがて小さく見えなくなった途端、水爆が爆発してしまう。それから、やがて世界中にキノコ雲が立ち上がるわけだけど、この悲惨な中、“♪いつかまた逢いましょう・・・”と女性ボーカルの甘いラブ・ソングが流れて映画は終わる。他にもドクター・ストレンジラブが時折、自分の意思とは関係なく右手がナチスの挙手のように上がってしまうのを、必死になって押さえるおかしさや、彼がラストで「私は立てる」と車椅子から立ち上がるシーン等、意味深く印象的なシーンは多い。この公開時期、日本では東京オリンピックが開催されていたこともあり、記録的な不入りとなった不幸な作品でもありますが、かえってS・キューブリック(当時はカブリックでした)の名前を高めた作品として記憶に残る。
ドラえもんさん 9点(2000-10-09 00:08:20)(良:2票)
7.《ネタバレ》 映像の面白さに飽きることがないです。出動した飛行機と上空からの大パノラマ、コクピット内計器類のこだわり、首脳会議の大円卓の無駄な壮大さなどなど。内容は、アメリカがソ連向けの核爆弾攻撃を誤って発動してしまい、アメリカ首脳部が大円卓会議を開いて、てんわやんわするというもので、大統領は、ソ連の首脳にホットラインで事態を伝え相談するも・・・というようなシンプルな筋書きです。役者達の演技が、必要以上にパニックに陥ってなくて、熱演なのだけれど、どこか事の重大さが実感できてないような感じがいいです。一言で言えばシニカルなブラックコメディとなるのですが、現実もこんなものかもと思えてしまうところに怖さがあります。終盤では、初代ガンダムのカイ・シデンのお気に入りで、幼い弟妹持ちの女スパイことミハルを思い出しました。案外ありがちな事故なのかも知れません。
camusonさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2023-11-22 17:47:09)(良:1票)
6.《ネタバレ》 キューブリックは数少ないフィルモグラフィの中で色んなジャンルの映画をとっているが、彼が撮った唯一のコメディはブラックコメディとしては究極の域に達したと思います。なにがすごいと言ったら、P・セラーズ、G・C・スコット、S・ヘイドン、S・ピケンズ、P・ブルといった主要登場人物が全員で映画史に残る強烈な怪演を繰り広げてくれるところでしょう。良くこの映画ではセラーズの三役が話題にされますが、そんな彼を上回る凄まじい怪演でもっと評価されるべきなのはG・C・スコットのタージドソン将軍ですよね。この将軍のキャラは、当時の空軍司令官のC・ルメイ大将(太平洋戦争でB29による無差別爆撃戦略を実行した張本人)がモデルだそうですが、実は狂人なんじゃないかという説まであったルメイを強烈にカリカチュアしていて見事です。 いきなり空中で交尾しているB52爆撃機を見せてくれるオープニングは洒落てます。このB52が飛ぶシーンのチープな特撮がまた曲者で、完璧主義者のキューブリックですから低予算を逆手にとって狙った映像なのは明白です。地上戦闘のシーンも手持ちカメラで撮ったニュースフィルムみたいで、キューブリックの拘りが伝わってくるところです。そして“We'll Meet Again”をとんでもない映像にかぶせるあまりに有名なエンディング、そのセンスは今の眼で観ても鳥肌が立ちます。 こうして観ると、この映画は筒井康隆の初期の疑似イベントSFに通じるところがありますね(と言うより、筒井康隆の方が影響を受けたのかもしれません)。
S&Sさん [映画館(字幕)] 9点(2013-04-09 23:37:21)(良:1票)
5.《ネタバレ》 この年代にこんな切り口で風刺。まさにキューブリックにしか作れない映画。
皆さんお書きのようにピーター・セラーズの3役には全く気づきませんでした。
声質まで変えて・・凄い。
かなりドギツイブラックジョーク映画だし、みんな言ってることがメチャクチャなんだけど、絶妙に現実感があるのが恐ろしい。

会議中に愛人の秘書と電話で話しちゃう将軍や、ミサイルに乗って落ちて行っちゃうコング、兵士たちと上層部の疎通が全く取れてないところなど、とにかく戦争を痛快に、そして悪趣味にバカにしまくってる。

でも実際戦争なんて、本当に数人のキ○ガイが発端になっているんじゃないかと思う。
ラストは・・・立っちゃったね(笑)
おーるさん [DVD(字幕)] 9点(2009-07-19 02:39:16)(良:1票)
4.原作は「赤い警報」とかいうど真面目な本だそうですがそれをブラックコメディにしてしまうあたりにキューブリックの鬼才ぶりが伺える。
ケ66軍曹さん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-24 00:31:48)(良:1票)
3.《ネタバレ》 強烈なブラックユーモアですね。
「弾倉が開かない」「Hi there!(よう大将!)」で、機長コング少佐の運命が分かった気がしましたがロデオ気分で投下されるとは・・・ 少佐、完全にいちゃってましたね。
また、ラストでタイトルの意味が判りました。選ばれる男どもは心配しないでしょうね・・・ 
博士の「総統、歩けました!」と言うセリフは、米ソ両国の覇権主義に対して所詮はお前らもヒトラーと同じだぞと言う強烈なメッセージを感じました。
冷戦下でこの映画を制作し、公開したS.キューブリックに対して敬意を表します。
あきぴー@武蔵国さん [DVD(字幕)] 9点(2006-08-06 22:59:07)(良:1票)
2.《ネタバレ》 『2001年宇宙の旅』の直後に観たので、さすがにB52の模型のチープさには笑ってしまったけど、お話自体は非常に面白かった。核戦争による人類滅亡を警告するのかと思いきや、まさかあんな展開になるとは! 一見意味不明に思えた副題にまさかあんな重大な裏テーマが隠されていたとは! ということは最後のキノコ雲はやはり…以下略。 ちなみに、限られた人のみを地下に避難させるというストレンジラヴ博士の提案を『ディープ・インパクト』がマジメに実践してましたね。キューブリックが観ていたらどう思ったんでしょう。
とかげ12号さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-26 23:00:06)(笑:1票)
1.《ネタバレ》 昔、これを観てから『未知への飛行』を観ちゃったんですが、笑いっぱなしでした。なんでこんなにシチュエーションが似てる~っ? なんだか、同じフィルム使って違うシナリオをアフレコ収録したみたいな錯覚に陥った記憶があります。だが、コッチの方が一段と深い描き方をしてそうなのは、全体構成がセックスを揶揄してるような気がするから。冒頭の空中給油は言わずもがな、それ以外にも…最初のゆっくりとしたカットバックが、次第に激しく、やがて猛烈に、最後は支離滅裂に飛びまくる点。最初は影すらも映らなかったストレンジラブ博士が、次第に重要度を帯びてきて、最後にはマフリー大統領&タージドソン将軍を差し置いてラストのセリフを奪い、立ち上がってしまう点。最初は悲壮な決意で臨むものの、「ウッ発射できねェ」「いや俺が何とかするッ!」と燃え上がっていく爆撃機内。そしてラストの爆発、キノコ雲の連続…。男の、射精に至るまでの内面をとことん分析的(分裂症的?)に描いた作品に見えます(「=それこそが戦争の原理」と言いたいんだろうな)。そういう風に観る事で、奇妙なタイトルの意味や、ピーター・セラーズが三役をこなした事の意味が見えてくるような、来ないような。
エスねこさん 9点(2004-05-24 02:01:41)(良:1票)
別のページへ(9点検索)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 301人
平均点数 7.70点
000.00%
120.66%
241.33%
341.33%
492.99%
5216.98%
6237.64%
74715.61%
88327.57%
95718.94%
105116.94%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.82点 Review34人
2 ストーリー評価 8.46点 Review30人
3 鑑賞後の後味 8.18点 Review33人
4 音楽評価 8.26点 Review26人
5 感泣評価 4.80点 Review10人

【アカデミー賞 情報】

1964年 37回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ピーター・セラーズ候補(ノミネート) 
監督賞スタンリー・キューブリック候補(ノミネート) 
脚色賞ピーター・ジョージ候補(ノミネート) 
脚色賞テリー・サザーン候補(ノミネート) 
脚色賞スタンリー・キューブリック候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS