37.《ネタバレ》 『2001年宇宙の旅』の直後に観たので、さすがにB52の模型のチープさには笑ってしまったけど、お話自体は非常に面白かった。核戦争による人類滅亡を警告するのかと思いきや、まさかあんな展開になるとは! 一見意味不明に思えた副題にまさかあんな重大な裏テーマが隠されていたとは! ということは最後のキノコ雲はやはり…以下略。 ちなみに、限られた人のみを地下に避難させるというストレンジラヴ博士の提案を『ディープ・インパクト』がマジメに実践してましたね。キューブリックが観ていたらどう思ったんでしょう。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-26 23:00:06) (笑:1票) |
36.《ネタバレ》 何とも恐ろしい映画であるとともに見事なまでのブラックな笑いを作り出したスタンリー・キューブリック監督はやっぱり凄い監督だ!「ひゃっほ~!!」とか雄叫びあげながら、爆弾に股がって地上へと落ちていくカウボーイ兵、そして、あの何とも不気味なまでのキノコ雲!そんな時に流れる甘いラブソング「また逢いましょう!」何て言ったら良いのか?もう完全にやられました。ピーター・セラーズの一人三役も見事な本当に恐ろしくもブラックな笑いの傑作コメディです。 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-26 21:45:30) |
35.面白い。キューブリックは勿論すごいが、ピーター・セラーズ最高。 【チャコ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-07 14:36:55) |
34.《ネタバレ》 途中までは「戦争を皮肉った風刺劇」だと思ってました・・・が、ラストのオチに大爆笑!Dr.ストレンジラブは如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか?タイトルの意味が理解できた時の脱力感。世界の破滅?知ったこっちゃない。博士にとって、いや或いは男にとってそこはある意味パラダイスとも言える世界が待っているのだ!ホントにバカバカしいオチだな(笑)勿論、それは人間の根本に根ざした感情だとも言える辺りがキューブリックの深さなんだろうけど。 風刺劇の部分を考えるのも悪くは無いが、ブラックコメディーではない普通のコメディーとしてのオチも秀逸で良い。 |
33.観終わって、何か満足して、布団の中でラストのあのシーンが「皆殺し」装置が作動したって事だったんだなぁと気付いてまた満足。何つーの、時間差攻撃?いやーもう泣けたり笑えたりゾクゾクしたりで忙しかったです。 【ぶらっくばぁど】さん 9点(2004-11-18 20:07:08) |
32.まじめに任務を果たそうとする空軍士達が面白かった。 |
31.強烈なメッセージに+1点。 【よしふみ】さん 9点(2004-09-05 21:46:38) |
30.ブラックユーモアという言葉を始めて知った映画。 【ボビー】さん 9点(2004-08-27 21:40:42) |
29.《ネタバレ》 ラストの爽快さにはもう惚れ惚れです。何がいいって音楽の選曲がいい。 【とま】さん 9点(2004-07-24 23:31:53) |
28.オーイッツシュール 【ドレミダーン】さん 9点(2004-07-11 17:26:43) |
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27.《ネタバレ》 昔、これを観てから『未知への飛行』を観ちゃったんですが、笑いっぱなしでした。なんでこんなにシチュエーションが似てる~っ? なんだか、同じフィルム使って違うシナリオをアフレコ収録したみたいな錯覚に陥った記憶があります。だが、コッチの方が一段と深い描き方をしてそうなのは、全体構成がセックスを揶揄してるような気がするから。冒頭の空中給油は言わずもがな、それ以外にも…最初のゆっくりとしたカットバックが、次第に激しく、やがて猛烈に、最後は支離滅裂に飛びまくる点。最初は影すらも映らなかったストレンジラブ博士が、次第に重要度を帯びてきて、最後にはマフリー大統領&タージドソン将軍を差し置いてラストのセリフを奪い、立ち上がってしまう点。最初は悲壮な決意で臨むものの、「ウッ発射できねェ」「いや俺が何とかするッ!」と燃え上がっていく爆撃機内。そしてラストの爆発、キノコ雲の連続…。男の、射精に至るまでの内面をとことん分析的(分裂症的?)に描いた作品に見えます(「=それこそが戦争の原理」と言いたいんだろうな)。そういう風に観る事で、奇妙なタイトルの意味や、ピーター・セラーズが三役をこなした事の意味が見えてくるような、来ないような。 【エスねこ】さん 9点(2004-05-24 02:01:41) (良:1票) |
26.コメディーっぽく描きながらも内容はかなりリアル。最後まで飽きずに見ることができておもしろかった。ただ、タイトルに反して博士の活躍があまりなかったような…。博士の演技は見所あり☆ 【ジョージア】さん 9点(2004-04-14 00:50:07) |
25.《ネタバレ》 この映画の最たる“黒い”おかしみは、1.1人の軍人の行動が分断されていた2国に共通の利害を生み、結果としてその関係を改善させている点、2.しかし最終的にその行動の前に2国は無力に陥り、数十年に及んだ冷戦の歴史が数時間のうちに世界の終焉に至る点、3.そして本作が世界を核戦争一歩手前まで追い込んだキューバ危機の翌年に製作されている点、の3点にあるように思う。ピーター・セラーズの1人3役には当初全く気づかず。Dr. Strangeloveの英語訛りは演技とは思えない。。。映画史に残る怪演でしょう。(余談だが、彼の名前は“全面核戦争推進論者”という意味で一般名詞化している。)ポスト冷戦と言われながらも独裁国家やテロリズムによって緊迫の色を隠せない今、手放しで笑えないのが怖い。キューブリックが逆説的に思い描いたであろう世界に思いを馳せた。 |
24.これはキューブリックの傑作シニカル、ブラックコメディ。60年代当時、米ソの核開発競争が有り、62年にはソ連がキューバにミサイルを配備、アメリカは海上封鎖で対抗という、核戦争勃発寸前のいわゆるキューバ危機があった。(この裏話が13デイズ)核の恐怖は今よりもっと深刻だっただろう。それをあえてコメディにして見せたセンスが素晴らしい。皆さんが言われるようにP・セラーズの怪演、化けっぷりにはすっかりだまされた。3役でもすごいことだが実は彼は当初4役を打診されたらしい。でも断って完成後作品を見てそれを後悔したという。私も4役是非見たかった、残念! 【キリコ】さん 9点(2004-02-04 11:26:52) |
23.こいつは面白い!! このセンスあるブラックコメディこそ、キューブリックの真価だと思う。 【K】さん 9点(2004-01-19 23:48:12) |
22.正直これまではキューブリックは自分に合わないのでは?と思っていたのが、これは格別に良かった。テーマをしっかり受け止めつつ笑うことも出来る、素晴らしい作品です。 【ディーゼル】さん 9点(2003-11-24 17:53:52) |
21.この映画って違和感があるんですよね。登場人物にも、セットにも、ストーリーにも。だから好き♪ |
20.実際問題、今私たちはこれくらいバカバカしくて危うい奴らに命預けてると思います。ひきつった笑いやモノクロ故に益々引き立つステンレスのような質感の映像がキューブリックらしい傑作。 【黒猫クロマティ】さん 9点(2003-11-12 17:36:38) |
19.あれはほんとに歪曲されてるのだろうか・・ 【ポジティブ】さん 9点(2003-11-04 11:42:55) |
18.神経質な感じの暗い狂気を必要以上に感じてしまって、何か恐くて素直に笑えませんでした。と書くと面白くなかったみたいですが、そんなことはありませんでした。至る所にキューブリックのセンスの良さを感じましたし、すごく好きな作品です。 |