7.明らかにジイさんの話だからと思いきや、自分だってあと2~30年もすればあんな感じになってしまうのだろうか というか、なにかと恵まれたジイさんですよね うらまやしい限りです。 で、当然、あのジイさんを見ながら自分の老後について考えさせられるはめになる 他人事では見れなくなってしまっていた自分が少し切なく哀しくなってきたりする。 嫁が先立っていくなんてヤだ。 周囲の仲間たちが先にリタイヤしていくのを耐え忍ぶなんてヤだ。 仲良しネコが急におねんねしてしまったままだなんてヤだ。 なんか気が重くなってしまいましたね 正直あまり好きな部類ではないですが、ずっと心には残ってしまう ハリーとトントの微笑ましい姿です。 ※好きな台詞のひとつに 「父さん、飛行機代くらいは出させてよ」 父に対して心底優しい長男の この台詞とシーンにジンときた。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-16 21:35:58) (良:1票) |
6.高校生の時から音楽だけは知っていて、その音楽がわりと好きでよく聴いていて、聴きながら物語を想像していました。40代になってはじめてその物語を実際に見てみましたが、正直、なにがいいのかさっぱり分かりませんでした。この歳になれば人生の機微も少しは分かるようになり、こういう映画の良さを噛み締められるようになっていると思っていたのに・・・。老後の過ごし方とか思うことはあるけれど、この物語になにか参考になるものなり、共感するものなり、憧れるものなり、牧歌的なものなり、もの悲しく感じるものなり、何かひとつでも感じれればと思ったけれど、思ったことはひとつ「こんな退屈な時間を過ごしたくないな」でした。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 1点(2011-06-08 20:20:58) (笑:1票) |
5.猫のトントにとってあの旅は、計り知れないほどのストレスやったやろなあ・・・。 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-24 20:31:04) (笑:1票) |
4.脚本と演技でここまで面白い映画ができるとは思わなかった。最近の金をかけた超大作と比べても雲泥の差、これぞ本当の映画の面白さというのを感じさせてくれました。アート・カーニーのちょい癖のある演技もそだしトントの自然な演技、っていうのは当たり前か猫が好きなんでちょっとヤバかった(笑)笑いあり涙ありのラストは胸キュンでしたが夢のある終わり方をしたのでそこは嬉しかったなぁ~。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-25 01:47:30) (良:1票) |
3.自分の人生観をも変えそうな、心に刻まれる素晴らしい作品でした。誰しも直面せざるを得ない“老い”と“死”。それだけではなく高齢化社会、核家族、世代間ギャップ等の問題をも絡めてあるので、いろいろと考えさせられる作品です。今から30年近く経ち、主人公ハリー(アート・カーニー)みたいな骨太で素敵な老人になってみたいと思ったりもするのですが、その一方で自分にはとてもこんなふうには……。ハリーって、憧れの老人像ですね。ストーリーは淡々と進み、アート・カーニーの演技も淡々としたものですが、ネコのトントの死はペットを飼ったことのある者にとって身に詰まされるシーンでしょう。なんとなく救われそうな余韻を残したエンディング。答えはやはり、事実を受け入れ「あるがまま」ということなんでしょう。 【光りやまねこ】さん 10点(2003-08-09 17:41:34) (良:1票) |
2.某ビデオ屋で約3ヶ月貸し出し中で、やっとレンタルできた作品。期待以上の出来栄えにもう、感動しました。避けることの出来ない老化に友人は死に、初恋の女性はボケてしまう。家族と今ひとつなじめず、不安と恐怖を抱えながら頑固な老人がふとしたきっかけで一人旅(正確には愛猫のトントとの二人旅)をしていく。何気ないシーンに高齢化社会への問題を提起し、おかしさの中に哀愁を漂わせていました。アパートの大家にハリーが「景色はいいか?」と聞くと大家が「もう十分見飽きてる歳でしょ?」と言う。自分のことを忘れてしまっている初恋の老女との切ないダンス。フフッと笑ってしまう反面、不思議と悲しみが込み上げて来ました。この作品の素晴らしさをもっと知ってもらいたいです。 【さかQ】さん 9点(2002-05-28 23:19:44) (良:1票) |
1.ドラッグ問題、性問題、高齢化社会、深刻な家庭崩壊、貧困またそれに付随する食糧問題、老人の孤独死、それにティーンたちの家出問題を巧みにまた鋭いタッチでロードムービー調に見事なまでに描いている。どこまでいっても独立心強く、忍耐強くも新たな自分の発見の旅を続けるハリーに彼に飼われている猫のトント。この2人の旅を時には暖かな眼差しで、時には皮肉な感じで皆さんおっしゃられるように決して悲劇的な結末ではなく、未来を感じさせるようなラストで見事にまとめ上げたマザースキー監督の正に傑作である。こういう映画は永遠に風化させてはならないのだ。 【チャーリー】さん 10点(2001-06-14 18:17:06) (良:1票) |