5.(ちょい長め) 「奇跡のラブストーリー」という謳い文句でしたけど、テレビ局のやっつけ仕事的便乗企画作品としては、正に奇跡的に面白く仕上がってると思います。叩かれても叩かれても、ひるむことなく映画製作に投資してきたフジテレビには(ま、叩かれて当然の作品ばかりでしたが…)、現在に至り、並の「映画会社」が足元にも及ばない才能やノウハウが蓄積されているのでしょう(更にはドラマ制作やマーケティング等の力もある)。撮影がどうとか演出がどうだとかは、所詮、一般からズレた「映画ヲタク」の戯言でしかなく、本作はそんな「ニッチ市場」に向けて作られた訳じゃない。誰も本作をベルリン映画祭に出品するつもりなんか無いのです。それにラヴ・コメディは、多かれ少なかれ全て妄想系(「ブリジット・ジョーンズの日記」の方が電波度高し!)。デートの途中で映画館に入り、笑って泣いて、出てきた時に二人が暖かい気持ちになってれば、それで3,600円分の使命を果たしたことになる。そういう意味で、この映画は十二分に成功作と言えるでしょう、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-09 00:03:02) (良:3票) |
4.《ネタバレ》 エルメスさんとやっと気持ちを確認しあったハッピーなラスト、あれ、電車男が自信をもったからでしょう、すごくナチュラルにエルメスさんと電車の中で会話を交わすんです。あれはほとんどオトコマエなしゃべり方です。でもね、ホントの愛を知ってもね、緊張がなかなか解けずにやっぱりもうちょっとはドキドキモジモジしてほしかったです。“なんだよー電車、両想いになったんだからさー、もっと胸張れよー、だめだなー”と苦笑しながら野次をとばしたくなるような。それでもエルメスさんは、ゆっくりでいいですから・・・という微笑みで優しく電車男を見守ってるような、そんな微笑ましいシーンにして欲しかったです。こりゃ、フツーにイイオトコじゃん、と思ってしまいました。電車男はゆっくりゆっくり自分のペースでしか前に進めない、不器用なところが魅力なんですから。 【宝月】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-12 13:52:34) (良:1票) |
3.異常なまでの短期間製作だったと思いますが、丁寧に描かれていて驚きました。山田孝之の演技が特に良いですね。作りとしてはドラマの延長線上な感じで決して凝っているわけではないですが、サブカルチャーとしてのネット世界をうまくラブストーリーとして表現していると思います。エルメスさんは偶像の実体化だと思うのですが、お人形さんすぎて怖いくらいです。電車男が人間味ある普通の男の子だけに、エルメスさんの機械的な佇まいが逆に不気味な感じがしました。電車男が「マトリックス」を熱く語る姿は、とくに誰にもで思い当たるフシがある場面だと思います。良いシーンですね。どうでも良いことですが、電車男の趣味がイノセンス、マトリックス、ガンダム、美少女、スター・ウォーズというのはちょっと範囲が広すぎたのでは(笑)? 【トト】さん [映画館(吹替)] 6点(2005-08-02 02:27:24) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 「スキっていったら、もっとスキになっちゃいました」って台詞がグッサリ刺さった。人は自分の発する言葉によって間接的に自分の感情を左右することができる。言う前はには自分のものだった言葉が、発した途端に自分から離れ、逆に自分を動かしてくる。言葉の魔力は想像以上に強い。「日常のちょっとしたことが、二人でいると大切な思い出になる」みたいなちょっと感傷的過ぎる台詞もあった。が、人間は日常のちょっとしたことでも誰かと共有するだけで楽しめる生物なのだってことをいってるなら納得もいく。誰かを愛するなんて本当はありえない。誰かと何かをいっしょにやる(共有する)のが楽しいだけなんだ。 【wunderlich】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-06-19 21:14:47) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 面白かったです! 原作(というかまとめサイトですけど)を先に読んでいたのですが、結構上手に2ちゃん用語とか表現してるなーと思いました。 山田孝之演じる電車男があまりにも一生懸命で、純粋で、かっこわるいくらい必死なのにカッコいい。素直に応援したくなる。 中谷美紀演じるエルメスは、ものすごく「理想の女性」なんだけれども、ご本人もこういう女性なんだろうなと思わせるくらいのハマりっぷり。 最後、「大丈夫、泣かないで」って言いながらキスするシーンに萌えますた(笑) 最初は笑えて、最後は泣ける。 いい映画です。 【みさえ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-06-10 11:31:59) (良:1票) |