6.この映画、片思いだった男性と「チケット貰ったので」と言って見に行ったのだ(遠い目)。いったい誰がミニシアターのペアチケットなんてタダでくれると思う?新聞屋か?勿論私が自腹で買ったのよ。しかも事前に下見までして。つまり私のイチオシ映画だったんだな。優しい音楽と独特の映像、どこだか良く分からない土地での不思議なちょっとイイ話し。当時は非常に斬新な気がしたのだが、今見たらどうなのだろう。TVでやっていても見る気になれない事がどうも気になる。なので7点。無難なところで。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2003-11-19 11:28:43) (良:1票)(笑:5票) |
5.この映画、音楽が合ってなくないですか?いやこんな発言聞いたことないので世界中で承認されているのだろうけど。この有名な、アンニュイなメロディー。音楽単体だけで印象強烈なのでおのずと“そんな感じ”の話を予想しながら観に行ったらほのぼのコメディーだったですよ。なんか腰掛けたらベンチじゃなくてガードレールだったみたいなすわりの悪さを感じてしょうがなかったんですが。音楽さえ軽快な、ラグタイムみたいのだったらブレンダのヒステリーもそんなに辛く感じずにすむし、ジャスミンのヌードにもマジ引きすることはなかったと思うんだけど。ワタシだけですかね、やっぱり。ああ勇気いる。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-01-18 23:41:59) (良:2票) |
4.超久しぶりに再見。ただし新ディレクターズ・カット版とかいうやつです。時間がけっこう伸びたようですが、どのへんが新たに加えられたのかはわかりません。 しかしいずれにせよ傑作だと思います。最初の殺伐とした雰囲気と「Calling You」で伝わってくるのは、寂寥感ばかり。中盤まではずっとそのままで、終盤にかけて急速に花開くという感じ。先住民と黒人と白人と他国民が、そのこと自体にはまったくこだわりなく接している様子が心地良い。誰にも見向きもされないような路傍のカフェで、人生を変えるような出会いがあったという、ただそれだけの話なんですけどね。最初の寂寥感が嘘のように、ほのぼのした気持ちになれます。ドイツ人がアメリカでこういう映画を作った意図を、ちょっと聞いてみたい気がします。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-03-19 23:02:40) (良:1票) |
3.アメリカのやたら乾燥したほこりっぽい小さな場所でいらいらしながら固まって暮らす人々。彼らの面倒を見ながらいつも核爆発を起こしている奥さんの前に現れた迷子の太ったドイツ婦人。目が点になるような異質な出合いからこの物語は始まります。人々の友情と愛情を描き、映画史上忘れられない名作の一つとなりました。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-02-23 05:24:00) (良:1票) |
2.原題「Out of Rosenheim」のRosenheimは、南ドイツの都市名ですが、直訳すれば「バラの里」。だから、原題は「楽園を離れて」くらいの意味なのでしょうか。、、、、、自然豊かなドイツを離れて、砂漠の真ん中にやってくるジャスミンと、楽園を追放され、また神を見失った我々(西欧人)、そして夫(=父=神)を失ったブレンダが重なります。(もしかしたらジャスミンは、神との媒介でマリアを象徴させる存在でもあるのかもしれません)、、、ということで、神の存在しない、殺伐とした日常をどうやって生きていったらよいのか、というのがこの映画の底にある意図なのでしょう。そう考えないと、四隅を黒くした双眼鏡からの映像をどうして入れ込むのかがわかりにくい。夫(=神)は遠くから見ているということだと思います。、、、、また、手品(マジック)をやるのは、超越的なもので殺伐とした日常を活性化させるという含意で、ブーメランは、戻ってきてほしいものをそこに込めるということなのだと思いました。そして主題歌のフレーズ、I am calling youのyouとは神に対する呼びかけに響きます。(別に神でなく、夢、恋、若さなど、失ってしまった貴重なものと考えてもよいと思います)、、、、そう考えて見ていると、砂漠、行き交うトラックという殺伐とした景色の中に、ふと神々しく超越的なものの存在を感じることができるようにも思います。そしてそこで暮らす人々、その心のつながりの暖かさが心に染みる。、、、荒涼とした私たちの日常に何か潤いが、、、、、。「パリ・テキサス」とどちらが好みかというのも、興味深い比較ですね。、、、映像の美しさ、音楽という点では「パリ・テキサス」もいいですが、描かれている世界という点では、圧倒的にこちらの映画の方が私は好きです。 【王の七つの森】さん 9点(2005-03-28 11:17:51) (良:1票) |
1.大好きです、この映画。見ている間次は何が起こるんだろう?と終始わくわくしっぱなしでした。大学の図書館の中にある自主学習センターで英語教材として見たのですが、DVDを借りる時に受付のアメリカ人の先生が“This is a very good movie!”とおっしゃってくれたので、もうその時からわくわくw見始めたらなんて綺麗な映像&音楽なのだろうとうっとりしました。ドイツ人のおばちゃん可愛いわー。本当癒し系です。かたやブレンダ、ちょっとイライラさせるわー。でもこの正反対の2人がいいドラマを繰り出すんですよね~。こういう雰囲気の映画最高に好きです。ストーリーもキャストも音楽も映像も全部好き。あのピアノ青年の音色ががらっと変わるシーンとか、ブレンダが笑うシーンとか、ブーメランのシーンとか本当好きなんですけどー。すいません、好きとしか言えなくて・・・!でも本当素晴らしかったです!DVD購入を検討します◎ 【未歩】さん 9点(2004-12-04 10:35:37) (良:1票) |