6.人間って無駄なことまで考えるから、一番大変な生き物だって考えてた僕に、生きてて苦労するのは、てめえら人間だけじゃないんだぞってペンギンさんたちが言ってきた気がした。 【SOS】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2006-07-29 10:22:08) (良:1票) |
5.自然界の動物の生態を指して、「親子愛」だとかそういう擬人的な価値観を押しつけることは出来ない。そんなのは、紛れも無い人間のエゴだ。そういう意味では、この作品のスタンスは少し過剰だとも思う。ただ、映し出されるペンギンたちの姿は、どうやったって「本物」なわけで、そのひとつの“生命”としての“生き様”には、純粋で力強い感動が生まれる。 もし、彼らの姿にどうしても、「愛」というフレーズをもって表現したいなら、それは、生命としての本能としての愛、すなわち「生命愛」であろう。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-07 02:49:24) (良:1票) |
4.3次上映ぐらいで見たら、何故か吹き替え版でした。ペンギンたちが体を寄せ合って吹雪と闘いながら、ちゃんと中心には子供を抱えてるオスを回して、外側の一番寒い役は交代でやってるのなんかを見てると、通勤ラッシュで人を押しのけて歩いていくおっさんやおばちゃんが目に浮かんで、人間ってつくづくアホやなあ…と思ってしまう。何カ月も絶食して、死にそうになりながらヒナ(これがもう反則的にかわいい)を育ててるペンギン夫婦(?)の姿見てると、パチンコ屋の駐車場で子供を死なせたり、育児放棄だかで幼児を餓死させて別の男とくっついてしまうバカ母などを思い出して、やっぱり人間にも自然の天敵が必要やなとふと思ったりする。天敵がいないから人間同士、宗教だの領土だの第3者的にはつまらない理由で延々殺し合いするのかな? そんなこともふと考えたりして。 【しまうま】さん [映画館(吹替)] 7点(2005-10-16 22:12:11) (良:1票) |
3.皇帝ペンギン。その立ち姿は「できるかな」のゴンタくん似。ゴンタくんの行列。ゴンタくんの行進。ゴンタくんの集団越冬。かわいいうえに面白い。笑いたい。あ、コケた。笑いたい!笑って観たいのにナレーションは「笑う映画じゃない。感動しなさい」のゴリ押しに聞こえる。「観かた」を限定するドキュメンタリーは正直あまり好きではない。もっと自由に感じさせてほしい。と思っていたら、さらにセリフまで。子ペンギンが「パパ必ず帰ってきてね、待ってるよ」、父ペンギンが「息子よ、強く生きろ!」(正確には覚えてないがそんなかんじ)そんなことまで親切に説明してくれなくても、旅立つ父を見て子ペンギンがピィと泣くだけでジーンと来るのに。いや、むしろ、言葉がないからこそ感動するんじゃないか、動物ドキュメンタリーって。アフレコなんかされたひにゃ、感動を押し付けられた気分だ。自由に感じさせてほしかった。一緒に観た友人はナレーションについて「子供向けに親切にやってんじゃない?」と言っていたが、子供にこそ、ひとりひとりそれぞれ自由に素直に感じてほしい。 【エムラ兄妹】さん [映画館(吹替)] 4点(2005-08-31 18:05:30) (良:1票) |
2.「親子の絆の感動ドキュメント」というふれこみでしたが、私としては、確かに頑張ってるけど、ペンギンさん達のたくましさとキュートさだけでは少々物足りないなあという気がしました。どうせなら世界残酷物語みたいなヤラセ見え見え、大げさなナレーションでやってほしかった。例えば、誰かが行進からはぐれたら「原爆実験の放射能の影響でこのペンギンは方向感覚を失い、群れからはぐれてしまった。はぐれたペンギンは疲れ果て死んでしまう。このペンギンは最期に、群れのもとにたどり着いた幻を見ただろうか?」とナレーションがついて、次のシーンではひっくりかえったペンギンがあっと言う間に骨だけになってしまう・・・という演出はどうでしょう? 【シェリー・ジェリー】さん [映画館(吹替)] 8点(2005-08-06 14:08:38) (笑:1票) |
1.真っ白な南極の世界へつれてってくれるのはとても貴重な体験でした。あんな世界が地球にあるとは、一度歩いてみたいですね。寒いのは嫌ですが。 で、内容。えー、多分、「極寒の地でたくましく生きるいたいけな姿のペンギンさんたちの、生きることの残酷で不思議な真実の生態のドキュメンタリー」を伝えようと、製作者達は必死に映画を撮っていたんだと思います。 でも、実際、ペンギンたちは本当に過酷な生活を送っているのだろうか?もちろんそんなこと人間には一生わからないことなのだが、映画を観ていて僕は「こいつら、あんまり辛くないんじゃないか?」と思いました。それはおそらくペンギンの演技が下手だからです。「もっと辛そうに!」っていう監督の指示をちゃんと聞いていたのでしょうか。それと、過酷さを演出する音楽とナレーションが、逆効果だったと思います。ナレーションが「母ペンギンは、吹雪の中、凍りついた海を求め歩く・・・」とかテンション低く語っているのに、肝心の俳優は、ペタンコペタンコ愛らしく列になって歩いている。こういったなんか“温度差”があるんです。 だから例えば「何でこいつら毎年寒い時期に限ってこんなところに集まってくるんだろうね、馬鹿じゃね?」とか「おなかで滑っていけるなら最初から歩いてないで滑れピッコロ」とか「あららー、雛がカチコチですねー」といったぐあいに、逆に反転色の演出をつけていけば、伝えたかった過酷さ、生命の尊さ、ペンギンの愛らしさが出来たのではないか。せっかく映画なんだから、テレビでは出来ないような虐待的なナレーションくらい聞かせてほしい。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-29 01:20:23) (良:1票) |