9.Girl,Interruptedって題名すごく好きだな。私も今考えるとなんでか分からないけど生きてるのが面倒くさくて、毎日が憂鬱、死にたいって思った時期が1年程続きました。特に理由もないのに、始終悲しくて、物事が手につかないで、部屋の中をグルグル回って、突然泣き出す。不安定な時期だったのか。そういう歳だから、いつも明るいクラスメートも私みたいに死にたいって思うのか?って思って、カミング・アウトして聞いてみたら思わないって言われて、自分がおかしいのか、周りがおかしいのか分からなくて、なんで皆がそんなに生きたいのかわからなくて悲しかった。物事を悲観的にしか考えられない時期でした。今思うと中断されてたなーって感じ。主人公は精神病院にいた期間の事を言ってるみたいだけど、私は親のレールにしかされた学校に行ってた期間が中断されたな。私の不安定の根本はそこにあるんだろうな。だからこの映画は見て安心したし、病院での生活がうらやましかった。原作も読んだが映画同様によかった。 【クロエ】さん 10点(2002-10-19 14:37:00) (良:4票) |
8.ゆうは精神病院に入院していました。閉鎖病棟です。ゆうもスザンナと同じ人格障害です。ゆうも自殺未遂をして入りました。リサはゆうと同じ病棟にいた子そっくりでした。少し困った子でしたが魅力的な子でした。今の方が医療は進んでいるはずなのに何故今の日本の精神病院に入院してゆうは完治しないのでしょう?ゆうの主治医はゆうを人格障害とだけ診断して治してはくれませんでした。そしてまた世に送り返しました。だからゆうはいまだに自分が分かりません。病院は閉じ込められていて自由はないけれどその代わり安全を保障してくれます。居過ぎると出られなくなります。ゆうは居過ぎたのでしょうか?病院に帰りたいです。でもこの作品はゆうにも希望があるんじゃないかと思わせてくれました。病院にいたゆうがみてもいい作品でした。ゆうもいつかきっと生きて自由になりたいです。この感想、問題ありますか?ごめんなさい。それでも一言言いたいから投稿させてください。…削除対象かな、、 【ゆう2】さん 9点(2003-02-07 23:35:30) (良:2票) |
7.A.ジョリーは良くも悪くもアクの強い女優だと思う。画面に現れるだけで周囲のバランスを崩しかねない程の存在感を感じる。時にはセクシー過ぎて、時にはエキセントリック過ぎて、ドラマにリアリティーを感じられなくなる女優なのだ。しかしこの映画ではリサという役柄自身のアクの強さと実にマッチしていた。一世一代の当り役だと思う。リサは、家庭、学校、社会、精神病院、どんな場所でも存在するだけで周囲のバランスを崩してしまう。それは反社会的と称され、それゆえ絶対的な孤独とカリスマ性が生まれてしまう。リサはA.ジョリーが演じたからこそリアルなのだろう。スザンナの目線で語られているけれど、リサの笑顔、暴言、苦悩、悲しみ全てが、他の入院患者たちにも映画を観ている我々にもカタルシスを与えている。楽しい内容では無いけれど、充実感の有る作品です。 【たまねぎ君】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-27 15:29:05) (良:1票) |
6.これが、ブラピの嫁か、と、想いました。 【.】さん [DVD(字幕)] 5点(2004-07-14 15:56:11) (良:1票) |
5.その人間が正常か異常かを判断するのは所詮人間。いくら診断結果が正常でも"悪"な人間もいるし、異常と診断されても心は澄んでる人だっている。異常と診断される人というのは、自分を騙す能力がなくて剥き出しにしてしまっているだけなんだと思う。リサのカリスマ性というのも、「自分は正直なんだ!」とリサが自分を騙し思い込ませ形成された、「悪役」という性格から成り立っている。自分に正直であることは立派だし潔いし魅力的なんだけど、社会との関係を保つには自分を騙して自分を演じて自分を作り上げる能力が必要になってくる。そう考えると、どうも腑に落ちない世の中なんだけど、まぁそんなに悪いことばかりでもない。騙し合い(自分、他人含めて)を楽しんじゃったもんが勝ちだ。 【VNTS】さん 6点(2004-06-20 20:47:54) (良:1票) |
4.A・ジョリーの演技が賞賛されるが、確かにジョリーは見事にあの役をこなしており 文句は無いがリサという役自体「もうけ役」である事は確かだ。 一方、主役のスザンナ役は物語の語り部役でもあり押さえた演技が必要な「損な役」でW・ライダーの繊細な演技はもっと評価されるべきと思う。 他の女優さん達は皆適材適所で素晴らしい。 日本でイメージする精神病院とあまりに違うのでとまどうがアメリカではこういう物なのか。又、邦題の「17歳」はどこから来たのか?17歳とは全然関係ないはずだが 【ハナちゃん】さん 7点(2004-06-16 14:02:40) (良:1票) |
3.精神病院の若い女性群像を主人公の眼から描いた実話で、精神世界に興味ある人はすごく面白いし、そうでない人には限りなく退屈であろう映画。W・ライダーの純真、A・ジョリーを始めとする同僚患者の凄まじいまでの狂気、治療する側のW・ゴールドバーグ、V・レッドグレーブの抑えた情感。そして、ラスト近くでウーピーが言うセリフ、「溜めていないで全部吐き出しなさい」などなど、なかなかのものであった。 【きりひと】さん 8点(2004-02-29 18:52:41) (良:1票) |
2.精神病に興味がある人には知識欲をそそられる作品なのかも。社会に馴染めず、変わり者と呼ばれながらも、肉体的暴力性の無い人。似た者同士出会うと、居場所を見つけた様に安心するものですよね。しかし次第に社会に馴染めなかった互いの理由が互いを圧迫し始め、違和感を感じてくる。何故自分が普通の人と異なるのか、仲間に自分を投影して初めてわかってくる。ある日、まるで夢から覚めた様に、以前の自分が奇妙な考えや妄想していたのかがわからなくなる日が来る。丁度、学生時代の夢が終わり社会人になったときの様に。意外やコレって誰にでもあることなのです。精神病院には、社会で生活出来ない人が、ほんの少し、一般的な思考に歩み寄れる練習するところに過ぎないらしいですね。「17歳のカルテ」の主人公は、時間は無駄にしてしまったかもしれないけれど、自分自身に気づけるきっかけを得たことは非常にラッキーなコトかと思います。ついで、ジョリー、地で演技していますな(笑)。 【夢の中】さん 5点(2003-11-22 03:03:27) (良:1票) |
1.後半になって、急にリサを悪者にして価値観を普通の世界のそれへ戻してしまうのはちょっと興ざめですね。軽ーい精神病(ほとんど健常者)の主人公が精神病院へ行って友達つくって、観察日記つけました、病院はまるで監獄みたいでした、でも自覚して自分を見つめなおすことが出来たら退院できました、重ーい症状のリサやポリーは後で退院できたらしいよ、あーあ皆救われたね、良かったね。説得力ないなぁ。外の世界でまっとうな生き方をするのが正義なの、人格障害は病気なの、貴方は生きているとはいえないのとリサを打ちのめすシーンが訴えたかった事の1つならば精神病患者への寛容さを訴えている部分と矛盾しているのでは(後半でベットに縛られた惨めったらしいリサと主人公を対比表現しているのも同じ)。精神病についてはもっとデリケートに扱う必要がありそうなのに、乱暴に「逃げないで前向きに生きなさい」という分かり易いメッセージで容易に解決できるかのような描き方に健常者のおごりのようなものを感じました。Aジョリーはとても素敵でしたわで1点。 【KT】さん 1点(2002-01-21 17:52:10) (良:1票) |