《改行表示》 6.とても5回連続で中国全国武術大会総合優勝を成し遂げた男とは思えないようなハチャメチャなラフファイト。「少林寺」の中で犬を焼いて食べていた好青年が、今は首輪を付けて檻の中で犬のような生活。サムとその娘ヴィクトリアのありえないほどのすさまじい優しさ、それはもはやファンタジー。ダニーもこんな強烈な優しさを持った2人に会えて、とってもラッキー。そんな優しさに最初は戸惑うダニーも徐々に心を開いていく過程が何んとも心地良く見ていて気持ちが良かった。時折見せるダニーの笑顔。こんなカワイイ笑顔を42歳で出せる男はジェット・リー以外そうそう居ないかもね。クライマックス、トイレ内(畳1畳分ほどの空間)で行われる格闘は、由緒ある・・・由緒ある?便所バトルの歴史を塗り替える名勝負。強いて残念な点を挙げるとすれば、今回演じたダニーのファイトスタイルがカンフーという設定じゃないこと。 これは物語の設定上仕方が無い事なのですが、やはりリンチェイ時代からのファンとしてはカンフーを駆使して戦ってほしかったですね。ってか、どうしてあんなに強いんだ、ダニーは?その辺の説明もちょっとほしかったかな。 【カズゥー柔術】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-05 11:58:05) (良:2票) |
5.これは意外と良かったです。ただラストがちょっとあっけない……モーガン・フリーマン親娘が危険にさらされるという展開でもっと危機感を煽ってほしかったです。 【K】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-01-10 15:53:33) (良:1票) |
4.凶暴なる戦闘マシーンとして育てられたダニ-・・・という設定がさっぱりピンと来ない。はっきり言って、映画冒頭からすでに、登場人物の中でリンチェイがいちばん理性的に見えちゃうんだな。何かもう少し演出に工夫があってもバチは当たらんと思うが。それに、モーガン・フリーまんとの出会いが、これまた「出来すぎた話」。そもそも、調律師がそんなにペラペラ喋りながら仕事できるんかい(ってか、調律お手軽過ぎ)、と思ってしまう時点で、ほぼ映画全体がミエミエになってしまうんですけれども、まあ、そのミエミエ感の範囲の中で、リンチェイのカワイラシサみたいなものが、よく出ていたかなあ、と。一方で、ボブ・ホスキンスの怪人ぶりが、これはなかなかのオリジナリティを感じさせますが、途中、深いキャラのように思わせて、実は浅かったというのが、「結局、日和ってるよなあ」という印象をこの映画にもってしまう点でもあります。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-04-13 08:20:25) (良:1票) |
3.一時期しょーもないCG多用の作品が続いてたので「テレビでやってたら観よう」くらいに思ってたのですが、意外と面白かった。サムがダニーのことを最初から分かってるかのように勝手にしゃべりまくってストーリーがどんどん進むところや、敵対勢力に襲われるシーンで死亡も確認せずに退散するところなど、やや都合良すぎな気がしますが。ヒロインは最初すごく老けて見え、サムのちょっと若い奥さんかと思いました。/ボスのバートは、こいつほんっとに憎たらしいわ~と思わせる演技ですね。リーの方も、ここまで演技力を問われる作品はあまり無かったんじゃないでしょうか。闘技場みたいなところで最後にハンマー振り下ろしたシーンの殺気溢れる表情がスゴかった。アクション面もバカみたいなCG演出がなくてよかったです。/あとラストの方、サムがバートを殺したと思ってる方がいるみたいですが、気絶させたんでしょ?前後のセリフとサムが捕まってないことからも明らかかと。 |
《改行表示》 2. さて、久しぶりの格闘アクション観賞。前回観た「マッハ!!!」であまりにドギモを抜かれた為、このジャンルはお腹一杯という感じだったのだけど、主演がジェット・リーとモーガンフリーマンてんだから見逃す訳にはいかない。 ストーリーはやはり簡単なもので、ダニーの失われた記憶と人間性を取り戻していく――という感じ。まあそこにはハナから期待してなったのだけど、大筋としてはそんなに悪くなかったと思う。ただ要所要所で笑える場面が多く見られた所が残念というか何というか。例えば、車が二度もひっくり返った(しかも一度目はマシンガンの蜂の巣というオマケ付き)のに何故かバートがぴんぴんして再びダニーの前に現れると場面や、闘技場で観客のバートがダニーの相手選手を撃ち殺した事など。ジャッキーやジェットの格闘映画だからこういった場面でも笑って観ていられるのかな。とは言うものの格闘は期待通り凄かった。。(倒れた相手を何度も殴りつける所は「マッハ!!!」を思い出して少しニヤっとしてしまったが) あと案外良かった事は、ジェットリーの表情。題名の通りダニーは飼い犬という存在なのだけど、あの純粋でボーっとした虚ろな目がそれにぴったりマッチしている。そしてそこから徐々に感情を取り戻していく時の表情もまた、良い味が出ていたと思う。ジェット・リー、以外と犬役もいいかもしれないね。 【ホーラン℃】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-24 22:56:59) (良:1票) |
1.リュック・ベッソン脚本なのだから案の定、やっぱりこんな作品か、という感じ。彼の脚本の映画は、作る度にB級になっていく気がする。モーガン・フリーマンの演技は流石だが、正直、彼が出るような映画ではないような気がして違和感を感じた。最近流行りの重力無視不自然ワイヤー特撮がほとんど見当たらず、ジェット・リーのアクションが活きていたのは良かった。演技派に転向を考えているのかとも思える彼のオドオドした演技は、今までになく新鮮に映った。捕われた犬という役柄で、意識してやっていることなのだろうが、アクションは洗練された功夫というよりはドロくさい喧嘩、彼の場合はやっぱり完全無欠のヒーローの方が似合っている。ただ、全体としては決して悪い作品ではなく、(彼の主演するアクション映画にしては)凝った演出や演技が見受けられたのはひとつの進化ではないか。この作品で演技派としての境地にも挑戦した彼の、次のアクション大作に期待したい。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-06-29 12:36:59) (良:1票) |