6.最初に市川=山口百恵リメイク版を観てしまっていた分、どうしても比較論になってしまいます。原作の雰囲気、古都京都の情緒、画面の厚み、どれを取ってもこの中村登=岩下志麻版の方が勝っていると思います。京都フェチ人間にはこれはホントにたまらない映画。時折NHK教育みたいなナレーションが入ってくるのだけは不粋だが、これは外国人向けに解り易い解説を施すためか?でも自分は沈んだ画調の山口百恵リメイク版も好きなんですよね・・・。別に百恵のファンって訳でもなかったけれど、この芯の強いヒロインには合ってました。リメイクのダメなトコは、三浦友和の出番を増やしたいがためにいらん人物を創作してしまった事。オリジナルの長門裕之の役をちょっとふくらませれば良かっただけなのに・・・。採点が同点なのは「鬼畜」レビューでも書いたけど、私は昔から志麻が怖いから。もう一番最初に観た時から怖い役だったので、これはもうどうしようもないトラウマ。今さらこの清純可憐なヒロインを見せられても、志麻が演じるからには何か絶対裏があるんじゃないか?双生児を入れ替えて(←「悪霊島」かいっ!)ドロドロのお家乗っ取りを企んで、志麻が暴れ回る展開になるんじゃないか?とつい変な邪推をしながら観てしまったせい。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-04-04 11:17:19) (笑:1票) |
5.京都という街を非常にうまく表現していると思いました。ただ若干長いような... 岩下志麻さんのこの頃の暗い表情は悲しさや寂しさが感じられますが、最近の彼女の暗い表情には怖さしか感じません。女優と言う仕事が彼女の顔を変えたのでしょうか? 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-02-06 22:58:44) (良:1票) |
4.3年ほど前に見た山口百恵主演版もあれはあれで良かったのだが、初めての映画化である本作は京都の風情を見事な構図でとらえた成島東一郎のカメラや、武満徹の音楽、それに出演している俳優たちの美しい京言葉ともあいまって芸術性の高い深みのある傑作になっている。主演の岩下志麻の気品のある美しさも特筆もので、二役を見事に演じ分けるその演技力も素晴らしい。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-15 12:26:44) (良:1票) |
3.綺麗な構図で描かれてますし、見事な2役でおましたなぁ。それにしても長門裕之が桑田佳祐に似すぎどすわ。 【アキラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-02-15 00:42:38) (良:1票) |
2.京都どすなあ。粋どすなあ。よろしおますなあ。ケチ付けるとこなんて何もありゃしまへん。 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-10-10 22:06:19) (笑:1票) |
1.1963年度のアカデミー賞外国語部門ノミネートの本作、残念ながら賞は取れず(ちなみに受賞はフェリーニの81/2)いかんせん、ライバルが強すぎた!!だけどこの映画だって負けてないですよ。捨てられてしまった方が幸せになってしまう人生の矛盾とオリエンタルな雰囲気がプンプン漂う京都の素晴らしさ、岩下志麻の美しさ・・・。見終わった直後の俺の感想は、「そうだ、京都に行こう」。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-10 17:28:15) (良:1票) |