《改行表示》 4.《ネタバレ》 「がんばれっ!がんばれっ!もうちょっと、あと少し!がんばれぇ…ああぁぁぁ、ううぅぅ頑張りすぎ…うーん残念…おいおい泣くなよ。泣かんでええよ、泣くなってばお兄ちゃん、お前はがんばったよ、な!」 つい、こんな風につぶやきながら見てしまうこの映画。俺は大好きだ! 【ふくちゃん】さん 8点(2004-06-12 16:10:11) (良:2票) |
《改行表示》 3.《ネタバレ》 子供の心情を生き生きととらえた傑作だった。 ボロい靴には兄妹愛だとかいろんなものが詰まっている。 小さなものに込められた大きなドラマが感動的だった。 物は大切に使わないといけないと思った。そういうメッセージも込められてるのだと思う。 それから妹思いの兄の姿になんとなく感動した。 自然な描写の中にささやかな優しさが感じられてよかったと思う。 癖のある少年の表情が見てると面白くなってきた。 しかし綺麗な足してるなぁ。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-28 18:06:53) (良:1票) |
2.私は映画において路地裏の登場するシーンがとびきりのお気に入りで、表通りにはない繊細な感性の行き交いに魅了されてしまいます。最たるが「赤い風船」の風船と少年ですが、この「運動靴と赤い金魚」も路地を走る幼い兄妹の姿に魅せられます。「もっと早く来いよ」「すぐに走ってきたわ」、学校が終わってすぐに駆け出した妹を見ている我々は、ひどいことを言う兄だな~、と思ったりするわけですが、兄は兄で遅れまいと必死なのがよく伝わってきます。始終悲哀に満ちた兄の表情と喜怒哀楽のグラデーション豊かな妹の表情、この表情が貧しい家族の断面を切り取っていくのですが、シャボン玉に二人揃って嬉々とするシーンは生活を離れた子どもの表情が見えたりしてほっとしますね。ラストの赤い金魚は、「赤い風船」の少年に群がる風船にダブってしまいました。 【彦馬】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-06 13:05:13) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 お金をかけなくてもここまでいい映画が作れることを見事に証明できていると思う、イランという国だからこそ作れる映画でもある。かわいらしい妹と一生懸命やっているのになにかと報われない兄、本当にほのぼのしてて好きです。なんか映画見ながら単純に、ああやって自分の兄弟と仲良く1つの部屋で並んで勉強することも寝ることももう今となってはできないんだなぁと寂しくなってしまいました。最後のああいう終わり方もありだと思うけど自分としては最後まで見たかった。妹が飛び跳ねて喜ぶ姿を。アリが「自分の手で渡せれていれば」と悔やむだろうと考えると切なくなります。また最後の怪我した足を水溜め(?)の中に入れるとそれを癒すように近づいてくる金魚たちのシーンがとても印象に残っています、金魚たちはアリの努力に味方ってことですかね?素晴らしい作品だと思います。 【AXL侍】さん 8点(2003-12-15 23:22:19) (良:1票) |