9.世界・ふしぎ発見!ザ・ムービー?(原作未読,無宗教) 【マー君】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-05-27 08:15:28) (笑:4票) |
8.カンヌのプレスから失笑が漏れたとか、一般観客からはスタンディングオベーションが起きたとかのニュースを見ていたことから、実際はどんなものかと思って観にいきました。鑑賞後の感想は「いたって普通」。失笑が漏れるほど出来が悪いとも思えず、かといって絶賛するほど面白いとも思いませんでした。それよりも、この作品に対して、抗議が起きていることの方が驚きです。宗教的にはフラットな(無宗教な)ごく一般的な日本人の感覚からすると、そう怒るほどの内容かな?という印象です。ドキュメンタリー的な雰囲気は一切無かったので。(宗教を扱う映画の難しさを感じます。ファンシイダンスで抗議が出ない日本はいいですな。)ダ・ヴィンチの絵画の謎解きを期待すると、肩透かしをくらうかもしれませんが、逃亡劇としてみれば楽しめると思います。 【目隠シスト】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-05-21 19:06:01) (良:2票) |
《改行表示》 7.公開当時、大そう話題になったけど、評判悪くて見に行かなかった映画。 今見たら、ダヴィンチっていうよりキリストの話だったんでビックリ。 宗教知識のない自分でも、大金かけてキリスト教のトンデモ解釈してることはわかる。 だから、「うわあ、こんなこと言っちゃっていいの?」という別の観点からのサスペンスは楽しめる。 このあたり、大金かけてトンデモ話を大真面目にできるハリウッドはうまいなあ。 日本でも「天武天皇は朝鮮人だった」とか「信長の暗殺の黒幕は正親町天皇だった」とか、大金かけた大作映画できないかなあ。 日本人は自粛民族だから、やっぱりムリかなあ。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-06-11 20:20:00) (良:1票) |
6.2時間半、ひたすら退屈でした。原作の要約に終始するだけで話がまったく面白くなく、映画ならではの工夫や見せ場を入れているわけでもなく、わざわざ大金かけて映画化する必要があったのだろうかという印象です。せっかく映画というメディアを使いながら、謎のほとんどをイアン・マッケランに喋らせて終わりでは芸がなさすぎます。また、銃で撃たれた館長がその場で素っ裸になり、大の字に寝転んで息絶えるというダイイングメッセージの残し方は、映像化すると驚くほどマヌケです。このような文章と映像のギャップを埋める作業が脚本や監督に求められる機能のひとつなのですが、本作ではそれがほとんど機能していません。ロン・ハワードは仕事をしていたんでしょうか?ハワードは常に堅実な仕事をする人だけに、ここまで雑な仕事には驚きました。。。そもそも長大な原作を一本の映画にまとめることが不可能だったとも言えます。駆け足のダイジェストになってしまった結果、原作未読者にとっては情報量が多すぎて話を追い切れないし、既読者にとっては映画版ならではの見せ場に欠けた、ただのおさらいにしかなっていない。結局誰も喜ばない中途半端な出来になっています。「ダ・ヴィンチ・コード」の映像化に手を挙げたのは映画界のみならず、「24」の原案にするという意見もあったそうなのですが、2時間半にムリに詰め込むよりも、「24」にしてしまった方が良かったと思います。主人公がラングドン教授からジャック・バウアーに代わった「ダ・ヴィンチ・コード」って、それはそれで面白そうだし。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 2点(2010-02-08 00:14:52) (良:1票) |
5.原作未読につきわけがわかりませんでした。・・・・・・キリスト教の教義ではイエスは神であり、同時に人間です。だから子どもがいたって、別にいいんです。神ですから、性交渉しなくたって子どもくらいできるんです。人が殺し合うような問題ではありません。・・・・・・・血統うんぬんというのはゲルマン的伝統であり、キリスト教本来の感性とは無縁です。だから仮にイエスの子孫がいても、どうということはありません。・・・・・・もう2000年もたっているのです、仮にイエスに子孫がいたら、私たちの中にだって、超ほんの少しだけ、それが混じっているなんていうことだって、あるある大事典です。・・・・・・・・・・音楽が凡庸ですね。教会の内部の映像とかは綺麗ですね。・・・・・・そもそもイエスの子孫を守ってきたのは、イエスは人間だった派なんでしょうから、水の上を歩けるなんて思っていないわけで、最後にあの女の子に水の上は歩けないといわれちゃうと、おまえ実は何にもわかってないんじゃないの、とつっこみたくなるわけです。・・・・・ことほどさように、全編、ばらばらのイメージの連続で、一貫しているものは、げへへへへへへ・儲けてやるっちゃ、という浅ましい欲得だけだと感じられてしまいます。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-01-31 11:41:33) (良:1票) |
《改行表示》 4.観てる間はずっと「あっ、このシーン小説のあの辺りの話ね」「あっ、あのシーンカットしてる」「あっ、ここ原作のとちょっと違う」みたいなことを考えてた。そしてエンディングロールに入ってようやく思った、「コレ映画かよ」って。原作読んでもコレは拷問のようだったのに、原作読んでない人はどうなんだろう・・・って心配になってきた。正直コレ、原作小説の断片をただ映像化したプロモーションビデオみたいなモノ。どうせなら余計に「明日使える無駄知識」なんか散りばめないで、思いっきりアドベンチャーものにすれば良かったのに。どうせトリビア的な無駄知識は公開前のテレビ特番で散々やってたんだし。ホント映画館で観なくて良かった。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 1点(2006-12-03 13:26:12) (良:1票) |
3.原作既読。予算だけはスペシャルA級(笑)潤沢な宣伝予算とあざといまでの広報戦略に踊らされるのは悔しいなぁ、と思いつつ映画館に足を運んでしまった。原作自体、京極ばりの薀蓄が楽しいだけのB級ミステリーだと私は思ってたので、主役の色気のなさは致命傷。トム・ハンクス、嫌いじゃないけど、この映画では華がなさすぎ。逆にサー・ティービングがとってもチャーミングだったのは原作とはイメージが違うけど嬉しい誤算。シラスは比較的原作のイメージに近かったですね、描かれ方はペラペラだったけど。手堅くまとめた手腕は評価するけど、薀蓄部分が楽しい!と思われた方は、むしろヒストリーチャンネルとかNHKの再現ドラマの方が面白いんじゃないかなぁ。 【HIDUKI】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-06-08 18:37:38) (良:1票) |
2.(長々とお邪魔します) 原作はあっという間に読んでしまいましたが、それは犯人探しのミステリーや逃走劇のサスペンスが優れていたからでは決してなく、偏に、豊富な薀蓄で肉付けされた「説」が異様に面白かったから。つまり、この物語から「豊富な薀蓄で肉付けされた説」を除いてしまえば、意外性も何もないB級ミステリーしか残らないのです(特に二つ目のクリプテックスのパスワードと「地図」が示した聖杯の場所は、「コード」を読んだ途端に察しがつくほど単純)。で、肝心の映画版ですが、「説」は描かれてても、もちろん豊富な薀蓄で肉付けする余裕など残されてはいないので、案の定、超駆け足のB級ミステリーになってました。幸い私は原作を読んでいたので、原作読者なりに楽しむことも出来ましたけど(少し「ハリポタ」ファンの気持ちが解った様な気がする)、映画としては「ナショナル・トレジャー」の方がずっとマシです。また、私も今回「4K PURE CINEMA」というデジタル配信上映を体験してきましたが、大元がフィルムだった為か、「エピソード2」のDLP上映程のクォリティは感じませんでした(クレジットも含めた字幕は際立って明瞭でしたが…)。そんなことで、唯一人原作のイメージ通りだったポール・ベタニーと、最も原作からかけ離れてたオドレイ・トトゥに、5点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-06-02 00:04:08) (良:1票) |
1.たまたまクリスチャン教育家庭に育ったので、原作を読んで内容に驚きと面白さを十分に堪能できました。ことの重要性とテーマを考えるととんでもない「仮説」な訳で、その重要性を認識していないと面白みは半減でしょう。ミステリー映画としては、展開を詰め込みすぎで理解しにくいのでは?と心配してしまいました。各キャラクターの人格描写や生い立ちなど希薄で、歴史エピソードもすごく重要なのに「これで伝わるのか?」と思いました。ダ・ビンチ・コードというよりも、ソニエール・コードの方が的確かも。奇しくも、ダビンチコードで盛り上がる直後に、もっと大変な「ユダの福音書」が明らかになったため、興味が削がれてしまった感があり、この映画の価値が普通のミステリーになってしまいました。 【shirasu】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-05-22 12:49:45) (良:1票) |