★4. 喧騒と静寂の対比は変わらない。性欲の強い妻とか、いつもと似たようなことやってるんだけど、夜の静けさのほうが地になって、お得意の馬鹿騒ぎはディスコとか広場とかで要所を締めるという程度。この「月」は女性の謎そのもののようでもあり、さらに神秘的な彼岸的なものの象徴のようにも感じた。井戸の声、洗濯機の声、など綺譚の色合いが濃くなっていた。画の女とのワルツとか。オーボエの「声」で異変が起こるエピソードもあった。「生きてるより思い出すほうが好き」ってフェリーニについて考えるとき、重要なポイントになりそう。ほとんどが夜のシーンです(昼になると日本人観光客がうるさい)。大きなセットが動くのが最後まで好きな監督だった。狂人の世界を心を込めて描くとこうなったのだろうか。この人にとっての「彼岸」は、ひとつは「幼年期の記憶」だろうが、もうひとつ「狂の世界」ってのもあったんだ。『道』がそうだったし。憧れるんだな、彼岸の女として。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-03-06 10:56:25) |
3.《ネタバレ》 いやはや わかんなかった。筋ははっきり無い。月が地上に落っこちてきた場面で堪忍袋の緒が切れたというか、監督、これは一体??と問いただしたくなる前衛っぷり。わからないけど忘れられない、整理のつかない厄介な思い出みたいな映画。今観なおしてもわかんない自信あり。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-03-21 00:23:11) |
2.晩年の作品。つまらない。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2007-09-03 16:09:41) |
1.これは何とも素敵な遺作だと思います、ひたすらフェリーニの世界に酔う。たとえ監視されているとしても、それが月になら一向に構わない。花火シーンの驚異的な美しさには感動!今夜からは夜空を見る目も変わるでしょう。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-27 18:02:50) |