5.これぞ時代劇、美しい映像と音楽、ゆったりとした自然の中にもスケールの大きさを感じさせる。斬り合いの場面ですら、人を斬ることの恐ろしさも伝わってくるようだ。 文四郎とふく、隣同士に住む相思相愛の中であっても思いが遂げられなかった二人の運命を、淡々とさりげなく描く秀作だと思う。後半から終盤にかけてはやや甘い感じもするが・・・。おっと幼い頃から一緒に遊んだ三人の友情も忘れられないし、緒方拳と緒形幹太の親子も一緒に出た映画か。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-11-02 16:44:49) |
4.久々によくできた邦画だった。市井の人間に目を向けた原作の力量が感じられる。いくつかの御愛嬌はありながらも、個人的には不快になる程ではなかった。むしろいい箸休めと言った感じ。劇中通して写し出される日本の自然美や情感も良い。時代劇に見る木村佳乃は普段よりも魅力的に見えた。もっと出番を増やしてほしかったと思う。全編通して心地良さの感じられる作品であった。 |
3.事前に皆さんのレビューを読んでいたのであまり期待せずに観たのですが、なかなかいい映画でした。市川染五郎と少女時代のふくを演じた佐津川愛美がよかったです。ただ、ふかわと今田はキャスティングミスかと・・・ 【ジム】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-01-03 17:23:15) |
2.久しぶりに「正しく美しい日本の映画」を観たような気がしました。木村佳乃はいいですね。もっと映画に出てもいい女優さんだと思います。 【芦毛牝馬】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-01 13:39:59) |
1.日本の美しさをそのままスクリーンの中に閉じ込めたような作品。どのシーンも、どのカットも本当に美しく、監督の日本の美しさを映そうとする意欲がスクリーン全体から伝わってきます。ストーリーも藤沢周平の最高傑作と謳われるだけのことはあって実に素晴らしい。平凡だけどとても共感のできる友情に始まり、親子愛や武士道、そして人を愛すことの切なさと美しさ。それらのストレートな熱い感情や強い想いが本当に観る者を感動させてくれます。ラストはもはや涙を流さずにはいられませんでした。僕はこういった作品がもっとたくさん見られたら嬉しいです。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-08 18:15:24) |