《改行表示》 8.若い頃、遊園地のお化け屋敷って好きじゃなかった。 ちっとも怖くないから、ショボさだけが目に入っちゃうから。 「初デートで初めて手を握り合い...」なんて妄想が実現しなかった恨みもあるw。 でも、結婚して、子供が小さい頃に行ったお化け屋敷は楽しかった。 入る前、子供が「怖くないかな~」って不安そうな顔で言って、自分が「お父さんがいるから大丈夫だよ~」って言う。 で、出てきた後、子供が「全然怖くなかったね!」で笑顔で言うのが楽しかった。 遊園地のお化け屋敷って、むしろ怖かったらいけないんだってことに気付いたもんだった。 え?何が言いたいのかって? この映画は、「見る前は怖そうだったけど、全然怖くなかったね!」って、見終わった後に笑顔で語り合いのできる映画だっていうこと。 自分は楽しめた。公開時に映画館で見たかったなあ。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-12-11 02:53:17) (良:3票) |
7.《ネタバレ》 正直、予想した以上に面白かったです。最初から最後まで緊張感が途切れませんでした。少なくとも「フォーガットン」よりは真相が現実的だった点が良かったです。結局両者に共通するのは、母の愛が最後は勝つ、っていうことでしょうか。主人公が乗った飛行機のデザイナーで飛行機のことを知り尽くしていて、犯人と対決する、というプロットも以外と新鮮味がありました。他方、難点を言うとキリが無いのだけど、計画的に無理とか周囲が誰も娘に気がつかないのは変、などを除くとして、娘が窓にハートマークを書いた瞬間に、これってあの乗客消失の古典映画「バルカン特急」のパクリをやる気では、と予測させてその通りになってしまったこと。序盤でカーソンが、主人公に皮肉で「私も飛び降りたくなりますよ」と言った時点で、犯人が分かってしまったこと(なんでこいつは夫が墜落して死んだことを知っているんだ。これがなければ、その後に続く善人ぶった演技で、犯人だと気がつくのはずっと後になっていたのに)。あとは、やはり最後にアラブ人には一言詫びを入れるべきでしたね。アラブ人を疑ったことについては、完全に彼女の妄想だったのですから。そもそも、精神不安定の娘なら、飛行機で自分の座席の横に常に座らせて、抱いて寝ろよな、という気がしないでもない。「空いている席に移りましょう」とか言うところのわざとらしさが、どうしても鼻についてしまいましたね。 【キムリン】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-12 15:47:41) (良:2票) |
6.《ネタバレ》 某映画みたいに主人公が実はどうだったとかじゃないので、そういう映画を期待してると肩透かし食らって、更にその後の展開がおかしいので納得できないと思います。でも単なるサスペンスとしては普通に見れる映画でした。犯人の巧妙なテクとか対決とかいろいろ含めてとりあえずサスペンスしてましたし。でもラストあそこで起爆させるべきじゃないと思う。どうせ犯人閉じ込めた後娘を連れて外に出れば真相は明らかになるし、あれじゃ普通にジョディが殺人を犯したことになりますよね?大事な娘がいるのに何で。凶悪犯は死ななきゃ映画的に収まらないんですかね?その部分だけあまり納得できずにマイナスです。 【亜空間】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-30 22:45:16) (良:2票) |
《改行表示》 5.《ネタバレ》 面白かった! これは「母の愛」を描いた映画だと思います。 ジョディフォスターの圧倒的な存在感にやられました。 これは、人間の集団心理をすごくうまく突いた作品ですね。 記憶というのは非常に曖昧なものだから、たとえあの乗客の中に娘を見てた人がいたとしても、客室乗務員を始めほとんどの人が「見ていない」と証言されたら、「うん、自分も見てないかもしれない」「他の子と間違えただけかもしれない」と思わざるを得ないですよね。 離陸したのも夜だったから、寝る人もいるだろうしこどもが一人消えても気づかないことってあるのかもしれないし。 ただ、アラブ人を犯人扱いした上に、その後謝罪しないというのはどうかと…。機長だってちゃんと謝罪したのになぁ。この点が残念です。 他にも色々と「オイオイどうなんだよそれ?」という部分もあるけれど、全編を通して時に迷惑なほど(笑)、「母の愛」を感じる作品でした。 もしこの作品が「シックスセンス」的なオチで、娘は実は死んでました、精神が不安定な母親の狂言でしたって結末だったら、本当にただの迷惑パニック映画に成り下がると思うんですけど…。 飛行機に乗ってから娘が出てきたのは最初と窓ガラスにハートマークを描いたシーンくらいなんですよね。 しかも、母親以外の人間は娘を見てないと思わせる撮り方なので、結構そういうオチを期待されてた方が多いみたいですが、そういうオチじゃなくてよかったって思うのは私だけですかそうですか。 【みさえ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-30 10:32:58) (良:2票) |
4.《ネタバレ》 食傷気味の妄想・夢オチ系で無かったことにまず一安心。主人公が娘の存在を確信してからは、スリリングで見応えがありました。“空飛ぶ密室”の特殊性は活かされていましたし、娘が誘拐された理由にも納得できました。ただ設定ゆえ仕方がないのですが、もう少し画にメリハリが欲しいと思いました。娘の居場所にも意外性が無かった。主人公のキャラ付けは、ややキツイ気がしました。“母は強し”というよりも“ジョディは強し”。普段は弱い人間が、娘のためになら強くなれるほうが好みです。あらぬ疑いをかけたアラブ人に、謝罪のひとつもないのは残念でした(最後にせっかくチャンスがあったのに!)。でもワンアイデアをコンパクトにまとめていて、観易かったです。自分の中ではスマッシュヒット。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-08 18:11:27) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 これは精神異常者の妄想か幻覚か?又は現実なのか?と、途中までまったく判らずドキドキしました。「子供が連れ去られたの誰か一人位見てないの?」って思うけど、そこは映画だからね。大目に見ましょう。ジョディフォスターの迫真の演技は凄かった。こういう役をやらせたら右に出る人はいないのではないか?休日に何かDVDでもレンタルしようかなと思っている人にはお薦めの映画かな。 【まさきち】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-14 17:38:01) (良:1票) |
2.なかなか面白かったです..脚本も頑張ってましたね~..ただ、クライマックス辺りは、ちょっと狙い過ぎでしょう~ あまりにも、主人公カイルが賢すぎる..真実に気付くのが早すぎ(都合良すぎ)..そこだけが、残念です... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-11 14:44:45) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 ジョディ演じる母親の立場に立って考えれば、一緒に乗ったはずの子供が突然いなくなったんだからそりゃ必死にもなるし、他の乗客から見れば、乗員名簿にも載ってない子供を捜すなんて妄想だろと考えて普通です。そして観客にも、6日前に夫を亡くしたショックから(精神安定剤も服用しているし)この女性はきっとその時一緒に亡くした娘の幻覚を観ているのだろうと思わせます。1時間半の尺の映画で、たっぷり最初の1時間をかけてそう思い込ませます。それが終盤20分ちょっとでガラっと展開が変わる瞬間が面白かったです。むしろハイジャックがどうとか、犯人の動機付け、犯行の計画性についてはこの作品ではあまり意味を持っておらず、観客を中盤まで妄想か犯罪に巻き込まれたのかを悩ますと言う意味で成り立っている作品だと思いました。そういう意味では成功していると思いますし、物語の結末よりもむしろ、全容が明らかになる瞬間にクライマックスを感じます。ジョディ・フォスターは「パニック・ルーム」に続き、子供を守る強いお母さんを演じていますが、なるほどこの作品に出演した理由がよく分かる気がします。ジョーン・ビーンほどの役者が機長を演じていたので、何か大きな展開があるのかと思いきや何も無かった点が残念だったり、犯人は誰の目にも触れずにどうやって機械室まで娘を連れていったのか等を考えれば確かにかなり粗い作りの部分もありますが、自分以外、誰も信じてもらえない逆境の中においても、娘の生存を信じて必死に孤軍奮闘する母親の姿を描いたドラマとして見ると評価してあげたい作品です。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-30 10:51:08) (良:1票) |