6.ヤバイ。久々にしびれる映画だった。ストーリーがどうこういう問題じゃなくて、単純に見て気持ちの奥底の何かを揺すられる感じがした。相変わらずクローネンバーグ監督は間・音楽・色とかの使い方は抜群に上手い。デッドゾーン以来のクリーンヒットかな。自分で脚本を書かずに監督に専念すると絶品になるというのが、この監督の不思議なところ… 【5454】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-16 00:57:54) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 終始「嫌なことがおきてる」感が続くので飽きずに見ていける。バイオレンスに関しては思ったほどではなかった。 【θ】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-12-18 18:51:38) |
4.かなり地味でしたが、とてもシリアスな良作ですね~ 途中までは、ありふれたオチを想像していましたが、..なかなかどうして、リアルな展開でした..ラストはちょっとあっけなかったかな..そこがまた、リアルなんですけど... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-07 12:24:57) |
3.ありふれたアクション映画やコミックになりかねないネタを、抑えた表現であえて暴力の否定へと繋げる手法は秀逸。普通ならヒーロー役であるはずの主人公の振るう暴力に爽快感のかけらもなく、敵と同類の邪悪として描かれている。
また、(変な下心抜きに)セックスの場面がよかったと思う。上手くいえないが、なんというかあの描写があったからこそ、この夫婦の存在が厚みを持った人間として浮かび上がってくるのだと思う。男性サービスの意図はまったくなく、夫婦の愛情や、一言では言い表せない複雑な心の機微を巧みに表現していた。心理描写として意味のある性描写だ。
家族関係にリアリティがあるので、荒唐無稽な設定や展開もあまり気にならずに観ることができる。暴力シーンも厳密にいえばリアルではないのだが、もっともらしく感じられた。クローネンバーグ監督の手腕が、作品に強い説得力を与えている。 【no one】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-10-26 18:18:10) (良:1票) |
2.冒頭とラストが秀逸。ヴィゴの動作と瞳の動きに一瞬たりとも目が離せない。殺人シーンでは他の映画と違って「ああ、『人が殺される』ってこういうことだよな」と見せ付けてくれるリアルさ。パンフがめっちゃ豪勢。…と、随所で圧倒される映画でした。 【椿庵】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-07-21 20:10:09) |
1.《ネタバレ》 バイオレンスもの好きとしては外せない映画が来た。流血するシーンとか残酷な描写があるという風に聞いていたが、パクチャヌク監督好きの自分にとっては別に何ともなかった。それより一番最初のモーテルをただ横移動するシーンが一番はかりしれない恐ろしさがあった。何か不吉な事が起きているけど、それが何かが分からない、というか多分推測できるけどその推測がいやだ。という導入部。その後はそれほどショッキングな事もなく、むしろヴィゴ・モーテンセンの淡々とした演技で静かに進んでいく映画だった。ただ今から人を殺す時にふっと風が吹いて空気が揺らいで、ヴィゴの瞳の色が一瞬変わるのだがそれを見た時にぞくっとした。静かに来たるべき時を待つ、楽しんでるのか悲しんでるのか見抜けない、何とも言えない瞳の表情。こういう目をする時って確かにある。そういう演技をしてみせるヴィゴという役者はすごいと思った。全体としては短めで欲張り過ぎない、きりっと引き締まったシンプルな映画なのも良かったと思う。佳作だと思う 【さば】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-28 22:12:46) (良:1票) |