14.《ネタバレ》 “ジーンズにかけた魔法”“仲間内の決まりごと”。いかにもティーンの女の子が考えそうなことです。アホらしい。正直苦手な分野です。甘ったるい青春ごっこなら御免だなと思いつつ鑑賞しました。でもこれが大違い。実に爽やかな青春ドラマでした。本作が素晴らしいのは、主役4人がみんな“外の世界を経験したこと”です。気の合う仲間でつるむのは重要な成長過程。しかしあまりの心地よさに、そのコミュニティーに依存してしまうことがあります。狭い社会の中だけで物事が完結してしまう。陥りがちです。思考の幅が広がらない。それはすなわち、人としての成長していないこと。4人は、ひと夏で多くのことを経験しました。仲間内の世界にいては見えないこと、思いもよらぬ世界を知りました。苦く、辛く、涙が出るようなこと。そんな人生のハードルを乗り越える時には勇気が要ります。その勇気をもらう“おまじない”。それが1本のジーンズでした。4人にはもうジーンズは必要ありません。子供から大人になるということは、多分そういうことだと思います。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-11-29 18:41:23) (良:3票) |
《改行表示》 13.これは秀作だとおもいます。4人それぞれの夏休みを上手くつなげて作ってますね。確かにジーンズ自体があまり意味がなかったり、白血病の子が説教臭かったり、サッカー合宿の子とギリシャへ行った子のドラマは劇的ではなかったりしますが、とかく10代にありがちな暴力とSEXに頼らない筋立ては好感が持てます。サッカーの子がバーンと脱いでりゃ10点あげられますが(笑)実は2年後に続編あります。見ないことをお勧めします(笑)そうそうサッカーの女の子は売れっ子になったそうで 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-28 12:14:11) (良:1票)(笑:1票) |
12.《ネタバレ》 最近涙もろいのかな....とても泣けました。4人の女の子がそれぞれ体験する16の夏、その一つ一つを繋いでいく一枚のジーンズ。このジーンズがみそなんですよ。ある時には勇気をくれ、ある時には人と人とをつなぐ絆に、うまい脚本だと思います。とかくするとsex,暴力、ドラッグとよからぬ展開の多い作品の多い中で、この映画のように涙と鑑賞後の爽やかさを単純ですが与えてくれる、誰にでも薦められる作品だと思います。4人の新人俳優さんも良く役柄を噛み砕き自分のものとして見事に演じています。長すぎず、そしてギリシャ、サウスカロライナ、メキシコ、そして4人の生まれた町と見てるものを旅に連れて行ってくれるようなところもいいですね。自分の存在は何なのか、自分は世の中の誰に認められ誰に愛されているのか?青春の必ず出会う問題をこの映画の中から感じて自分で考えてみるといいのではと思います。若い人には見て欲しいです。 【としべい】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-03 12:36:49) (良:2票) |
《改行表示》 11.《ネタバレ》 オムニバス形式に近い構成のドラマですね。 4人のエピソードはそれぞれに独立していて、直接交じり合うことはありません。 ジーンズに添えられた手紙を通して、お互いの話を聞き、共感し、時には背中を押してあげます。ただそれだけ。 それは現実世界にはわりとよくある話。それに、4人のドラマが交錯することがない以上、シナリオとしての面白さはありません。 また、映画としてスケールが大きいわけでもありません。 はっきり言って、『なぜわざわざこんなものを映像化するの?』という内容です。 ですが、なぜか目が離せません。 こんな地味なエピソードの羅列に、ずっと興味をそそられっぱなしです。不思議なものです。 リアルを感じさせるストーリーというのは、ともすれば『退屈』と紙一重。本作は主人公一人一人が『よくあるプロット』の中、真剣に考え、悩み、行動し、それぞれの答えを探り当てていくので、そこに深い共感を覚えるのかもしれません。また、4人の友情は本物で、こそばゆくもあるのですが、見ていて気持ちが良いんです。 ティビーのエピソードは『病気で死ぬ少女』をだしに涙をさそうあざといものです。ですが少女と接するティビーの姿が非常に良くて、素直に感動します。 カルメンの『父親とその新しい家族』に対して思いをぶつけるエピソードも良い。『ドレスの試着でキレるシーン』『父親への電話シーン』など涙をさそうのですが、何といっても『石を窓にぶつけるシーン』、これが素晴らしい。自分を探しているのかと思ったら、自分のことなんかそっちのけで家族団らん楽しむファミリー。言葉ではなく映像で、カルメンの心の傷が手にとるようにわかってしまうのです。 ストーリーとして面白いのはこの二人でしょう。 リーナとブリジットのエピソードは第三者が見て面白いものとは言い難いです。 ですがリーナを演じるアレクシス・ブレデルが驚異的な可愛さ。ストーリーなんかどうでもよくなります。 ちょっと評価が難しいですが、主役の4人がそれぞれ良い個性を出しながら、その友情も見せてくれるので多分良作。 ただ映画として突出した部分がないのも確かなので、見る人によっては凡作かそれ以下になるのも致し方ないでしょう。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-05-28 12:11:26) (良:1票) |
10.アメリカ・女子高生・青春ものとくれば、だいたいどんな感じの内容なのか想像つきますが、そのわりには楽しめた方だと思います。4人のエピソードを次々と見せるテンポ感が良くて、薄っぺらい内容でも面白く感じました。ビデオを撮っていた女の子が圧倒的にいいですね。ただ、奇跡のジーンズとか魔法とかの設定、そしてこの邦題が無理やりって感じがして、もうちょっとなんとかならなかったのかと思いました。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-04-19 10:33:47) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 (たぶん)等身大の青春ドラマとして、好感が持てます。ただ、向こうの高校生って、日本人に比べると大人っぽいです。日本人が子供なのか……。オムニバス風に話が進むのかと思ったら、4人それぞれの生活か平行して描かれていて、ややこしいかと思いましたがテンポよく進んで、そういうことはありませんでした。カルメンの話などは劇的すぎるとも思いましたが、全体的にリアルなタッチだし彼女たちの心情がきめ細かく描かれていてよかったと思います。やはりティビーのエピソードがもっもまとまっていたと思います。夏向きの映画ですね。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2012-08-27 20:46:00) (良:1票) |
8.レモンスカーーーッシュ!のようなさわやかなイメージ、青春の真っただ中にいる4人の少女のお話。後味もよく、青春のほろ苦いところもあり美しいところもたくさんあったいい作品という印象です。カルメンのお話がすきです。 【HRM36】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-12-22 11:41:34) (良:1票) |
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《改行表示》 7.BSの放映をたまたま見て、最初はギリシャの小島の美しい白壁の建物に、 やがて少女たちの揺れる心のありようにひきつけられて、 最後まで思わず集中して観てしまった1本。これはひろいもの。 とても丁寧な描き方で、目頭がゆるむシーンもあり、ラストも爽やかで本当にまとまっている。高校生の頃に見てみたかった。 人におすすめできる作品です。 【ミツバチ】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2008-08-14 14:52:37) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 とても丁寧に作られていて好感が持てる。アレクシス・ブレデルとブレーク・ライブリーのエピソードが「恋」という面でかぶっていて最初は戸惑ったが話が進むと別々のメッセージでアプローチしてくるので安心して楽しめた。他の二人も良かった。特にアンバー・タンブリンのエピソードは一番好き。僕の好きな映画キャラクターの一人は「ゴーストワールド」でソーラ・バーチが演じたイーニドなんだけど、ティビーはイーニドっぽいところがあって魅力的だった。レオナルド・ナムもいい味出してる。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-03-30 14:49:02) (良:1票) |
5.脚本にデリア・エフロンが絡んでるんですね。女性が主人公の4つの話の絡ませ方が実に上手かったので退屈させない展開でした。16歳という多感な時期に遭遇する、恋愛、親子問題、生きる意味の全てを4人の少女の経験と絡ませて描かれています。リーナとブリジットのありきたりな恋愛模様より、カルメンの父親の新しい家族への不満、ティビーの白血病の少女との交流は人間ドラマとして胸を打つものがありました。ジーンズを友情という形でもう少し軸に強く絡ませてもいいのかな?と思いましたが、最初のジーンズを買いに行くシーンと、最後に旅を終えて再会するシーンの4人の顔が全然違っていて、本当に成長して見えたので、役者って凄いなあと改めて驚いてしまいました。青春映画としてはかなり丁寧に作られている作品だと思います。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-07 02:15:24) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 小説「トラヴェリング・パンツ」が面白かったので、映画化されたのを知って期待していましたが、映画の方がさらに面白かったです。ギリシャの美しさはもちろんですが、スーパーマーケットや、ゲームコーナーまで良い味を出しています。ストーリーは、いつも一緒だった16歳の少女4人が離ればなれになり、それぞれに成長していくというものですが、小説よりも各々の話が独立していた感じで、友情物語と言うよりオムニバスのようで楽しめました。4つのストーリーの面白さが、それぞれ9点、7点、7点、6点で総合点8点です。ベイリーの台詞のひとつひとつに感動しました。見終って魔法を信じてみるのも悪くないかなと、危険なことを思ってしまいました。追 「アグリーベティ」を見ていてアメリカ・フェレラがカルメンだと気がつき再度見ました。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-12-22 03:53:39) (良:1票) |
3.全体的にどの子も「青春真っ盛り」で、観ていて好感が持てるけど、テイビーのエピソードには泣かされた。でもその悲しみさえも乗り越えていくところが若さなんだなと思う。毎年夏は来るけど、10代のそれは毎年何か意味があった気がする。その事を思い出させてくれた作品です。 【よっさん】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-04-25 00:32:25) (良:1票) |
《改行表示》 2.心に優しくて、いい映画だと思います。 若くて、痛くて、希望が感じられました。 幼馴染の4人の個性的な女の子が16歳の夏に現実に直面して傷ついて、 友情に支えられ、再び笑えるようになる姿に ずるずるに泣かされました。 化粧できない体質でよかった。 原作も良くて、ずっぽりはまってしまいました。 たくさんの人に観てほしいなぁ。 【なちぐろ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-15 22:26:08) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 期待するほでもなかったかな。ティビーとカルメンの話は良かった。特にティビーと白血病の少女の交流は印象に残りました。しかしブリジットとリーナの話がかなりつまらなかったなぁ。 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-10-29 18:36:25) (良:1票) |