4.うひゃひゃ。正直おもろい。確かに心に訴えかけてくるドラマ的な普遍性はない。しかし、ここまで徹底的に練り上げられたシナリオは、ある意味神々しい。人は、誰かがなにを話してるかよりも、誰かが徹底的に何かをやりぬくことに対して敬意を抱くものだ。だから僕も尊敬します。ご多分にもれず。撮影の舞台となっている四国の美しさもポイント高いし、題名のセンスにもちょっと惹かれるし、基本的に全面降伏です。 |
3.馬鹿を突っ走るテンションを最後まで維持しているのは凄い。ずっと笑いっぱなし。何を訴えたいのか不明だが、絶妙な掛け合いやキャラクターの立て方など珠玉の脚本だと思う。上野樹里ってこんなにいい女だったっけ。 【ぷりんぐるしゅ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-15 14:42:44) |
2.やられました。こんなに腹の底から笑った邦画は初めてじゃないかなぁ。いわゆるドタバタ劇というやつで、元が舞台なだけあってテンポが良い。最初のうちは何が何だかわけのわからない内容だったけど、次第に絡み合っていた糸がほどけるようにすっきりとなっていって、それと同時に笑いが倍増していきました。本広監督の力はあるかもしれないけど、これは脚本勝ちかな。台詞の一つ一つがおもしろいもん。あ~、ヨーロッパ企画の舞台見てみたいなぁ。 【とむ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-10-10 01:41:51) |
1.小品なのだと思う。SFタイムマシン物なのだがスケールが悲しいほどに小さい(笑)。登場人物は、だるそうにしてるときも空騒ぎしてるときも、妙に脱力してるし、画面もゆらゆらと熱気に揺らめいていて、見てるだけで暑苦しくなってくる。しかし、ストーリーはしっかり整合が取れていて驚く。それに、いつのまにか、こちらも、登場人物たちと一緒に過去と未来を行ったりきたりして遊んでいたくなっていたし、いつまでもこの夏が終わって欲しくないという気持ちにもなっていた。小ネタも豊富で、ギャグも嵌った。普段、映画館で映画を見て笑うとき、片頬を歪めてニヤリとするとか、ハハッと声なく笑ってニコニコするとかの僕なのだが、この映画の場合は吹き出す場面が多く、「まったく、やってくれるぜ、思わず笑ってしまったじゃねえか、見ている他のみんなすまねえな」と思いながら、声に出して笑った後、後ろの観客席を振り返ってみたら、3人しかいなく、泣けてしまった。小品だが傑作だと思うのだが。 【解放軍2003】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-10-07 09:59:37) (良:3票) |