7.荒野で高速道路を走っていると、自分が「誰でもいい一人」になってしまう怖さがあるわけだ。そういうものは、たとえば都会の群衆の中でもっぱら感じられるものと思われがちだが、そこは田舎のほうが怖い。都会では全員が無名同士になるが、田舎ではガッチリ組まれたチームの中に無名のよそ者として入っていくことになるわけだから。というわけで前半はへんにリアルでけっこう怖かった。通り過ぎた車が向こうでターンしてこちらを見てる感じ。食堂での田舎の人たちの無関心、無表情。このまま不安感が持続する田舎の迷宮に入っていくって展開だとハリウッド映画にならないから、直接的暴力が襲ってきてレベルが一つ落ちる。でも上映時間90分ちょっとという手ごろ感が好ましい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-02-24 12:13:48) (良:2票) |
6.途中まで単なる『激突』のパクリだと思ってたが、途中からまさかの怒涛の展開になり、最後はダイハードに。ほんとについていけないほどノンストップでバカバカしいけど面白い。こんないろんなもんパクって寄せ集めたようなB級映画ですらこのレベルの出来になるからアメリカ映画は凄いw 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-24 00:54:00) (笑:1票) |
5.《ネタバレ》 主人公のわき見運転によって危うく事故りかける。その些細なミスが不条理なまでの恐怖の発端のように映される。スピルバーグ『激突!』である。スタンドでの会話、先で回転して止まるトラック。主人公夫婦とともに我々も不安でたまらない。しかしその後夫婦に訪れる恐怖の源は冒頭のわき見運転ではないことが判明する。中盤あたりでほぼ真相がはっきりとする。薄気味の悪い不安感が廃されてしまう。実にもったいない。映画史に残る傑作になり得たかもしれないのに自ら拒んでしまった。ところがここからもけしてつまらなくはならない。むしろカート・ラッセルには不似合いだった普通のおっさんが、いよっ!待ってました!と声をあげたくなるような本来のカート・ラッセルの顔になり、その後のほぼお決まりの、それでいて見応えのあるアクションを堪能できる。前半の不条理を痛快に撃破するカート・ラッセル。実に気持ちのいいアクション映画だった。そして冒頭で見せていた夫婦の関係はもちろんより強固となって一件落着。シンプルなオチが心地良い。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-05-18 14:26:16) (良:1票) |
4.面白い。ウダウダ考える前に映画が終わる。 【Junker】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-19 00:45:22) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 B級王者カートラッセル!年太りしても古臭い顔立ちは健在。今回はいつものようなひょうきん者ではなく、いたって真面目な夫。真面目すぎるがゆえ犯人グループへの詰めの甘さが目立ち、まさにB級。奥さんのとどめの一発もしびれました!いや~楽しかった!恥ずかしがらずみんなで言おうじゃないですかっ「B級バンザイ!!」 【りりあ】さん [地上波(吹替)] 7点(2008-01-24 00:50:21) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 前半の何が何だか分からず、孤立無援の主人公の憔悴感は良く伝わってきた。 犯人が現れる後半は何か「ダイハード」の様になってしまうが全体としては 良くできた楽しめる作品だと思う。 しかしコードが一本外れただけで全ての機能が死んでしまう車って有り? 又ラストシーンでの妻の行動はまさに怒り心頭と言う感じで痛快。 あの広大なアメリカのど田舎ならこんな事もあり得るかもと思われるのが怖い。 【ハナちゃん】さん 7点(2004-08-25 14:08:50) (良:1票) |
1.スピルバーグの名作「激突!」を連想するシーンもあって、実によく出来たサスペンス・アクションで仕上がりは上々。ただ前半のミステリアスな展開と緊迫感に比べて、徐々に犯人像が明確になってくる後半になってくると、安手の活劇映画っぽくなったのが惜しい。 【ドラえもん】さん 7点(2000-11-26 23:37:14) (良:1票) |