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タンポポ

[タンポポ]
1985年上映時間:115分
平均点:7.23 / 10(Review 133人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-11-23)
ドラマコメディグルメもの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-09-26)【イニシャルK】さん
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監督伊丹十三
演出鈴木健二(演出助手)
キャスト山崎努(男優)ゴロー
宮本信子(女優)タンポポ
役所広司(男優)白服の男
渡辺謙(男優)ガン
安岡力也(男優)ピスケン
桜金造(男優)ショーヘイ
加藤嘉(男優)センセイ
大滝秀治(男優)老人
洞口依子(女優)カキの少女
黒田福美(女優)白服の男の情婦
加藤善博(男優)白服の男の子分
横山あきお(男優)中華そば屋のコック
松本明子(女優)アベック
村井邦彦(男優)アベック
久保晶(男優)大三元のおやじ
高橋長英(男優)課長
田中明夫(男優)部長
嵯峨善兵(男優)常務
加藤賢崇(男優)ヒラ
粟津潔(男優)ピスケンの手下
榎木兵衛(男優)ピスケンの手下
橋爪功(男優)ボーイ
上田耕一(男優)タンポポの客
高木均(男優)中華街のおやじ
関山耕司(男優)タクシーの運転手たち
辻村真人(男優)小さい乞食
大沢健(男優)いじめっ子たち
坪井木の実(女優)マナー教室の生徒
北見唯一(男優)歯医者
大月ウルフ(男優)医者
藤田敏八(男優)歯の痛い男
井川比佐志(男優)走る男
三田和代(女優)走る男の妻
津川雅彦(男優)マネージャー
原泉(女優)カマンベールの老婆
柴田美保子(女優)女助手
田武謙三(男優)刑事
林成年(男優)連れの男
中村伸郎(男優)老紳士
大友柳太朗(男優)ラーメンの先生
岡田茉莉子(女優)マナーの先生
脚本伊丹十三
音楽村井邦彦
作曲グスタフ・マーラー交響曲第1番「巨人」/第5番第4楽章
撮影田村正毅
笠松則通(撮影助手)
製作玉置泰
川崎隆(製作担当)
企画東海林さだお(企画資料協力)
配給東宝
美術木村威夫
編集鈴木晄
録音橋本文雄
柴山申広(録音助手)
照明加藤博美(照明助手)
その他目黒祐司(スチール)
あらすじ
女手一つで小学生の息子を育てながら夫が残したラーメン屋「来来軒」をきりもする未亡人タンポポの、努力の姿は報奨物でもラーメンの味のほうは・・・。見かねたトラック運転手ゴローが助け舟にと味の特訓を開始する。やがて浮浪者相手のグルメ指導者、味通のお抱え板前、幼馴染の土建屋などが「タンポポ・ラーメン」開店に協力するようになる。下町のキャリア・ウーマン誕生のストーリーに「食と味」をテーマにしたコントをちりばめ、黒澤映画から西部劇に至るまでの東西の古典的名画のパロディーを盛り込んだ味の、いや映画作品の逸品。
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3.《ネタバレ》 『死』のハウツー映画の後に『生』の根幹にある『食』をテーマにしてるところが見事。ショートコントみたいなサブストーリーを散りばめてますが、本作のメインテーマがラーメン。ラーメン歴40年の老人が伝授するラーメンの食べ方。いきなり口に運ぶのでなく、見て、箸で撫でて、心のなかでつぶやく…「何が『後でね』だよ~」って、私までラーメンを食べたくなってしまう。
この、口に運ぶ前に食べ物の情報を味わう事こそが、'80年代半ばから今でも続くグルメ・ブームの基本だと思います。そしてこのブームの最大の火付け役が、漫画『美味しんぼ』と、映画『タンポポ』だったと思ってます。
この2作品がキッカケとなり、「あの店の◯◯が美味い」なんて飲食店の情報がメディアで取り上げられるようになり、単に『美味い・不味い』だけだった味の追求に『何がどう美味いのか?』って理由・根拠が求められるようになり、一億総グルメ評論家となって、誰でも楽しめる娯楽として、お店に点数やランクを付けるようになっていきました。

さて、令和の時代に小説の老人が食べるラーメンを観ると、まるで社員食堂のラーメンだ。あれ?こんなだったっけ?当時は美味そうに観えたんだけどなぁ…このおよそ40年の間に、ラーメンってとんでもなく進化してしまったんだなって思う。言い換えると、この映画が発端のラーメンブームがあったからこそ、今のラーメンがあるんだろう。余談だけど40年前に大人気だった札幌のラーメン屋で、今でも人気なお店って少ないです。当時大人気だった玄咲は閉店。時計台は様変わり。味の三平や純連は頑張ってます。

ラーメンの次に出てくるのが、タンポポが作る朝食。おひつのごはん、豆腐の味噌汁、たまご納豆、ぬか漬けに鯵の開き。これがまた実に美味しそう。この40年で進化したものもあれば、変わらないものもある。食ってとっても面白い。
ここでターボーが言う「母ちゃんの作った料理は美味いからねぇ~。ラーメンも日本一だよね!」ここがもう、この映画の答え。伊丹監督が創った食ブームの答えなんです。
たとえ他人にはどんなに不味くても、母親が自分のために作った料理こそが、最高のご馳走なんだ。って。
やれ、あそこのラーメン屋が美味いだ不味いだなんてのは、お金が動く情報の世界の話だよね。って。

数あるサブストーリーの中で、きっと一番印象に残るのが、死に際にチャーハンを作るお母さんじゃないでしょうか?
チャーハンをガツガツ食べる家族。それを見て微笑み、死んでいくお母さん。こんな短時間の物語から、食べることは、生きていくことなんだなって、改めて思わせてくれました。
そして“お母さんの母乳を吸う赤ん坊”で映画は終わる。どれだけお金を掛けたグルメも母親の味は超えられない。
余談だけど伊丹監督の次の作品は“看護婦の乳首を吸う死にかけの老人”から始まるマルサの女。人間の『欲』を扱った映画。
神がかってる。
K&Kさん [地上波(邦画)] 9点(2024-01-20 15:51:51)(良:1票)
2.《ネタバレ》 自分にとっての映画の面白さは、
「何度も観たくなる」
「何回観てもオモシロイ」が結構な条件です。


多彩な人物のそれぞれの「食」にまつわるエピソード。
そのどれもが印象的。


もちろんラーメン屋のエピソードも大満足な映画です。
しんしんさん [DVD(邦画)] 9点(2013-05-08 11:08:05)(良:1票)
1.《ネタバレ》 何度も見ている大好きな作品です。はやらないラーメン屋を再建する話をメインにして、役所広司と黒田福美がホスト役。その間に食べ物にまつわる話を入れ込んだ設定。伊丹さんは、ラーメンストーリーよりも「食にまつわるエッセイ」の方が描きたかったのではないかなあと推測しています。その中でも一番のメッセージは「エロティックな食物たち」かなあ。いろんなシーンでそれを表現していますが、私が一番感じたのは、原泉おばあちゃんが津川店長と追っかけっこする場面(いつぞやのテレビ放映ではカットされていた)。カマンベールをグニュ~、桃をグチュグチュ、お汁がピュッってシーンです。ああ、食べ物はエッチなんだと理解したのです。エンディングの公園での授乳シーンの意味が最初見たときはわからなかったけど、何度目かに見たときに「ああ!母乳が生まれて最初の食べ物なんだ」とわかったときは嬉しかったなあ。一つ一つのシーンがとても丁寧に撮られていて、本当に美味しそう。食物の周りの人間心理もうまく描かれています。伊丹映画の中で一番好きな作品です。最後に大好きな台詞をご紹介。「だっておじさん、ラーメン食べるのはそのド素人なのよ。素人にわからない味のラーメン作ってどうするの」
ひよりんさん [DVD(邦画)] 9点(2006-05-21 17:15:15)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 133人
平均点数 7.23点
000.00%
121.50%
200.00%
310.75%
443.01%
5107.52%
62518.80%
72821.05%
83627.07%
91410.53%
10139.77%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.77点 Review9人
2 ストーリー評価 6.25点 Review12人
3 鑑賞後の後味 6.76点 Review13人
4 音楽評価 4.88点 Review9人
5 感泣評価 4.12点 Review8人

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