4.観てすぐにデュ・プレのエルガーのチェロ協奏曲買いました。 とにかく印象的で。才能ある人間の苦悩と、それを唯一理解できる姉。でもその甘えが2人の間を傷つけるように見えながら、あくまでも受け入れる。こういう胸が締め付けられるような映画はとても好きです。 |
3.いつもうまいけど、ここのE・ワトソンには圧倒された。姉も音楽家としての才能があったのに、妹のジャクリーヌがチェリストとして成功し姉は平凡な主婦となる。若くして名声と天才指揮者D・バレンボイムとの結婚と、幸せの絶頂なのに多忙やストレスに疲れ、平凡な姉の生活が羨ましい。ついには姉の夫とのセックスまで要求し、なんと姉は彼女の為にそれを夫に頼む。凡人にはちょっと理解しがたい世界です。しかし28才という若さで難病に冒され、演奏家としての活動は終わる。チェロの重厚な響きは彼女の辛い思いを訴えるごとく心に響いた。ジャクリーヌが最高といわれるエルガーのチェロ協奏曲は、彼女のコンサートシーンに使われている。チェロの演奏に感激してCD買って聞いてます。 【キリコ】さん 9点(2003-05-23 16:11:17) |
2.チェロの音色って、優しくて包容力があって、とても好きです。そんなチェロと生きたジャクリーヌは、女として幸せだったのかどうか、判らないけれど、ジャクリーヌの演奏を聴いた人たちは、きっと、心の中で何かの感動があったはず。 【okピーちゃん】さん 9点(2003-01-18 18:55:35) |
1.「なるほど、こういう映画なのか」...これが鑑賞後の最初の感想。演技巧者エミリー・ワトソンの熱演はいつもながら凄いんだけど、姉のヒラリーを演じたレイチェル・グリフィスも圧倒的な存在感を示している。この手のノンフィクションものは、あと一歩のところで止めてしまうんだけれども、姉妹2人の内面の掘り下げ方が半端じゃない。一風変わった切り口をもってストーリーを進めていくのですが、ラストにこの物語の結論がしっかりと示されている。『音楽家ジャクリーヌ・デュ・プレはほんとうではないのです』と。とにかく一見の価値あり、お薦めです。 【チャーリー】さん 9点(2002-03-04 21:10:56) |