128.下妻物語を高く評価していたので、2匹目はいないぞーと意気込んで観始めたが、あっという間に引き込まれた。中島哲也さん、あんた凄いわ!下妻物語でもそうなのだが、映画公開時に観に行く気がしないのはなぜなんだろう?共にDVD鑑賞になってしまった。3匹目は通常いないけど、もう1本作って下さい。今度は前宣伝がどうであれ映画館に行きます。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-14 16:43:46) |
《改行表示》 127.ネタバレ 嫌われ松子の一生というタイトルだが、原題のように別に嫌われていたわけではなく運が悪かったというか、人生の悲劇。 でも悲劇とは名前ばかりで、松子は必至に生きる。 人生の中でよくあるささいな行き違いや家族の喧嘩、気持ちの伝え方という深いところがキッカケになっているので深いし浅くない。 まぁ松子の性格にも欠点はあるけれど、純粋で、POPな映像に引き込まれた。 内容は現実的で、生きること考えさせられる映画。 コミカルだからこそ逆に重い。これが普通の撮り方だったら、それはそれで良かったかもしれないけどインパクトには欠けたと思う。 松子の生きる姿、幸せとはなにか、愛とはなにか、こういう人生もあるんだ、 実に深い映画。 |
126.鑑賞後、中谷の撮影日記風エッセーを読み、なるほどと。現場でのぶつかり合いは、この作品に必要だった。映画冒頭は、いつまでCM続くねんと勘違いツッコミ、斬新ねと思った。 【こんた】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-02 00:48:17) |
125.ネタバレ 母と2人で見に行き、2人してボロ泣きしながら帰ってきました。映像良かった 【リブロース】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-12-24 20:18:03) |
《改行表示》 124.ネタバレ コメントに困った映画。 正直、こういう映画は余り好みではないが、松子の成れの果てに感じる強烈な「哀れみ」は 他の映画では感じた事のない程のものだった。それが自分にも起こり得るっと考えると、 ああはなりたくないという焦りさえ感じた。教訓って意味ではアリだと思う。 とはいえ、テンポが早い上に要素が多すぎて話の構造が分かりにくく、言いたい内容が分かり にくいと感じた。それは僕の理解力のなさから来るものなんだろうとは思う。 分かりにくかったものの、この映画の言いたかった事はなんだったんだろう?と考えてみた。 死後、松子が妹と和解し、待つべき人のもとに帰れたという描写があるので 待つべき人の元に返る事が幸福だ、って事になるのかな? ただ僕としては、やっぱり生きているうちに幸福になって欲しいと思う。 悲劇のストーリーには、己の主張を貫いたとかソレに伴う対価が必要だと思う、 ところが松子はこれから頑張ろうとしている時に殺されてしまっている。 多くの映画が主人公の目的が達成される事で完結するが、松子の人生は転落人生で、 誰にも見取られず河原で殺されてしまうあたり、他人から見ればその人生は無価値のように 思えてしまう。 無理やり考えれば、全く無価値のように思える人生でも、多くの人が繋がる事で成り立っている。 1人のように見えても、人は1人ではない。という事とか・・・。 う~ん、2.3回見ないとよく分からん気がする。と、まぁ色々考えさせられる原動力を 秘めた映画って事で7点。 【六爺】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-12-16 15:12:33) |
123.ネタバレ 「下妻物語」は最高傑作だと思っているが、此方は生理的に駄目だ。一言で言うと、頭のおかしな変人に興味が無いのだ。中谷美紀は脱ぐ度胸が無いのであれば、最初からこの役を受けるなと。このストーリーからして脱がないのは余りにも不自然だろ、昔の大女優なら普通に脱いでいたものだ。生きる大変さは分かる、しかし先を考えて行動するのが人だろう。人殺しにどう共感しろと言うのか。最後も浮浪者になり周りに迷惑を掛けている。ああ中谷美紀のあの顔がムカツク。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 2点(2007-12-07 22:31:19) (良:2票) |
《改行表示》 122.不自然なほど鮮やかに毒々しい色彩。わざとらしく画面を飾る花。日本映画の宿命的な貧乏くささと、ミュージカルという躁的な仕掛けに折り合いをつけるとしたら、これしかないかもねー、という気がする。 中谷美紀の歌は、すごくうまいわけではないのだが、妙に説得力があるのは、さすが女優だね。しかし、後半の老けて太った状態のメイクが中途半端だったのは残念。 【yhlee】さん [インターネット(字幕)] 7点(2007-11-26 19:46:50) |
121.ネタバレ 最近の邦画は面白いなぁ~。これも当たりでした。暗くなりそうな話だけど、コミカルで楽しく見れたのが良かった。嫌われ松子ってゆうか・・・男運悪すぎ松子ですね。松子の半生、かなり濃かったけど、実はこんな人いっぱいいそう・・・ 【アキラ】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-11-17 20:17:36) |
《改行表示》 120.始まり方が気に食わなかったので、どうなるかと思いましたが、どんどん引き込まれていきました。中学校の先生だった松子があんな殺され方をするなんて・・。悲しいねえ。 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-16 21:21:50) |
119.ネタバレ 中谷美紀ファンだけに、この作品は見ないで置こうと思っていたのですが。やっぱり、見ないとけばよかったわね。とても暗くなりがちなストーリーをミュージカル仕立てで、コミカルに演じているのだけれど、どうもなあ。相手役のくどかんや劇団ひとり、荒川ららなんかは個性的で面白かった。一番好演していたのは、弟役の香川照之かなあ。私は、筑後川も荒川も近所に住んでいたから知っているんだけど、確かに河川敷が広くて、とりとめもなく広い川という点が似ています。一緒に、見ていた中学生の子どもに、こんな人間にはなるなよと最後に教訓を垂れました。 【ジブラルタの星】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-11-13 17:14:24) |
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118.ネタバレ 中谷美紀のスクワットにしびれました。 【ジャッカルの目】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-11-05 22:20:34) |
117.久しぶりに邦画で当たりました。笑えるところもあったし、松子の生涯とともにその時代の変遷描写がうまい。この松子の末期はまさに今の日本の閉塞感を表しているような気がしました。誰も待っていない家で「ただいま」というところが妙にリアルで切なく、やっぱり「帰るところ=誰かが待っていてくれるところ」があるってのは幸せなことなんだなあって改めて思いました。映画全体の「色」の使い方もうまく綺麗で、主演の中谷美紀も最高。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-10-18 17:53:37) |
《改行表示》 116.ネタバレ すごい映画だと思いました。過去の人生の回顧をミュージカルシーンを用いてテンポ良く進め、だんだんと時間の進みを遅くしていく。年老いた松子が過去を振り返り、最後は妹とも和解して終わる、その見せ方がすばらしいです。 人の気持ちを素直に受け取ることができずに、死んだ後になって始めてその人の自分に対する気持ちが分かる・・・そして後悔の連続。 原作に比較的忠実で本当に悲惨な話だけど、明るい音楽や小ネタを使い、死ぬ間際の見せ方もなんとか美しく終わらせてくれて、救いがありました。 人殺しや売春の話、それからあまりにもバカな転落話のため賛否両論な作品ですが、私は文句なく大好きです。中谷美紀は本当に美しかった。音楽や映像も良かった。それから、自分も後悔なく生きなければという気持ちにしてくれたのです。 【飴おじさん】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-10-08 16:47:32) (良:1票) |
115.破壊美と言うんでしょうか?物語が進むにつれてボロボロになっていく松子が本当にキラキラと魅力的な女性に見えてくるのが不思議です。「松子は神でした。」本当にその通りだと思います。タイトルとは裏腹に、松子は最後までみんなに(誰かに)愛されていたんですね。個性的な登場人物や過去と現在のリンクの描き方等が本当にうまい。終盤はグッとくるし、見終わった後は「がんばろう!」と言った気持ちにさせてくれます。久々に面白い邦画に出会いました。 【Kの紅茶】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-28 23:31:51) |
114.ネタバレ 不器用で、不器用ゆえに純粋で・・・愛し、愛されても幸せいなれない切ない映画ですね~。でも暗い雰囲気も全く感じさせずに、明るくテンポよく仕上げてるのは見事!だからこそ松子のひたむきさが伝わって来るんでしょうか?悲しくて笑える切ない映画です 【レッドホーク】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-21 00:37:41) |
113.こういった、明らかな、最近やった映画の、演出の手法の”マネ”が、明らかにハナについてしまうと、もうダメ!言い換えると、たとえるならば、”ダンサーインザダーク”でやってたから、わたしも!!!みたいな。。。。。。あほか。ひとのまねをすると、自己嫌悪にならんのかねえ?観ていて、恥ずかしくなった。 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-08-15 01:36:16) |
112.ネタバレ 最初観たときは、題材はとてもいいのに余計なことをしてもったいない、違う監督が作ればよかったのにと思ったが、もう4回も観ていて結構はまっている。松子なりに一所懸命生き、天国で大好きな父と妹に、お帰りと迎えられたラストシーンはじ~んときました。 【たけよし】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-14 01:05:35) |
111.ミュージカルの良さを映画にうまく落とし込んだ快作。曲に合わせて一気に見せる手法は本来の映画とは一線を画すものではあるが、これはこれで十分楽しめる。個人的には、いくらでも削れるような部分をさも叙情的にだらだらと見せられる映画よりは、こちらの方がすっきりテンポよく見れて好み。ただミュージカル風ゆえの限界も感じる作品だった。 |
110.ネタバレ 原作とは少し面持ちの違う作品に仕上がっていますが、これはこれでO.K.ミュージカル仕立ての歌唱シーン(特に刑務所のシーン)はお気に入りです。 【camel】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-08-11 09:39:53) |
《改行表示》 109.ネタバレ 人を愛し愛されたいと言う誰もが抱く感情を、 松子は人一倍強く持ち、大切にし、それに従うまま生き抜いた。 何度騙され裏切られても、彼女は愛する事を決して止めず、 転んでも決してタダでは起きず、どん底からでも這い上がっていった。 それでも人間とは弱く儚い生き物。 かつては愛に生き抜き、どんな逆境や不幸のどん底でも笑顔を絶やさなかった彼女が、 最後の数年はその影など跡形も無く、絶望の果ての諦めに佇んでいた。 しかし、彼女の死に際の行為は、かつての教師たる影を匂わせる。 「未来を担う前途ある若者たちに、自らのように道を踏み外して欲しくない」 「一寸先は闇。 だからこそ、時間を無駄にせず懸命に生きて欲しい」 これも彼女なりの一つの愛であったように、私には感じられた。 そんな彼女の人生の最期は、何とも呆気無い、何とも悲しい幕引き。 あまりにも救われない人生の結末と現代社会のリアルさを見せられ、 それまでのミュージカル調に明るく鮮やかな色彩が、一瞬にして闇に落ちる。 愛とは、正義とは、誠実さとは、いったい何なのだろうか。 彼女の人生を「無意味、空っぽ、下らない人生だ」と哂う人もいるかもしれない。 しかし、本当に彼女を哂えるだろうか。 幼少の頃に父親の愛情を切望していた彼女が原点だとして、それ以降も 愛を求め続けたのは、ただ単に淋しさや愛に飢えていたからではないと思う。 彼女は、ただ自分に微笑んでくれる温かさが欲しかっただけなのではないだろうか。 愛する人たちの笑顔を見れれば、彼女にとっては充分だったのかもしれない。 母のように温かく包み込み、少女のように可憐に純粋に愛でる彼女の愛は、 あまりにも大きく心地が良いため、その価値にすぐに気付くことが難しいのだろう。 失った後に初めて気がつく彼女の存在価値。 自分の中にかけがえの無い何かを確実に残していった、彼女の深さ。 心から愛した相手の心の中に自分の存在を残し、この世を巣立っていった彼女には、 それが何よりの幸せの証なのかもしれない。 鑑賞中、そんな彼女の幸せをどんどん切望している自分に気がついた。 そして終盤、なぜか涙が止まらなかった。 その後の清々しい気持ちは今でも覚えている。 「曲げてのばして」の歌が、今でもたまに私の頭の中で流れる時がある。 私の心に粋な残り方をしてくれたこの映画に、感謝の意を述べたい。 【港のリョーコ横浜横須賀】さん [映画館(吹替)] 9点(2007-07-31 17:10:02) (良:1票) |