11.《ネタバレ》 3作の中で1番面白かった。ミュータントも個性派揃いだし、それぞれが能力を発揮してました。オープニングのシーンでチャールズとマグニートーが一緒に出てきた時にはニヤリ!としましたよ。エンドロール後のシーンを私なりに解釈してみました。まず始まって15分位にチャールズの部屋で生徒達がビデオを見るシーンがあります。そのビデオには植物人間の患者とモエラの姿が映り、チャールズは「この患者は意識は無いが五体満足だ、この患者に強い意識が入った場合、たとえば癌の末期患者の意識が入り込んだ場合・・・、これは大変倫理的な問題だ。」という事を言ってました。そしてエンドロール後のシーンで、植物人間が意識を取り戻しモエラに声を掛ける。モエラは「チャールズ?」と言い返す。おそらくチャールズはモエラに「この患者が意識を取り戻した時は、私の意識が入り込んだ時」ということを言っていたのではないでしょうか。身体のスペアですね。チャールズは別人(五体満足)として甦り、またみんなの前に現れる!でも倫理的な問題と言いながら身体を確保している辺り腹黒いですねチャールズ! 【まに】さん [映画館(吹替)] 8点(2006-09-16 22:34:28) (良:5票) |
10.《ネタバレ》 ミュータントを“人間に戻す”新薬「キュア」の登場によって、ミュータントと人間、それぞれの思惑がますます顕になる3作目。自らの能力を忌み嫌う者、受け入れる者。人間との融和を図る者、敵対の意思を表す者。ミュータントはそのアイデンティティを問われます。人間側も同じ。曖昧にしてきたミュータントの位置付けを、明確にせざるを得なくなる。実に面白い構図です。現実の差別問題や、他生物との関わり方と照らし合わせてみるといい。“人間とは何者か”という物語の根幹に行き着きます。ただ、それは鑑賞後のお楽しみ。まずは目の前で起きていることを存分に楽しみましょう。ミュータントの多彩なサイキック能力。その映像表現の見事なこと。極上のイリュージョンを見ている感覚でした。迫力満点。そして美しい。スクリーンで観なかったことを後悔しました。ただ、ドラマは不十分だと感じました。ジーンとローガンの恋愛話をクライマックスにするなら、もっと木目細かな心理描写の伏線が必要でした。それに締め方もぬるい。今回の件で、ミュータントと人間の間に大きな軋轢が生まれたはず。一度恐怖を体験した人間が、その源を放置するとは思えない。人間は、それほどお人好しではありません。何事も無かったような平穏な結末に違和感を覚えました。並みのアメコミ映画なら問題にしません。見た目が派手ならそれで満足。ただ本シリーズには奥深いドラマ性も求めたい。それが可能な優れたコンテンツと考えます。エンドロール前後のシーンについて。クレジット前のワンカットは絶品でした。見事な余韻を作り出しています。ただ、最後のシーンは要らなかったと思う。驚愕の事実は、艶消しでもあります。続編の布石としての要素の方が強い。こうなったら、責任を持って3部作を超える続編をつくってもらいましょう。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-31 19:22:49) (良:3票) |
《改行表示》 9.《ネタバレ》 かなり楽しめた。ような気がする。 しかし、エンドロールの後のシーンは何? ブレット・ラトナー、彼の特徴はドラマ性、それも「メロ」にかなり近いドラマを持ってくること。 よって、登場人物の造形はあまり複雑なものとはならず、10人中9人がシンパシーを覚えるようなドラマを盛り込むのがラトナーの常である。私はこういうの嫌いじゃないけど。 しかし、映画に「娯楽」以上の何か、たとえば「ブンガク性」を求める場合は、ラトナーのような芸風は「俗」の一言で切り捨てられるのだろうなあ。エスねこさんがおっしゃっていたように、私も「映画は祭り性のもの」という意識があるので、「ブンガク」している日本人監督の一群からは逃げ回っている。それはどうでもいいが。 楽しい「3」に対し、いつものようにキャスト面での突っ込み開始。 ファムケ・ヤンセンだ。「3」は「ジーン」に始まり「ジーン」に終わる。「ジーン」とは、複数の男たちに求められ(色んな意味で)、追いかけられるすべての中心となる存在。なんでこいつばかりがそんなにモテる。それが、老けているうえこんなオカマのようなルックスの女優でいいのか。 ヤンセンはデカいだけでなく、ドイツ女だけに、ゴツい。そして、この老け方というのは、無理なダイエットで撮影のために急激に体重を落とした時の状態(キャリー・アン・モスと同じ)。イタい。 どっから見ても女装のオカマ(ニューハーフのミュータント以上にゴツい)であるのに、ありもしない色気を発散し、各方面から追いかけられるジーン。この場合は、アンジェリーナ・ジョリーでもなければ無理というものだろう。 そして、アイスマンのボビーだ。どういうわけか、この子も複数の異性から思いを寄せられる。 …が、いかに好意的に解釈しようが、ショーン・アシュモアにアンナ・パキンの人生を変えるほどのモテ男ぶりを見出すことはできない。どうしたらいいのだ。この顔が、ハイスクールに居たとしたら、そんなにモテるか? そして、なんだなんだ「キュア」の子というのは。「ウルトラヴァイオレット」と同じじゃないかあ。 別の映画で同じ子を同じような役で起用。…確かにこの子はピュアな感じが印象的だが。それにしても(使いすぎ)。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-18 14:40:51) (良:2票)(笑:1票) |
8.《ネタバレ》 今作では2つの事件が起こります。ジーンの覚醒とミュータント治療薬をめぐる攻防です。しかし何の相関関係もないんですね。ジーンは唐突に復活&覚醒し、プロフェッサーを殺害、マグニートーの元に走りますが、大して何かをするでもなく僅かな時間暴走して死亡。リーダーであるはずのスコットのあんまりな退場の仕方といい、あるべき脚本が大幅に削られでもしたのかな?と思いました。映像的には文句無しです。私は超能力者同士が派手にドンパチしてるのを見せてくれたら幸せなので。特にウルヴァリンが、今回でようやく渋くカッコよく活躍したので楽しめました。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-03-06 22:34:52) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 プロフェッサーのシーンでは、フリーザに殺されるクリリンを思い出した。ウルヴァリンに「クリリンのことかー!」って言って欲しかった。 【六爺】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-28 22:07:06) (笑:2票) |
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6.《ネタバレ》 映画館で観れば・・・と悔やまれる。自宅でも音響設備が発達したとはいえ、映像、音の迫力は映画館には、はるかに及ばない。とにかく展開がスピーディで息をつかせない。はしょりすぎな点はあるにしても、あっという間の1時間40分。ただサイクロプスの扱いがあまりにも可愛そう。あとナイトクローラーが出ていないのも残念。2作目のオープニング驚きましたもん。この作品は買いに値すると思う。 【キャラハン】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-10 13:02:54) (良:2票) |
《改行表示》 5.《ネタバレ》 1、2から監督が変わった不安要素を、スピーディーかつパワフルな演出で吹き飛ばす快作だと思います。むしろ、1や2に不満を感じてしまう程で、ここまで面白くなったパート3映画はかなり珍しいのではないでしょうか。 印象的だったのは、マグニートーが移動監獄のトレーラーを襲撃するシーン。道路に立ちふさがり、超能力でパトカーをいとも軽くつぶして放り投げる姿は、彼の底知れぬパワーを描ききっていたと思います。ミュータント達が、敵味方にぎやかに登場するのも映画を盛り上げ、「これがX-MENだ!」と見る者にX-MENワールドを強力に提示し続けた104分と言えるのではないでしょうか。私も、原作のアメコミはまったく読んでおらず、映画のみのファンでしたが、見ている間ずっと「これがX-MENか!!」と眼からウロコが落ちるような感覚を感じていました。 世界観の説明や、キャラクターの紹介等の省略が出来るという、パート3映画の有利な点をフルに生かして見せ場を凝縮させたことと、監督の(パンフレットによると大のX-MEN原作ファン)意気込みとこだわりから生まれたセンスがうまくマッチした傑作SFアクションになったと思います。1、2の存在が不可欠なのでマイナス2点にはなりますが。 【塚原新】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-27 01:10:24) (良:2票) |
4.《ネタバレ》 なんでしょうね。ブライアン・シンガーの前2作の重み?みたいなものはどっかに吹っ飛んでしまった感じですかね。(エスねこさんの言う(作家性ゼロですが…)というところに妙に納得しております。)しかし、それはけして悪いことばかりではないのです。無いという事には、無限の可能性が秘められておるのです・・・よく言えば。軽くなった分テンコ盛りのVFXとミュータントの数で勝負。さらに思い切りの良い展開など、違った面白さがあると思いますのです。また1作目からのアイスマンとパイロによる因縁の対決。一見勝負にならなそうなキティ・プライドとジャガーノートのおっかけっこ。 「驚異的な再生能力」という主人公としては、とても地味な能力がフルに発揮されるフェニックスとのクライマックスなど、能力の特性を生かした対戦の組み合わせは絶妙ではないでしょうか。ちなみにエンドロール後のシーンはかなり重要でしょう。ココだけでも評価1点分の価値はあるかも(言いすぎ?)。でもここを見ると見ないとでは感想変わってくると思うんですよね。特にエグゼビアに対してとか。なので普段エンドロール中に退席する、せっかちさんは我慢して最後まで見ましょうね。 【カズゥー柔術】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-22 11:15:23) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 パート2まではミュータントと人間との対立、それに伴う苦悩がうまく表現されていたのですが、今回はそんなもん吹っ飛ばして、ミュータントいっぱい出してバトルしちゃうぞーー的な映画になっておりました。確かにそれはそれで、それなりに楽しめたし、苦悩する部分はビーストとかローグなどが担当しているのはわかるのですが、やたらミュータントが出てきて、やたらと死んでいく・・・。うーーん・・・バトル部分は減らしても良かったから、あのキュアの元となった少年や、エンジェルなどの話を膨らましても良かったかもです。あとマグニートーがあっけなくやられすぎだし、あの逃げる時に言ったセリフも陳腐に聞こえてしまいました。でも最後の教授とマグニートの復活を示唆する描写はありがちだけど良かったです。続編あるかなーー?(このパート3の後という意味で・・。) 【わたた】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-23 03:19:45) (良:1票) |
2.シリーズ完結編としてとても楽しめる仕上げになってる。今までいまいち役立たずな不死身能力や通り抜け能力も威力発揮して満足。アメコメ映画としてはかなりいい部類じゃないかな。当たり前だけど各キャラがとてもたっているのがいい。特にマグニートは良かったですね。所作がカッコいいしお気に入りキャラです。彼に依ってる部分も大きいと思う。シリーズ3作としての総合評価は8点です。 【タッチッチ】さん [映画館(吹替)] 8点(2009-05-02 19:56:52) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 めちゃおもろい!娯楽性においてはアメコミ映画の中で一番良かったかな。テンポが良くアクションシーンの連続でミュータントの能力を活かした激戦はとても楽しかった。最後6人のX-MENがマグニートー軍団に立ち向かうシーンは最高でした。お気に入りのストームの見せ場がかなり増えていて嬉しかった!かっこよすぎ。ハリ・ベリーは魅力的でしたがファムケ・ヤンセンはかなり老けちゃったなぁ。エレン・ペイジは可愛かった。サイクロップスが哀れすぎでした。せっかくジーンと再会したのにあんなことになってしまうなんて。エンドロール後のシーンには驚きました。 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-11 00:19:23) (良:1票) |