5.《ネタバレ》 勘違いされやすいけど、この映画でタランティーノは脚本も書いていないし製作総指揮として名前を貸しただけ。あくまでロジャー・エイヴァリーが書いたストーリーをタランティーノ風味で映像化したわけなのだが、しかしこれがタランティーノ風味かというと微妙ですけどね。ジャンキーのジャン=ユーグ・アングラ―ドが首領の銀行強盗団はヤク中揃いで徹頭徹尾のアホ揃い。彼らが実行する銀行強盗も、人質をバンバン殺す映画史に残るような凄惨な代物。そこにジャン=ユーグの旧友のエリック・ストルツが金庫破りの腕を買われてアメリカから呼び寄せられているわけだが、いくら幼なじみとは言っても10年以上会っていないフランス人とヤバいヤマを踏むというプロット自体が説得力がなさすぎです。もしタランティーノの脚本なら、この二人の友情と他のいかれたジャンキーたちとの関係を上手く表現したんだろうけどね。冷静なプロの金庫破りであるストルツと狂気の世界に半分足を突っ込んでるようなジャン=ユーグとの対比が意図されていたかもしれないが、後半のジャン=ユーグの完全に狂ったとしか思えない暴れっぷりのために、それもどっかにぶっ飛んでしまいます。劇中で「俺はエイズだ」と誰にともなく呟くのですが、これがこのやけっぱちな銀行強盗の動機なのかもしれません。それにしても、目の前で女性が頭をぶち抜かれ終いには自分も撃ち殺されたのに、頑として金庫を開けようとしなかった男性行員、こんな銀行員がいるわけないじゃないですか!どんな金融機関のマニュアルでもこれはNG行為になっているはずです。 ラスト近くでジュリー・デルピーが逆襲に転じますけど、どうせなら中途半端にせずトコトン暴れて欲しかったところでした。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2023-01-31 23:22:39) |
4.《ネタバレ》 強盗に入るまでの前振りが長い。そして、その前振りが不快。頭のおかしな連中が騒いでいるだけの描写を見せられも困ります。強盗に入った後からは普通に見れます。ので、1時間くらいで完結する内容ではないでしょうか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-11-03 23:08:39) |
3.タランティーノ作品だったんですか?なんか中途半端でしたが…。短いし、ゾーイ役の人がかわいかったんで最後まで見れましたが、あとはこれといっていいところがない作品でした。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-30 17:18:45) |
2.う~ん・・・タランティーノ的世界観を構築しようとしたのだろうが、無駄に映像を懲りすぎているため、緊迫感も薄れ、何も伝わってこないんだよなぁ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』降板劇以降E・ストルツに肩入れしてしまっている身としては期待していた作品だったんだが・・・。 【恭人】さん 4点(2003-11-24 12:43:58) |
1.アングラードを初めて観たのがこの映画だった。当時は何でこの人が人気あるんだろう?って思った。他の出演作を観てから彼の魅力も解ってきたけど…やっぱりこれは解せない。エリックもイマイチかっこよくないし。つまりは、この作品で彼等を語りたくはないってことです。 【桃子】さん 4点(2003-10-31 13:14:30) |