11.あまりピクサーを悪い風に言いたくはないのですが、この作品に限っては書かせていただきたいと思います。まず何より気になったのは、全てが車であること。車を修理する存在も車で、しかも虫でさえも車。何が言いたいかと言うと、全てを車にしてしまうとそこには人間を通した目線がない為、他のピクサー作品にあった人を通した温度がなかったと言うこと。現代の時代背景で、レーシングカーを主人公をするのはさほど問題はないのですが、そこに人間がいないのは問題だとおもう。今までにのピクサー作品は、身近に存在する玩具や魚、あるいは人間が作り出した架空のモンスターだとかヒーローだとか、そういった人間がいて始めて成立する存在が主人公になっていた。人間がいるということは、そこに共感があり、架空の主人公には憧れや夢の要素があった。それは昔のジブリにも言える事であって、それを見ることで、その二つの要素を楽しむことができ、また作品に奥行きが出ていた。それは当然子どもが観ても面白く、大人でも非常に楽しむ事が出来たと思う。がしかし、この作品は人間がいない事、また全てを車にしてしまった事で、両方の要素の力をかなり落としていると思う。またその二つが合わさる事で感じる感動がこの作品にはまったくと言っていいほどなかった。好奇心のアンテナにまるで引っかからず、ただの子ども向け作品で留まってしまっている。決してつまらないストーリーではないが、あまりにも単調なストーリーで始まった時点で結末が一つしかない。心の曲がった人間が改まっていい人になる。それは子どもに見せるにはいいが、映画をたくさん観ている大人にはわかりきっているストーリーで退屈ではないだろうか。僕は正直、好きになれない。ストーリーがではなく、こういう姿勢で作品を作ったピクサーの考えが、好きになれないのだ。もし、ピクサーを買収したあの会社がこの作品を作らせたのなら、僕はあの会社を心から憎む。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-12-25 10:33:16) (良:4票) |
10.映像綺麗やな~。うっとり。最初のレースシーンで、かなりはまって、あとは一挙に最後まで鑑賞しました。お話、やっぱりジーンときた。ピクサーはそんなに目新しいストーリーに思えないが、いつもワクワクしてジーンとくる。おきかえ世界の表現はピカイチやな~。普通の世界を違う形で表現するからこそ、ありきたりな感動もよりワクワクして観れる。おもちゃ、虫、モンスター、ヒーロー、魚、ネズミ、次はどんな世界を見せてくれるんやろ。映像表現もほんとおもしろい。レースシーンのかっちょよい見せ方、広大な風景、車体にうつりこむ反射、綺麗なCG映像と擬人化表現のぴったりな融合。キャラもいい。特に脇役の使い方。超高速のタイヤの交換はシビレたわ~。こーゆうのはほんま好き。生き急ぐレース社会だが、たまにはのんびりドライブな人生、勝ち負けにこだわらない価値観も悪くない。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-12 00:56:20) (良:2票) |
9.ピクサーは凄いですね。 2時間でうまく話をまとめる。 起承転結という表現が適切かは分かりませんが2時間の話の中に 感動させるためのエッセンスが全て盛り込まれているような気がします。
しかも車が主人公て。 久々の彼女とのデートで見に行ったんですが子供っぽ過ぎて失敗したなーって最初は思ったんです。 実際に彼女もこんなの見て喜ぶほどガキじゃないわよと言ってましたし。 でもそんなこと言いつつ彼女しっかり泣いてましたからね。 結構侮れない出来だと思います。 【wataruBEC】さん [映画館(吹替)] 8点(2006-07-18 01:03:27) (笑:2票) |
8.もうピクサーの「技術」には驚かない。しかし「センス」には相変わらず驚かされる。今回は「自動車」の世界が舞台になってますけど、彼らのキャラクター・デザインは細かな所まで「実車」に準じてる(登場する全員がチョロQみたいで愛らしいです)。その性格設定は「ドライバー」に準じたものになってます(従って、この話は普通に人間が演じてもそのまま通用する)。そして本作で最も目を見張るのが、車達の「生物的な部分」と「メカニカルな部分」の見事なさじ加減。手も足も無い車が活き活きと人間的に動きつつも、決してカートゥーン的にはならず、その能力は常に「マシン」としての節度とリアルさを保ってる。これが「センス」です。ストーリーは若者の成長物語であると同時に「負け組」の再生物語。ベタですけど、きちんと感動させて貰えます。2時間超と少し長めの作品になってますが、エンドロールの終わりで初めて“bug”が大写しになるので見逃さない様に、7点献上。 【sayzin】さん [試写会(字幕)] 7点(2006-06-15 00:04:31) (良:2票) |
7.顔も無ければ手足も無い自動車が見事に怒ったり笑ったりする。車の擬人化だとヘッドライトを目にしてしまいそうだけど、実際のところの目の役割でもある大きなフロントガラスを目にすることでより表情が豊かになっている。一方で自動車本来の動きが実にリアルに再現されてもいて、このあたりの擬人化技術はディズニーの本領発揮といえる。そのボディに映る景色の美しいこと。これがピクサーの力。ディズニーとピクサーのいいところがよく出ている。そしてまるで実写のごとく美しく映される景色が映画ファンが反射的に畏敬の念を覚えるモニュメントバレーだからたまらん。カーレースだけあって内容は硬派な男の子映画かもしれないけど、そこはアニメーション、どこか愛くるしさのあるキャラクター造形によって女の子も全然OKの作品となっている。 【R&A】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-09-07 14:06:42) (良:1票) |
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6.なんだろう、とにかく画面上の動きがせわしなく感じてしまいました。ストーリーはいたって普通。ちょっと街でのシーンがダレます。レースシーンはもう少し迫力あるとよかった。 【noji】さん [地上波(吹替)] 4点(2010-01-17 00:14:34) (良:1票) |
5.つまらなくはないんだけど、ピクサーと言うことでちょっと期待しすぎてたのかもしれない。途中ちょっとだるかったし、ある程度最後の展開が読めてしまったのも残念。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-01-30 23:44:06) (良:1票) |
4.ピクサー好きなんだけど、どうも擬人化した車をイメージできず、ここまで未見だったのだが、なんのなんのやっぱり面白いではないですか。66号線の連中は愛嬌たっぷりだし中でもフェラーリ好きのタイヤ屋コンビは最強でした。ラストのタイヤ交換なんか胸の好く思いでしたよ。素直に楽しめました。でもピクサーのCGの進化を見ていると近い将来、実写は廃れるのではないかと少し不安になったりもします。車のコーティングの光具合やアスファルトの質感、夜のネオンまで本当にすんごいです。どこまで表現するのでしょうか?まあ楽しみではありますけど。7月公開のレミーなんちゃらも面白そうです。是非、行ってみたいですね。そうそう忘れてました音楽もグッドです。 【カリプソ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-26 23:45:05) (良:1票) |
3.いや~良かった。やっぱりピクサーの作品は安定感が違いますなぁ。どんな作品でも安心して見れるし楽しめる。はじめは、車の物語なんて大丈夫かな?と心配だったのだけれども、この作品もしかりでした。個人的には、あのタイヤ交換をするフェラーリファンの’コ’がすごくいい味出していたように思いました。 【はりねずみ】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-07-09 17:47:16) (良:1票) |
2.いままでのピクサーアニメとの一番の違いは、登場するキャラクターに人間がいないこと。「トイストーリー」でも、「モンスターズインク」でも「ニモ」でも主人公は擬人化されたなにかだけど、その空想世界にはかならず「人間」がいた。でも「カーズ」には人間が果たす役割はない。レースを観戦するのも車だ。人間で言うなら陸上競技大会ということになるのか? キャラクターが車だけであることで、結局やってることは陳腐な若者成長ドラマだ。キャラが車であることが生かされているのがレースシーンのみというのでは、今までのピクサー作品に比べて深みが足りなくなるのは必定。映像がすごいといわれても、すでにねた切れ感が漂う。妙に田舎町への郷愁が・讃美感が誇張されているのも気になる。ブッシュ大統領を当選させちゃったのは、クールに分析する都市部のインテリではなく、あんまりもの考えない純情一直線の田舎町野郎どもだったことを考えると、田舎讃美も単純に鵜呑みに出来ない。 【wunderlich】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-07-07 01:34:28) (良:1票) |
1.うーん・・・。過去の作品がおもしろいので期待してましたが・・・。途中がすごいだるかった。(ついつい手元の時計を見てしまうほど。)40分くらい短くしちゃえば? |