マッチポイントの投票された口コミです。

マッチポイント

[マッチポイント]
Match Point
2005年ルクセンブルグ上映時間:124分
平均点:6.44 / 10(Review 68人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-08-19)
ドラマサスペンス犯罪ものロマンス
新規登録(2006-01-30)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2019-07-13)【Olias】さん
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監督ウディ・アレン
助監督クリストファー・ニューマン[助監督](第1助監督)
キャストジョナサン・リース・マイヤーズ(男優)クリス・ウィルトン
スカーレット・ヨハンソン(女優)ノラ・ライス
エミリー・モーティマー(女優)クロエ・ヒューイット・ウィルトン
マシュー・グード(男優)トム・ヒューイット
ブライアン・コックス〔男優・1946年生〕(男優)アレックス・ヒューイット
ペネロープ・ウィルトン(女優)エレノア・ヒューイット
ユエン・ブレムナー(男優)ダウド
ジェームズ・ネスビット(男優)マイク・バナー刑事
コリン・サーモン(男優)イアン(ノラのマンションの住人)
サイモン・クンツ(男優)ロッド・カーヴァー
マーガレット・タイザック(女優)隣の部屋のイーストビー夫人
ポール・ケイ〔男優・1965年生〕(男優)不動産仲買人
ルパート・ペンリー=ジョーンズ(男優)ヘンリー
内田夕夜クリス・ウィルトン(日本語吹き替え版)
安藤麻吹クロエ・ヒューイット・ウィルトン(日本語吹き替え版)
稲垣隆史アレックス・ヒューイット(日本語吹き替え版)
脚本ウディ・アレン
作曲アンドリュー・ロイド・ウェバー"I Believe My Heart" from "The Woman in White"
ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇「椿姫」より"Un di, felice, eterea"他
ガエターノ・ドニゼッティ歌劇「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」
ジョルジュ・ビゼー歌劇「真珠取り」より「耳に残るは君の歌声」
撮影レミ・アデファラシン
製作レッティ・アロンソン
製作総指揮チャールズ・H・ジョフィ(共同製作総指揮)
ジャック・ロリンズ(共同製作総指揮)
配給アスミック・エース
特撮ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
美術ジム・クレイ〔美術〕(プロダクション・デザイン)
編集アリサ・レプセルター
録音ピーター・グロソップ[録音]
字幕翻訳古田由紀子
その他ジュリエット・テイラー(キャスティング)
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【口コミ・感想(7点検索)】[全部]

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1
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6.《ネタバレ》 運について云々は皆さんが書いている通り。私は違った観点から感想を。
「最後に勝つのはクロエみたいな女」
これって女性誌や恋愛ハウツー本にはよく出てくる話。
男と結婚したければ、エロカワよりお嬢系ファッション。
でも何で? その過程がいやらしいほどよく描かれていて、ウッディアレンはやっぱり凄いなと思った。あんな爺さんなのに、よくおわかりで! 男なら、いい女に夢中になる。でもいい女の賞味期限は短い。手に入れたとたんにただの女になり、追いすがってくるに至っては、邪魔者でしかなくなる。
でも女は、そのことに気付かない。私はこんなにいい女なのに。いい女である私が愛しているのに、背中を向けるなんて酷すぎる。そうやって男を追い詰め、それによって自ら女度を下げていく。
観客も、クリスと同じ過程を経験する。魅力的なノラ。胸の開いた服を着て、煙草をふかす姿がきまっている。でも婚約解消され、衣料品店で働き始めたノラは、どんどん陳腐になっていく。狭いごちゃごちゃした部屋で、ルーズな服を着て電話に張り付く。そんなノラに、登場シーンでの鮮やかな魅力は、ひとかけら残っていない。
そんな恋愛模様の生々しさに、あっさりとしたサスペンス。なかなかの良作。
ともともさん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-14 22:21:31)(良:3票)
5.《ネタバレ》 この作品を見ると、西洋人にとって非常に重要な事柄が意図的に省かれている(描かれていない)ことに気づく。
舞台はイギリスであり、ヒューイット一家はプロテスタントのはずで、クリスはアイルランド人だからカトリックに違いない。なのに、2回の結婚式以外に、宗教に関する事柄が一切出てこない。その結婚式ですら、神の前で誓いのセリフを言う場面すらカットされている。これはおかしい。きっと、もののわかる西洋人がこの映画を見れば、たちどころに理解できるようになっているに違いない。
で、これは監督の意図を示しているのだ。それは、冒頭でクリスがドストエフスキーを読む場面をわざとらしく映すことでも明らかだ。
クリスは「すべては運である」という世界観を持っていて、それはテニスプロとして多くの試合を経験した結果であった。「いつも固い試合を心がけていた自分が、大成できなかったのは運のせい」そして、「運」に左右される人生に嫌気がさして、ツアープロをやめてコーチになった。
で、「運」であるが、井沢元彦が言うには、偶然の幸運に対して「これはきっと死んだお父さん(とか先祖とか)のおかげ」と思うのは「アニミズム」で、「オレってものすげーツイてる!きっとそういう時期なんだ。」とか思うのは「マナイズム」なのだそうだ。
クリスは、当然後者である。そして、前述のように「神様はいない」と知っている(つもり)。
すると、悪事を働いたとて、いつもどこかであなたを見張っている神様は存在せず、地獄に落ちることもなく、仏教でもないから「因果応報」で凶事が降りかかってくることもない。
いかに追いつめられたとて、クリスが愛人殺しをするには、こうした背景が必要だった。(これがなければただの火曜サスペンスになってしまう。)
…が、クリスは試したところもあると思う。「神様の力が働いて、自分の悪事がバレるかどうか」「やっぱり神様がいて、死んだら地獄に行くのかどうか」「神様が自分を懲らしめるために、罰を与えるのではないか」もともとカトリックで育った彼なら、そう思うのが当然である。
しかしこの映画では、そのどれも起こらず、不安気なクリスのアップで終わる。
「果たして、神様はいるのか?」「本当に人生は運だけで回るのか?」そう問いかけたまま意味深に終わるのである。これはウッディ版「神様のいない(?)世界の危険な情事」、前作よりはパンチは効いていた。
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-29 00:32:16)(良:3票)
4.《ネタバレ》 「人生は運だ。テニスに例えれば、ボールがネットにぶつかり、それが相手コート内に落ちるか自分側に落ちるか、それによって運命が決まる。」
これがこの映画のテーマになっている。
ラスト付近で指輪を投げるシーン。
欄干に当たり、河へは落ちず、手前に落ちる。
つまり、「運が悪かった」という象徴的なシーン。
このシーンで観客に「殺人がばれる」と予感させる。
しかし、そうはならない。
この持っていき方が憎らしいほどうまい。
悲劇のヒロインを演じたスカーレット・ヨハンソン。
これ以上なく魅惑的。
金髪に男は弱い。
愛欲に負け、人生を狂わす。
だけど、守りたいものもある。
守りたいもののためなら、どんな残酷なことでもしでかす。
自分が一番かわいいから。
だが、それと代償に一生、人を殺したという罪悪感がついてまわる。
その罪悪感と金持ちの暮らし、どちらを選ぶか?
当然、罪を償い、殺人を自供するのが正しい道だが、自分がその極限の状況に立たされた時、それを正しい選択として選ぶことができるのか?
それを自分に問いかけられたような気がして、そういう意味で後味が悪い。
しかし、よく考えてみると、全ては主人公の男が自分でまいた種だ。
つまりは、まっとうな道から外れたことさえしなければ、こんな状況に追い込まれずに済んだのだ。
全てはこの男の自業自得。
一時的な欲求、特に愛欲に惑わされずいかに自制するか。
これがいかに重要かを、この作品から教訓として学ぶことができる
、、とレビューを終わらせると、簡単に結論めいたことが出たようだが、はたしてそんなに簡単か?
何故なら、スカーレット・ヨハンソンの様な、運命を狂わす恐ろしく魅力的な女性が目前に現れたら、どうなるか分からない危うさを男は常に持っているからだ。
そう考えると、人生どう転ぶか分からない。
魔性の魅力を持つ女性を前にした時、男はいかに無力であるか。
そう思うと、そういった恐ろしいほどの魅力を持つ女性に出会ってしまうか、出会わずに済むかで、運命が決まるとさえ思えてくる。
“人生の大半は運で決まる”
本作がテーマとするこの言葉、強烈な説得力を持って身に迫ってくる。
あー怖い。
そんな魅力を持つ女性と出会いたくない。
いや、本当に出会いたくないの??
出会いたいよね??
出会いたくないの??
どっち??
・・・分かりません!
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-05 01:29:08)(良:1票)(笑:1票)
3.《ネタバレ》 話自体は物凄くチャチというかケチな話ですよね。入り婿として結婚したにも関わらず他の女に手を出してその相手を妊娠させてしまう。そして妊娠が露見することを恐れて口封じの為に殺すって、ホント昼の2時間ドラマに出来そうなくらい嫌味な言い方をするとしょーもない話。ただこの主人公は最後まで逃げおおせる。これはキリスト教的には非常に変な話ですね。善なるものには祝福が与えられ、悪なるものには苦しみが与えられるはずなのに主人公はのさばる。つまり悪しきものが最後まで生き残ってしまう。しかしこの映画のテーマは運命であることは明確な訳です。オープニングから繰り返し"ネットに弾かれたテニスボール"というモチーフがいたるところで登場する。ボールがどちらのコートに落ちるかは分からない。それは人間の運命を司るような例えば神が決めることです。彼は最後に巻き添えで殺した老婦人のアクセサリーを河に投げ捨てる。その中の腕輪が橋の手すりに当たる、まるでネットに弾かれたボールの様に。主人公はこの腕輪が河に落ちなかったことで無罪が証明されてしまう。つまり運命(神)が殺人者である彼を生かしたのでしょう。こういう物語が西洋で撮られるのは非常に面白い、というか興味深かったです。常識を超えるストーリー展開ですから。まあそんなことよりスカーレット・ヨハンソンがエロくて素晴らしかったですね。ウディ・アレンはお爺ちゃんになってもこんな映画をとるんだからホントに助兵衛なんだろうなあ。
民朗さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-11 00:15:24)(良:1票)
2.《ネタバレ》 スカーレット・ヨハンソンが出てる事以外は予備知識ゼロで観たので、割と楽しめました。
どう見たってオンナッぷりさでは妻は劣ってて、贅沢の魅力ってすごいんだなぁと。あと、ネットインかアウトかの運の強さ。最後にまた活きるとは。それとウディ・アレンが出て無くって良かったと思います。
ぷりしら19号さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-11-17 16:37:57)(笑:1票)
1.《ネタバレ》 アイルランド男は、最初のうちはおごられることに敏感に抵抗していたけど、しだいに裕福な生活に取り込まれてしまう。もひとつ踏ん張りがきかなくてテニスプレイヤーを諦めた経歴。いっぽうアメリカ娘は、とことん踏ん張ってしまう方。イギリス人になれなかった二人の異邦人の、英国の豪奢に対する二通りの反応が悲劇を呼ぶわけだ。いったいこいつ何を企んでるのか、と見てるほうがハテナのままで展開していく犯行シーンにワクワクした。人生は運に左右されているが、運がよかったからといって幸福になれるとは限らない、いう結末。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-21 11:22:05)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 68人
平均点数 6.44点
000.00%
111.47%
211.47%
311.47%
445.88%
51014.71%
61420.59%
72029.41%
81217.65%
945.88%
1011.47%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review3人
2 ストーリー評価 8.00点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.75点 Review4人
4 音楽評価 7.00点 Review4人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2005年 78回
脚本賞ウディ・アレン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2005年 63回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演女優賞スカーレット・ヨハンソン候補(ノミネート) 
監督賞ウディ・アレン候補(ノミネート) 
脚本賞ウディ・アレン候補(ノミネート) 

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