《改行表示》 6.登場人物も、そのそれぞれのエピソードもこれだけの内容を詰め込みながらも登場人物にも、エピソードにも展開にもムダが無い見事な映画です。 三流新聞社のジャーナリスト、その家族、関係者の人間ドラマを熱く描いた群像劇ですが、話の伏線の張り方やテンポの良さが素晴らしく、熱いだけじゃなくウィットに富んだ台詞の数々も楽しかったです。 仕事へのプライドも家族を思う気持ちも、最後にはそれぞれのドラマが上手くまとまって鑑賞後の気分も爽快な作品です。流石、ロン・ハワード監督の映画ですね。親が子を思う思いにあふれたロバート・デュバルのあのシーンを最後に持ってくるあたりには余裕すら感じられました。非常に中身の濃い110分でした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-10-31 23:05:25) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 経済小説を読んでるか様な、映画と言うよりドラマの様な感じでした。ミーティングで交わしてる洒落等実際使えるかと思うと窮地に立たされた状況になると笑いが取れるのかなと思いました。ラスト病院のシーンがありますが新聞記者の仕事と病院の仕事を対比させてるのだと感じました。新聞記者と言う仕事はそこまで時間勝負であり、バーでの乱闘シーンで人の人生を狂わせてしまう程の職業であり責任のある仕事だと思いました。1面記事に対してみんな執着心をを持って取り組んでたことが結局はそれはどうでも良いもので大切なことは別にあるのだ言うことが伝わって来ました。新聞記者達同士で1つ1つのストーリーがあり、いったん収束しそれぞれハッピーエンドになるところは素晴らしいと感じました。非常に良く出来た映画で笑いもあるのですけど、それ以上に1つ1つのストーリーに思惑があり笑えるに笑えなかったですね。社会的なドラマであり良い勉強なりました。もう1度見てみたい作品でした。 【フラッシュダンス】さん [DVD(吹替)] 9点(2009-01-16 00:25:28) |
4.ものすごく見応えがありました。新聞の1面を飾るために集う新聞社の群像劇がすさまじいです。スクープに対する執念が貪欲で、家族を顧みない。そこが妙にリアルで、とてもスリルがありました。ひとりで3本も電話の相手をしたり、上司と衝突したり。ある新聞社のごく普通の日常を描いただけなんだけど、脚本の抑揚がすごくて、思いもかけない掘り出しものでした。さすがロン・ハワード監督作品だなと思います。しかし、仕事か家庭か、選択を迫られたらこまっちゃいますね。 |
3.《ネタバレ》 これってコメディーの部類にあるけど、笑えるってより普通に見応えのある感じ。ニューヨークタイムズの捏造記事事件なんかが起こった後だからこそ、金や出世に左右されず、格も権威もない新聞社の記者でありながら、ひたすら真実を追求する姿はグッと来る。真実という理想を忘れ、欲に溺れそうになった者と殴りあった後に、「君の理想は地に落ちた」と投げかける場面は、新聞記者にとって真実こそが唯一最大の理想であることを認識させられる。コメディにしながら普遍的かつ良心的な理想をうまく組み込むあたりに、確かに古き良きハートウォーミングな作りを感じさせる。こういう映画を近頃の報道関係者にも見てほしいと思わせるし、そう思わせた時点でこの映画の勝ちであると思う。 【ダブロン】さん 9点(2004-04-29 03:46:29) (良:1票) |
2.タイトでスピーディな群集劇、ってちょっとあり得ないような気がするけど、珍しく大成功している例がこれ。地味豪華なメンバーでスリリングにスピーディに、圧倒的なテンポの良さで一気に見せてしまった手腕はさすがロン・ハワード。この人は現代のハリウッドにおいて、小粒な秀作からビッグバジェットまで何でもこなせる稀有な存在。ある意味映画バカなんだけど、たまにはこういう作品も見せてくれるのがファンには嬉しいところ。明日の朝刊のトップ記事をめぐって、ここまでスピード感あふれるサスペンスに仕立ててしまったあたり、目のつけどころがさすがです。何気なく退屈しのぎに手にしたタイトルでしたが、かなりハマッてしまいました。秀作です。 【anemone】さん 9点(2003-12-18 01:09:55) |
1.コレ、結構面白いです。NYの新聞社で働く人々の忙しい一日を綴った人間ドラマです。職人監督ロン・ハワードだけあって見ごたえ充分の展開です。 【チャーリー】さん 9点(2001-03-04 23:57:07) |