76.イーストウッドはやはり、特定の人間(それもどこにでもいそうな人)の内面をじっくりしっとりねっとりと描き上げる作風の方が本領を発揮できる。音響効果や大道具やエキストラを派手に使う作品は似合わない。自分の演出力を自分で持て余しているようにも見える。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-05-24 23:58:15) |
75.戦争って恐ろしい 【俺は直角】さん [地上波(字幕)] 7点(2010-02-20 13:07:45) |
74.クリントイーストウッド、スピルバーグ、ポールハギス、私にとってはまさにオールスターという感じの顔ぶれ。実際内容もとてもよかった。英雄扱いされる兵士の葛藤を深みのある映像と演出で見事に描ききっていると思います。自分は硫黄島の手紙よりもこっちの方が好きですね。特に最後のシーンでの台詞は久々に心が震えました。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-13 07:54:37) |
73.いまいちでした。 主人公の息子の行動を追う現在、硫黄島での戦闘、主人公たちが戦場からアメリカへ帰った後という三つの時間軸が入り組んでいて、非常に分かりにくい。 誰が写真に写っていないかという話、いまだによく分からん。 硫黄島とアメリカの場面が交互に入れ替わるのは、戦場の悲惨さと、それを知らない人々の気楽さを強調したかったのだと思うが、あまり成功しているとは思えん。 反戦のメッセージを訴えるためにも、戦争アクションとしても、舞台は硫黄島にほとんど固定した方がよかったんじゃないでしょうかねえ。 【佐吉】さん [DVD(吹替)] 5点(2010-02-06 20:41:38) |
72.映画のホームページに「クリントイーストウッドからの手紙」があります。名文です。そしてこの映画のすべてを語っていると思います。映画はもちろん名作です。http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/letter/index.html 【爆裂ダンゴ虫】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-08 20:06:25) |
71.観たいけど観ていて辛いかなと思い観ていなかった作品。テレビで「硫黄島からの手紙」をついつい観たことから決心して観賞。 これまた既に皆さんのレビューで語り尽くされた感があるので一言だけ。2作品セットなので、それぞれに立場を変えて描かれているのかと思いきや、基本的にはニュートラルな視線を感じました。勿論、主人公が違うのだから当然という程度の差はあるけれど、偏りは最小限度に抑えられている感じがしました。見事。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-27 10:44:58) |
70.「硫黄島~」は封切り時に映画館で観てすぐにこれを観ようと思っていたが、かなり時間が空いてしまった。あわせてみると当時の日本とアメリカの経済力の格差をまじまじと感じる。ただ共通するのは戦争の愚かさ。戦争を直に体験している人が少なくなっている現代において、今やその抑止力となるのはこういった映画を普及させる事が大切ではないかとマジに思った。でもアメリカではインディアンの戦争恩給はないのか? 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-25 22:35:29) |
69.確かに、この映画を撮るならば、もう一本『硫黄島からの手紙』を撮らざるを得なかったのかも知れません、こんな“苦い”映画では、製作費を回収できない恐れがあるから。しかし、それだけに、本当に撮らなければならない映画は、コチラだったのかも知れないなあ、と。すなわち、もう一本の「よりとっつきやすい映画」とセットにして、までも。『~手紙』における、やや類型的なところのある人物像。圧倒的不利な状況で敵と戦う、明確な“絶望感”。それに比べてしまうと、こちらの作品の題材はいささかビミョー、まーはっきり言ってツマラン問題、と言う風に捉えられかねないところ。しかしその「比較されるリスク」を冒してまでも二部作の一つとして作られた本作は、時間を見事に行き来する、構成の巧みさに満ちています。テーマは、硫黄島に立てられる星条旗の写真の「捏造」問題。この有名な事件を、いまさら告発するように描くのではなく、否応なく巻き込まれた当事者の苦悩として描いています。ラストの方の断片的すぎる描写は、正直、好みではないのですが、それでも、観終わっての感想としては、「テーマだけ見ると、アンチヒーローもの。だけど、この映画で描かれる、“普通の”人たちが、“普通に”運命と戦う姿を見れば、やっぱりこれはヒーロー映画なのではないか」、と。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-13 17:44:18) |
68.3人の性格とその後人生の展開がなんか見事なまでにリアルで面白かった。要は野心家でお調子者・実直で冷静・純粋で感情的の3者3様。これじゃあ友人関係は続かないだろうな。おそらくアイラに肩入れして見る人が多いと思うんだけど、こういう性格は結局は上手くいかないんだなと。一時はヒーローになっても、ヒーローで居られる時間なんて人生の僅かな時間だし、やはり人生は長いし現実は厳しいなと感じた。 硫黄島の映像は「手紙」で十分なのでポイントだけに省いて、あとは3人のその後の人生に焦点を当てて、どういう性格がどのように行動するとそのような人生が待っているのか?という事をもっと詳細に描いて欲しかった。夢がないけどね。 ところで私は米国債を買って、米インフレと為替レートを気にしてる。時代も変わったんだなと思う。 |
67.今度はぜひ真珠湾攻撃を撮って下さい。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-04-01 23:40:27) |
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66.戦闘のシーンは見応えがありましたが、「許されざる者」と同じく、やはりイーストウッド的なストイックさは苦手です。ライアン・フィリップは脇役の方が合っていると思います。主役は厳しいです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-27 06:14:59) |
65.シリアスな映画でした。硫黄島からの手紙より良かったです。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-02 20:03:29) |
64.バリーさん、戦争映画にひっぱりだこ。 【マー君】さん [映画館(吹替)] 5点(2008-02-23 15:29:53) |
63.本土が戦地となった日本とは違い、本土が戦いにさらされなかったアメリカを描写する上では本土の映像が長いのもうなずけます。でも場面の切り替えが多すぎた箇所はあったと思います。 残念ながら内容的には心に響くものはありませんでした。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-03 10:06:24) |
62.どうしてもプライベートライアンと比較して見てしまう自分を制しながら鑑賞。予想以上に面白かった。実際の戦場と戦地から離れた本国との戦争に対する感じ方のギャップが若い米軍兵士達の人生を少しずつ蝕んで行く様がよく描写できていると思う。”硫黄島”の方でも思ったことだけど攻防戦の規模がどうしても小さく思えて仕方が無いのがちょっと。 【おすし】さん [DVD(吹替)] 6点(2008-01-24 21:23:16) |
61.一言で言えば感動などない。訴えかけられるものもなかったし、楽しめもしなかった。戦争においての知識もなかったが、1つの映画として、評価するなら及第点以下。戦闘シーンが1番の見所になってしまっては、戦争をビジネスとも捉えるアメリカの、良くも悪くもエゴイズムでしかないと思う。回想シーンを軸にしすぎたのでは? 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-01-15 01:54:12) |
60.原作を先に読んだのが失敗だったかもしれません。 けっして戦争や星条旗のことを話さなかったというところが、 死の間際に海で泳いだことを語るよりももっと雄弁ではないでしょうか。 また、原作ではなぜ父が口を閉ざしたのか、 その一番大きな理由ではないかというエピソードがありましたが、 イーストウッド監督はあえてそこははずしたのでしょう。 おもしろくない、とは言いませんが、原作を超えていないように感じました。 硫黄島からの手紙もとりあえず見てみます。 |
59.本作とそれに続く『硫黄島からの手紙』を観てまず新鮮だったことは、戦争に対する一般市民の「距離感」。僕がこれまで観てきた戦争映画の多くは主に「戦場で戦う兵士/それを指揮する権力者/その犠牲となる罪無き民間人」という役回りによって構成されていたが、この硫黄島二部作はその基本構造を根底から覆している(特にそれが顕著なのが本作)。武器を持たない一般市民もまた、国債を買うことで戦争資金を生み出しているわけだし、自分たちの家族を最前線で戦う兵士として送り出している。つまり彼らもまた彼らなりに戦争に「参加」しているのであり、彼らが立つ場所は非戦闘地域ではなくあくまで戦線の最後方でしかない。ついつい忘れがちになるがそれが現実なのである。気がつけば「被害者/加害者」の二元論に陥りやすいこの問題について本作はまた新たな可能性を切り開いた。『硫黄島からの手紙』とともに長い付き合いになりそうです。 【とかげ12号】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-12-05 21:27:40) |
58.「英雄とは人間が必要にかられて作るものだ」という言葉が印象的。プロパガンダとして利用された人たちの様子がうまく描かれていて秀作。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-11 18:59:36) |
57.内容が面白くなかった。 戦闘シーンが主人公3人の回想という形で細切れなので、肝心の心理的な辛さが伝わってこない。
しかし、イーストウッドはきっと読書家なのだろう。 長い原作をまとめようと考えての構成だと思うし、同じく担当してた音楽の入れ方やシーンの繋げ方はうまかったのだが、、 終わってみて心に残るものが無かった。 時間が短すぎたのだろうに、飽きてしまって長く感じた。 【祥子】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-09-13 12:58:00) |