《改行表示》 6.貧しさの中、生きることの厳しさを描いた作品。厳しい、ホントに厳しい。 ドキュメントタッチで、農民たちの日常生活の姿を淡々と描きながらも、 バッハの音楽が厳かな雰囲気を醸し出し、映像演出は秀逸な出来映え。 出演者たちは実際にロケ地に住んでいる人らしく、素人さんを使ってこんな映画を作るなんて、 驚きのひと言。難をあげれば、四家族に焦点を当てているため、誰がどの家族の人なのか、 ちょっとわかりづらかった。「木靴の樹」のエピソードはそのままオチへと繋がるのだが、 そのラストシーンは強烈なインパクトとして印象に残っている。名作というよりは、 やはり秀作という言葉がぴったりの逸品。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-09-08 15:35:32) (良:1票) |
5.ゴッホやミレーの絵でしか見たことのない、過ぎ去りし時代の貧しき農民の生活。蝋燭の光だけで撮られた夜の小屋のうちに、素朴に日々の暮らしを営む人々の姿がほのかに浮かび上がる。二つのベッドを括り付け設えられた新婚の新床。贅沢なものは何ひとつなくても、土と寄り添う彼らが不幸せとは思えぬのである。履く靴のなかった少年ミネクがことのほか愛らしい。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-27 21:44:35) (良:1票) |
4.重厚な純文学を読んでいるような映画。小作人の日々の暮らしを実に丁寧に淡々と描いています。一日中やることが山のようにあるのだなぁとつくづく思いますね。その暮らしは貧しくて厳しくて、実際には日々すり減って行くだけの人生かもしれません。けれど一方で、ただ純粋に「生きる」事以外にも理由を見つけなければ生きて行けない、彼らとは対極にある現代社会の悲しみも同時に感じました。 【黒猫クロマティ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-24 19:32:58) (良:1票) |
3.大昔に見たので詳細は覚えていませんが、今思うとよい映画だったと思います。 【its】さん 7点(2004-01-05 01:57:43) |
2.色々な風景やシーンがあとあとまで残ります。素朴でかわいく寂しく愛しい映画です。 【omut】さん 7点(2003-08-11 23:41:43) |
1.高校時代に全校で見せられて、不思議な印象の残った映画。もう一度今みてみたい。 【ヴェクサシオン】さん 7点(2003-05-27 00:48:56) |