4.派遣先が三流スーパーという設定ですが、お弁当問題とバックヤード問題共に掘り下げが足りませんし、問題がこの二点だけというのも物足りなく、死活問題である競合店との競争など描いていただきたかったです。それと、柴崎コウ演じる二宮の内面から響いてくるものが感じられず残念です。ただ、民の再生と官の再生未だ道遠しという結末のバランスの妙は評価したいです。 |
3.《ネタバレ》 県民の味方と思った知事が、いわゆる密室で「前向きに検討と言ったのよ」と80億の再検討プランAをゴミ箱にポンと捨てたことで、かろうじてこの作品は大人の鑑賞に堪えうる映画になったと思う。世の中、そんなに単純ではないのだ。でもこの映画に登場する官・民とも極端な気がするけど、原作者はどちらの世界を経験した人なのだろうか?「そんなの無くても民間はまわりますから!」いやいや!そんなことは無いぞ!絶対まわらないから。 【リニア】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-09 23:35:24) |
2.《ネタバレ》 冒頭の「前向きに検討」のくだりでつかみはOK。県庁とスーパーの「コーヒー」の対比。人工雨っぽいけど演出上必要な雨。そこからの野村の行動が心地よい。バグダット・カフェを少し思い出した。“素直に謝る、素直に教わる、そして何かを成し遂げるには仲間が必要である。“映画のテーマは県議会での野村の演説に全てある。一番好きなシーン。しかしいまどきこれだけの無駄遣いしている公共機関があるかあ?。あるかも知れんけど、建設費200億を80億に減額する案を知事の人が「全部、没」にするのは演出のためとはいえなんか変。いや‥でも‥演出としてはいいのか…。ラストのデート申し込み。間の取り方と表情がよい。 【stratos】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-07 00:29:28) |
1.途中、邦画特有の「茶碗の中の嵐映画」の典型かと思ったけど、主役二人の感情の変化が割と丁寧に描かれていたので好感触。織田裕二と柴咲コウのファンなら楽しめるはず。織田裕二は「東京ラブストーリー」以来、ビジネスコートを着ると映えますね。石坂浩二の 悪役が板につかず凄みが感じられなかったのが残念。でもまぁ、デートムービーとしては無難な出来でしょ。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(邦画)] 6点(2006-03-03 11:10:33) |