4.対象的な二人の男と一人のご婦人の国籍や文化、それに言葉も三者三様、全く違う中での共同生活。言ってることの意味も全然伝わっていなくてもお互い人間同士やることはやって、これは洒落た大人のおとぎ話、大変面白かったです。 人間味溢れるここの女主人はとてもいじらしくて可愛く、男が戦場で殺し会う事がなんとも無意味でバカげた事とつくづく感じさせられます。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-30 08:33:43) |
3.鎖を外すという地味過ぎる反復作業を永遠と映し出していたので、最初は無口な作品かと思っていたのですが、突然バラバラの言語でマシンガントークをしだすから可笑しい。実際は言葉が通じなかったらあんなに喋らないでしょけど、これはシチュエーションコメディみたいなものですね。国と国との縮図のように、先入観バリバリで理解しようとせずコミュニケーション不調におちいり喧嘩したりするのは戦争に対する皮肉であり、女性の冷めた視線をからめることによってバカバカしく映しています。まるで〝人間は生きているんだぞ、戦争なんてしてる場合か〟とでも言いたいようです。しかし、それよりも女性の強さをより強く感じさせてくれます。どこの国の男が何をしていようが〝生きる〟ことに懸命でたくましい。蜘蛛の巣状に張り巡らせた罠で魚をとったり、性欲をしっかり満たしたりと。そのセックスシーンも激しい声(笑)が聞こえるだけでユーモアがあり女性の強さを証明しているようです。ラストのオチも民話のようで洒落ています。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-23 18:10:49) |
2.アンニの、自然そのままの生き方がすてきでした。言葉が通じなくても、2人の男たちを仕切っている様子が、たくましく優しい。ファシストだと思い込んで聞く耳を持たないロシア人の疲れた中年男に対して、話せば話すほどすれちがいながら、それでも一生懸命説明しているフィンランド人のしつこいほどの善良さが、若いなぁと思いました。あの二人をまとめて面倒みてたアニタは大きい。 【mogu】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-20 18:18:19) |
1.全然予備知識なしで見たんですが、上質の童話を読んでるカンジでした。飛び出す絵本じゃなくて動く絵本ね。 【さら】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-13 11:50:55) |