78.いい!自分中心に楽しんでいた菊次郎が、段々子供に情が移り、最後には子供を中心に楽しませる様になります。はじめはただのチンピラと子供のコントラストの映画?と思っていたけれども、人を守るとか、大切にするとか、そういった、人が大切なコトを学んでいく行程を見せてもらいました。しかもたけしは照れながら描いているし。私達がよく知っているはずの日本の雑多な路地裏から美しい風景を眺め、気づいたら夏の田舎の風を感じていました。武の大人の退廃っぷりの表現もギャグも苦手なんだけれど、それでも菊次郎の心の変わり様に涙ボロボロしてしまいました。子供が「おじちゃんの名前なんていうの?」って言葉で表した小さな愛情、それに対して、菊次郎が「菊次郎だよ!ばかやろう!」って言った照れと、音楽が私の中で何度もリフレインしています。たけしはすごいなー。なんていうか、映画で人を大きいな~と感じたのは初めてです。 【夢の中】さん 9点(2004-01-16 18:22:04) (良:1票) |
77.夏に見たんですが良かった!子供の頃にあんな夏休み体験出来たら良い思い出になるだろなぁ~。菊次郎役の北野武がカナリいい演技で温かさを感じました。俺的に最後に菊次郎が言う台詞と、菊次郎とその他の仲間がキャンプしている時に出てくる回想シーンみたいなの(菊次郎などが色んな衣装着てダルマさん転んだみたいのやってる時)がグッと心に来て好きです |
76.「たくさん笑って、すこーし泣いて。」に尽きる。グラッチェ。 【ぽめ】さん 8点(2004-01-11 14:43:03) |
75.好い映画でしたね。何と言っても、菊次郎の人物像に自分を重ね合わせて観ていました。私もギャンブラーでヒモみたいなもんですから(苦笑)。友達の居ない少年が、夏休みに一念発起して母親に会いに行くというロードムービーですが、悲しく厳しい現実と、彼が出会う多彩なキャラクターが映画のストーリーを見事に演出しています。子供のようなキャラクターの菊次郎が巻き起こす騒動は、派手な暴力シーンもなく、好感が持てます(犯罪はいけないけどね(微笑))。この映画の3年と少し後に「座頭市」のモチーフとなるシーンがたくさんあったのも、新たな発見でした。喫茶店のウェイターがタップを踏むシーンや、バス停でつえをつくシーン、神社の天狗の踊りなど、そのまま使われているモチーフですね。少年が母と出会った後、一転して馬鹿をするきっかけになった台詞「一緒に遊びませんか。子供が可哀想でしょ」は、とても印象に残る、好いことばですね。母親を訪れた"大きな"子供、菊次郎の気持ちもほぐれることになる名台詞です。なかなか考えさせられる楽しい作品でした。 【オオカミ】さん 8点(2004-01-04 00:50:22) (良:3票) |
74.いわゆる自然体の演技は、やはりスクリーンに会わないお茶の間的なものを感じるが、トータルでは、いい映画、いい音楽。小エピソードを絵日記で区切ってあるので、北野映画のダラダラ感をあまり感じなかった。でも、音楽に助けられすぎではないか? 流しっぱなしという感じがした。もっと効果的に使えるはず。 【MASH】さん 8点(2004-01-03 17:26:55) |
73.ほのぼのお笑い映画。 |
72.これは・・・おもしろい。「たけしってこんなに面白かったっけ?」と思った。「夏休み」とか「夏」とかが、恋しくなる映画。アメリカ映画にはない日本映画らしさが出ていました。 【ホシ】さん 8点(2003-12-13 20:37:31) |
71.北野映画の中でも目立たず、人も死なず、ヤクザらしいいヤクザも出てこない、だが間違えなく北野作品と言える。 子供のキャスティングが絶妙で、このロードムービーに どこか切ないリアリティを与えている。 音楽が心に残り、どこかでそれを聴くたびに、エンディングが 甦る。全体に漂う幸福感が、希望を与えてくれた。 【レザボア犬】さん 8点(2003-12-09 01:50:26) |
70.これは青春の一ページ、私にとって思い出の映画です。 大阪の一部の地域の人にしか分からないと思いますが、私は此花という私立の高校に自転車で通学していました。 その日は多分金曜日だったと思います、自称映画通の友人O君が誘ったのがこの映画でした。 学校帰りに見ようと言うので賛同して、フェスティバルゲートへ行ったら休館、そのまま大阪プロレスでも見てりゃ良いのに、難波までいこうなんてわけ分からないことを言う始末、その上映画代しか持っておらずポップコーンを奢らされ、だれだれモードで見たこの映画が実に今の心境とマッチしていました。 多分北野もこんな気分で撮ったんじゃね~のかな~って思いました 【はまち】さん 0点(2003-12-05 22:41:12) (良:2票) |
69.豊橋ぃ?豊橋っ!!ウチのおばあちゃんちの畑が写ってるんじゃん!?ここは、小さい頃、一人で行った初めての「旅行先」。この地名が全国区でスクリーンデビューしたってだけで、んもうあの子のアタマ撫で撫でしたくなっちゃったよ。あ、映画のほうは至って普通に良い感じ。豊橋に点数献上。 【中山家】さん 7点(2003-12-05 07:08:30) |
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68.「ビートたけし」の弟子達への愛情が悪い方向に転んだ作品。なぜ彼は「北野武」に徹しきれないのだろうか? 不細工な男の子(失礼・・・)を主役に据え、外見ではないキャラクターへの愛情を喚起するなど素晴らしい感性を持っているのだから、本気で「北野武」が「ビートたけし」を抑えた作品を観たいと望む。しかし、これはは無理な話なのだろうか? 【恭人】さん 3点(2003-11-23 22:37:44) |
67.ほのぼのしているとは思わなかった。自分の子ども時代を思い出して,「おとな」人種の不可解さを追体験した感じ。まぁ,この作品に登場するおとなは特殊かもしれないけど。。。そのあたり「上手いな~」と感心した。天晴れ,北野武! 【ロウル】さん 7点(2003-11-12 15:38:09) |
66.前作『HANA-BI』で1等賞をとった後、そのテレかくしみたいにこんな愛すべき小品を撮る北野武。つくづく、憎めないヒトだなあ。母親に捨てられた少年が、世間からドロップアウトしたアウトサイダーな男たちとの「夏休み」を過ごすことで、癒される。同時に、ダメ男の極道者”菊次郎”もまた確実に癒されている…。この、自分の優しさをテレ隠しのギャグと粗暴な振る舞いでしか表現しようとしないキタノ・タケシという男が、ほとんどはじめて「素顔」を見せた本作。その繊細さとナイーブさ、天衣無縫のようで実は知的に構成された映像ともども、キタノ映画の本質(エッセンス)を知る上でも重要な作品と言えましょう。特に、井出らっきょう(絶品!)らと一緒に繰り広げられる後半の(これも北野武作品のトレードマークである)「遊び」のシーンは、出演者と一緒に笑いころげながら、このまま永遠に続いてほしいと思わずにいられない幸福感に満ちている。この天才の他の傑作群に劣らない、本当に素晴らしい映画であります。 【やましんの巻】さん 8点(2003-11-04 11:52:11) (良:3票) |
65.普通に笑ってました。オヤジ顔の子供、なかなかイイ味出てます。ラストは、夏の終わりって感じで切ない。あと、場面ごとに絵日記みたいに区切られてる所は面白いですね。 |
64.最初はすごく良かったのに、最後からたけし軍団のコントみたいになった。ベネチアかカンヌかは知らないが、井手らっきょの裸のシーンをお偉いさん方が見たとなると日本のイメージが悪くなるんじゃないか? |
63.北野映画はバイオレンス物が多い中この作品はほのぼの系でそれがまた良かった。映画としてはたいした作品じゃないと思うけど、競馬場でのやり取りとか、らっきょがおもしろかったのでOK。特にあのハゲのしゃぶるんですってとこは爆笑。あと言うまでもないけど音楽が良いんだよな。映画が音楽負けしてるんじゃないかって感じるほど。 【たけぞう】さん 5点(2003-10-31 00:02:06) |
62.寝そうになったけど、少しいいところもあった。その程度。 【レンジ】さん 5点(2003-10-04 18:56:32) |
61.おっさんの夏休み。らっきょに笑いました。 【ロカホリ】さん 6点(2003-09-12 20:58:36) |
60.子供の目から見た大人の夏休み映画ってとこでしょうか。出てくるダメな大人達のだらしなさやいいかげんさが、妙に心地よく、昔は近所にこんなオッサンいたなあって思い出させてくれるノスタルジックな映画。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2003-08-24 11:19:51) |
59.お話はとりあえずつまらない。さらにタケシジョークがつまらない。もっと言うと後半の井出の脱ぎには痛々しさえ感じる。だけど多少なりとも評価できるのは本人が楽しんで撮っているが故の気楽で楽しそうな雰囲気が全キャストに滲み出ているからでしょうかリラックス感があります。不愉快にはならないし、ノスタルジストなら楽しめるのかもしれません。 【ぽぽ.net】さん 4点(2003-08-14 02:14:49) (良:1票) |