《改行表示》 6.《ネタバレ》 遅ればせながらケーブルTVにて鑑賞。この機に乗り合わせた乗客乗員全員が 亡くなっているので、実際の家族との通話内容と管制官での傍受記録を つなぎ合わせて作られたと思われます。 8年経って改めてこんなことが同じ人間の手によってなされてしまった事実が 胸に迫って来て涙が止まりませんでした。 テロリスト達はアラーの神に「任務」の成功を祈る。 乗客たちの多くはそれぞれの信仰する「神」に無事を祈る。 しかし数名は「自分たちで阻止しなければ」と立ち上がる。 同じ地球という星の下に生まれた者同士がなぜこんな事になってしまったのか。 神様って何?宗教って何? 最後の最後まで家族の元に帰ろうと、知らない者同士が一致団結して コックピットを奪い返そうとする場面。 これをこのテロリスト達が見ても何も心に響くものは無いのか、 同じ心を持つ人間としてぜひ知りたいものだと心から思います。 【MK】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-21 17:11:31) (良:3票) |
《改行表示》 5.《ネタバレ》 当時を思い返してもウィキらないと曖昧な記憶が多く、4機のうち1機のみ 目的地に達っしたなかったことは知っていたが助かるもんだと思ってたら、こちらも悲しい結末になり緊張感あった。 人は窮地に立たされると結束し、何とか生きようと立ち向かう。 テロリストを追い込んだだけに残念でならない。 亡くなった人たちのためにもこの同時多発テロは風化してはならない。この作品を通して強くそう思えた。 |
4.《ネタバレ》 乗客乗員テロリスト、ユナイテッド93に乗り合わせた全員が主役。ハリウッド映画によく登場するヒーローなら、勇壮なテーマ曲とともにハイジャック事件も解決するところ。しかしそのような突出した人物がいないおかげでスリリングな作品になりました(不謹慎ですが)。印象的なシーンは、墜落寸前で犯人も乗客もそれぞれの神に祈るところ、ラスト5分のテロリスト制圧作戦(あと10分早ければ…)です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-01-09 22:28:12) (良:1票) |
3.結末はわかっている…。結末は変えられない…。だから余計につらいんだ…。 【tonao】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-15 22:52:50) (良:1票) |
《改行表示》 2.この映画はアメリカの映画のなかでもやはりちょっと異色だと思う。最初から観客を泣かせて感動させようという意図が、まるでない。イスラム原理主義への怒りを煽る政治的な意図もない。ただあるがままに淡々と現実を踏襲している。 よく映画を観る人たちのなかで、「何が言いたいのか分からない、メッセージがない」と不満を口にする人がいますが、この映画は、そのメッセージ性を徹底的に廃し、主観を削ぎ落としてつくられている。観終えたあとに「だからなに?」と聞かれれば、「これが事実です」と答えるしかない。そういう映画です。 しかしそれでも、この映画はブッシュ政権の陰謀だとか、ユナイテッド93は、アメリカ政府によって撃墜された、という話が、まことしやかに噂されるほど、ヒステリックな批判がアメリカでは絶えない。ここまで賛否両論が巻き起こるのは、ひとえに、この映画こそ、9・11の核心に迫った作品だからだと思います。良作ではありますが、アメリカ人をもっとも動揺させる映画であることも確かでしょう。とにかく機内の様子の臨場感は圧倒的。ラースフォントリアーの、手ぶれカメラを思い出させる機内映像の揺れは、93便の乗客と同様に、観客にも恐怖と吐き気を引き起こさせる(苦笑) とくに私は揺れには弱いので大変気分が悪くなりました。観終えたときはかなり衰弱してしまいましたが、私は彼らと違って死んでいない。不謹慎かもしれませんが、「死」を意識したことで、よりいっそう生きていることに感謝したい気持ちになれました。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-09 23:29:59) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 生存者 0、 この数字を最後にテロップで見かけた瞬間、あらっ やられたと思いました “あらっ 実話に基づいての細かい再現ドキュメントではなかったの?” “あらっ 実は生存者が一人でもいらっしゃってこその その方の証言ドキュメントって事ではなかったの?!”という とっさに湧いて出てきた不信感。うわあ裏切られてしまった・・ つまりはほとんどが想像の世界での出来事なのであって つまりはエンターテイメントに仕上げられただけのただのパニック映画だったのか ・・という思い・・・ しかし今よくよく考えてみるとそうではなかったのだと思いたい。 例え想像の中で作られた作品であったとしても 亡くなった44名のあの乗客たちの心中を察する事は十分に出来たのだから、 そして恥ずかしながら私自身は正直、あの9・11事件の他の3機の陰に隠れてしまって まるでエアポケットに入ってしまっていたこの不時着便の事を今まであまり知らなかったですから、そしてそれと同時に気にも留めていなかったのですからこの作品見るまでは。 そんな意味では今回今さらながらに知らされてよかったと思えましたよ UN93便の事を。無念の思いで亡くなられてた方がいらっしゃった事を、44名の事を。 そして劇場で目にして来たのが実はもう2週間も前の事であったのですが、あのジ・エンドの瞬間が今でも昨日や今日見終えてきたばかりの事のように思い出されてしまっています。ずっと強烈に脳裏に焼きついてしまっています。あのジ・エンド法とテロップが。 【3737】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-08-27 21:18:31) (良:1票) |