《改行表示》 4.内容の濃い素晴らしい作品でした。 しかし私は前のほうに座ったのも悪く、やたらに動く画面に酔ってしまいました。 車酔いならぬ映画酔い(苦笑) 画面を見ないようにして(気持ち悪くなるから)ひたすら字幕読んでるのも、ちょっと勿体無い気持ちしましたが・・・ レイフ・ファインズさんの色っぽいお顔だけはしっかりと見て参りました(笑) 動く画面の大丈夫な方にはオススメの作品。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-05-16 18:28:29) |
3.《ネタバレ》 確かにリアルな映画ではあったが、アカデミーに選ばれた根拠が分からない。俳優の演技がずば抜けて優れているとも思わなかったし、音楽もさほど印象には残っていない。もし、この残酷なテーマが賞の理由なら、それを権威ある賞に取り上げる事自体が、何か大国の偽善的な匂いが感じられてならない。鑑賞しながら、映画好きのハシクレとして恥ずかしい、そんな「下衆の勘ぐり」が拭い去れなかった。・・・・・・西欧の国の大企業の、なりふり構わぬ搾取をリアルに描いてあるのは分かる。現に、海外といわず日本国内だって、こんなことは行われているのだろう。アメリカの石油産業や軍需産業と政府の結びつきもそうだが、国と企業が利益で手を結んだときのやり方は、ホントにエゲツない。・・・・・・己が利益のために、他国の苦しみを黙認する、そんな人間にはなりたくないなんて、誰もが思っていることだ。それでも、我々が豊かな生活を送っている陰では、少なからずこの映画のような他国の搾取的な事実があるのだろう。それに気がついても、見えないフリの生活から逃げられない。救済募金がせいぜい、結局、我が身可愛さに豊かな生活を捨てることなどできないのだ。・・・・・・話題の本「国家の品格」じゃないが、人類愛をまず最初に説くならば、まずは家族愛から出発しなければならない。身近な家族や友さえ幸せにできない人間が、どうして他国の人間を救えるだろうか。ヒロインは自己犠牲に徹し、家庭をも顧みずに糾弾活動に命を燃やしたが、夫は理解していたとしても本当に幸せだったんだろうか。自分の活動が死後、夫に理解され、夫もまたそれに殉じる。確かに糾弾には成功した。しかし結局、夫の命までも失う結果になった。夫の死ぬことなんて、自分の活動に夫を巻き込みたくなかったヒロインは望んでいなかったに違いない。・・・・・・どうにもならない現実に、ただただ悲しくなる、そんな映画だった。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-05-14 15:11:02) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 なんだかこの映画、新聞広告とかでも各界著名人大絶賛の嵐コメントが物凄くて、かなり期待してたんだけど、自分にとっては何でかイマイチインパクトが薄い仕上がりでした。「アカデミー賞が選んだ~」って宣伝コピーも有ったけど、作品賞にもノミネートされとらんし、受賞したのもレイチェル・ワイズだけですよねえ。映画ビジネスもいろいろ大変なんだなあ。それでもレイチェル=テッサの存在感と迫力演技だけは観る価値充分有りでしたね。途中で画面からは姿を消してしまいますが、彼女の漆黒の長い長い髪が、このストーリーの根幹に絡みついてるようで、とにかく鮮烈な印象を最後まで残してくれてます。正に分をわきまえた助演ぶり。中盤までの、彼女が本当に誰とでも寝るアバズレ女だったのかどうかっていうナゾを、主人公にも観客にも明かさない展開もなかなか。愛に殉じる男ですかあ・・・、ある意味、ラスト主人公がポツンと独りたたずむ姿は自分にとっては羨ましい・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-05-14 10:16:59) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 人の命の価値に上下なんてないはずなのに、規則より、利益より命の方が大切なはずなのに、人間というものは悲しいものだと思った。部族民から逃げる際にセスナでジャスティンが、テッサが言ったのと同じ台詞を言ったのが印象的だった。 カメラワーク、音楽、映像はすばらしい。演技もいい。だが、シティ・オブ・ゴッドを観た時ほどの衝撃はなかった。ちと期待しすぎたか。 【にゃ~】さん [試写会(字幕)] 6点(2006-04-30 20:20:57) |