22.これを見るまではピアース・ブロスナンのような「いかにも英国紳士でござい」という俳優こそがボンド役にふさわしいと思っていました。正直ショーン・コネリーのボンドはそれほど好きではありませんでした。今回ダニエル・クレイグに変わりましたが、こういうアクの強い顔のボンドもいいなぁと素直に受け入れることができました。
内容としては、序盤のジャッキーチェン顔負けのアクションシークエンスがたまらなく良かったです。いままでの何をするにもスマートなボンドでなく、闘志むき出しのボンドも魅力的ですね。
そしてこの映画で一番良かったのは、おなじみのオープニングシークエンスです。クリス・コーネルの主題歌「You know my name」のかっこよさといったらもう!たまりません。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-06-20 12:53:57) |
21.《ネタバレ》 良い出来でした。ボンド、ちょっとカッコつけ過ぎかな?という感じもしますが。最初の一発目でここまでテンション上げると後が大変な気がする。次からはどういう路線で行くんだろう?とちょっと心配。ダニエル・クレイグはそう何作もボンドをやらない気もするけど。 【Robbie】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-06-11 00:45:59) |
20.007っぽくはなかったけど、アクション映画としては楽しめた。 【アフロ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-28 02:44:36) |
19.《ネタバレ》 「007」シリーズにそれほど愛着があるわけではないので、賛否両論の“新ボンド”ダニエル・クレイグが「ジェームズ・ボンドにふさわしい」かどうかは実際定かではないが、個人的な感想としてはかなり良かったんじゃないかと思う。
ジェームズ・ボンドが“007”になるまでの物語というだけあって、今作のジェームズ・ボンドはあらゆる意味で“未成熟”である。「殺しのライセンス」を貰ったばかりであるが故、任務に対する繊細さに欠け、過去のシリーズ作品でのボンドが常に携える絶対的な“余裕”が無い。いろいろな意味で不器用で、非常に“感情的”である。 そこにダニエル・クレイグという俳優の無骨でワイルドな風貌も加味され、今作のジェームズ・ボンドはまるで“ジェームズ・ボンドらくしない”。 冒頭のシーン、ターゲットを問答無用に追いかけ回す様に、英国諜報員007の紳士的なスタイルは微塵も無い。 たぶん多くの人が「こんなので007としてやっていけるのか?」と不安を感じずにはいられなかったことだろう。
が、そういう“未熟さ”とそこからの“成熟”こそ、今作が描く“ジェームズ・ボンド”であり、そのボンドを演じる俳優としてダニエル・クレイグという俳優はとてもふさわしかったと思う。 数々の名優が演じてきた映画史に残るスーパースターを演じることは、非常に困難なことだろうが、この俳優独特の「憂い」を携えた存在感は、新たなジェームズ・ボンド像としてふさわしく、今後の期待を存分に感じさせる。
「007」としての資質を問われ、敵の策にまんまとハマッて死にかけ、騙され、ボンドにとっては一種の「悲劇」とも言える結末を迎える。 が、ラストカット、「Bond,James Bond.」という言い放ったその姿は、まさに“ジェームズ・ボンド”そのものだった。 文字通り“新たに始まった”007シリーズに期待していきたい。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-27 23:15:20) |
18.ラストまで持っていくところは冗長のきらいはあります。 ダニエル・クレイグについても、今までのボンドと比較してしまえば、色々なご意見もあるでしょう。 ですが、殺人をするのにも一見地味な方法で行ったり、スーパーアイテムもあまり見せなかったり。と、今までのボンドシリーズとは違います。 ダニエル・クレイグで何作か作ってほしいです。それが、これまでの作品と原作が同じであっても構いません。そう思わせる作品です。 【hyam】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-25 00:43:13) |
17.不器用で力まかせな、若さの演出が良かったです。007の伝統をうまく生かしながらずらしてくる戦略にすっかりやられちゃいました。 【小原一馬】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-03-22 13:31:57) |
16.過去の007ってじっくり最後まで観た事がないのでどのボンドがはまり役っていうのはよく判らないのですが、今回のは最後まで見ごたえがあって素直によかったと思います。ただ拷問シーンは、さむけがした。何もそこまでしなくても・・・ねぇ。 【パンプキンパイ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-02-23 22:53:01) |
15.《ネタバレ》 プレイボーイなボンドは当然格好良いですが、無骨で未熟なボンドも格好良かった!ポーカーのルールを知らないとタイトルにある「カジノロワイヤル」での勝負で中だるみを感じると思うので-2点。冒頭の追跡劇をはじめとするアクションシーンは何れも、生身で重量級の大迫力!!ドラマパートもヴェスパー・Mとの会話が楽しい。ヨーロッパの綺麗な景色もたくさん出てくるため、眼の保養になるかも。そして、何と言ってもラストシーンが素晴らしすぎる・・・。最近、この映画の影響を受けまくった私は、携帯電話の目覚まし音楽を「YOU KNOW MY NAME」にして、起きたら「ザ ネイム イズ ボンド・・・ジェイムズボンド」と独り言を呟くのが日課になっている。(全く我ながら何をやってんだか) 【ちゃりお】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-02-02 02:43:36) |
14.《ネタバレ》 どこか昔のTVアクションドラマシリーズのようなレトロ&ハイセンスなオープニングがいいですね~「さぁ、これからシリーズが始まりますよ~」という感じ、歌も最高、一発で引き込まれます。 ちょっと腹が弛み始めたが、とりあえずマッチョなボンドが、CGなしの大活劇!お決まり美女との愛と裏切り。バイオレンスとエレガンスを軽快なスピードで描ききる見事な演出。ヒーロー物は、観客が主人公になりきれるかが勝負の分かれ道。その点でこの作品は大成功です。映画館に居る時は「俺がヒーロー」一歩外に出たら「これが現実」アクション映画の見本ですな! 【つむじ風】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-02-01 03:04:07) |
13.《ネタバレ》 007の中では、愛する女性を失う悲しみを描いている点で出色な訳だけれど、これも「スパイダーマン」シリーズの成功にあやかったものだと思うと、すこし、ワンパターンにも思える。しかし、アクションは相変わらずパワフルで、てんこもりジェットコースタームービーとしてはよくできている。エヴァ・グリーンの化粧を落とした時の美しさがとても素晴らしい。 |
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12.《ネタバレ》 ブロスナンの007が核とか大げさな題材で大味だったのに比べ本作はストーリー重視でGOOD!特にカジノの場面は時間をかけて演出・カメラワーク共に丁寧に描写されて最高だった。惜しむらくはボンドガールを演じたエヴァ・グリーンに華がなかった。演技力もないし。最初にビーチで馬に乗って出てくる悪役の奥さんがボンドガールと思ったのは私だけでしょうか? 【CHIROUくん】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-12 00:00:18) |
11.007シリーズは初めて見ました。最初から最後まで目が離せず、劇場では途中でほぼ必ずトイレに行く私が全部を一気に見てしまいました。期待せず見たというのもありますが、とても面白かったです。他の007シリーズも見たくなる作品です。 ちょっと残念なのが、ボンドガールです。もちろんエヴァ・グリーンはとても綺麗で良いのですが、私的には前半に出てきたホテルのコンシェルジュの女性の方が綺麗で良かったです。 【AKi】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-10 12:42:50) |
10.今までのハイテクスパイ兵器を駆使した、ある意味荒唐無稽な007とはきっぱり決別した硬派な作品。ボンドは超人的な能力で敵を追い詰めるのだが、ぎりぎり「もしかしたら世界に一人くらいこんな能力の奴もいるのかもしれない」というリアリティを残している。物語も最後の最後までハラハラドキドキさせるよう念入りに膨らませてあり、脚本段階から相当頭を絞ったと感じさせる。ただ、このようなキャラクターが「ボーン・アイデンティティ」などと若干かぶってしまうのが新鮮味を損なうところかもしれない。ダニエル・クレイグは予告編を見た限りではちょっと華が足りないかと感じたが、本編を観てみるとそれは杞憂だった。彼が全力で走る様は大変力強く美しい。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-09 00:52:20) |
9.カッコイイ!これまでのボンド映画は何だったのかと思わせるほど、荒々しい作りです。極限まで余計なものを廃して、これまでとは違う、猛々しいボンド像を作り上げています。D・クレイグのボンドは次が楽しみであり、真価を問われるでしょう。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-05 00:17:26) |
8.《ネタバレ》 007ものは面白いと評判の作品を見ても、もう一つ好きになれなかったですが、今回は素直に面白かった。新ボンドのダニエルクレイグも決定時はなんで、絶対失敗、ブロズナンの方がいいと思ってましたが、見た途端そんな思いは消え、スクリーンに見入ってしまいました。さすが製作側はプロです。わけがあって選んでいる。この人演技がうまい。またアクションもできる人です。工事現場からの追いかけ、洗面場での殺し、カジノでの乱闘、拷問シーンなど鬼気迫る演技です。ブロズナンボンドが非常にしょぼく見えてしまう。昔からのボンドファンはこんな肉弾戦のボンドはいやでしょうね。アクション映画の好きな方は結構楽しめます。おすすめ。007+ジャッキーチェン+ダイハード! 【淳太楼】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-01 22:25:42) |
7.《ネタバレ》 最近の007シリーズは、物語が始まって女が登場するや「もうエッチかよ!」というような脈絡の無いベッドインが嫌いだった(いくらセクシーな優男なのがボンドのキャラだといっても)……しかし本作のボンドは、色男でありながら骨太で硬派でマッチョで一本ビシッと筋が通っており、男から見てもカッコいい。007シリーズを全て観ているわけではないが、ボンドガールが裏切り者というのは他のシリーズにあったのだろうか?スパイのプロ意識から職務を遂行し、女性を愛し、やがてまた独りに戻っていく。本作だけ観ても、ひとつの作品として、十二分に楽しめる映画に仕上がっていると思う。カジノに掛けたオープニングのアニメのセンスの良さ、前半のアクション、後半の心理戦と物語の積み上げもひとつひとつが丁寧だ。……極端に現実離れした道具もなく、観ていて痛いほどのアクションの連続、手に汗握るポーカーゲームで追い詰められ、一瞬我を忘れてナイフを握る様子など、何よりボンドが非常に人間くさい。これが物語をとてもリアルに見せている。初代ボンドに匹敵するとの高い評価も頷ける、スパイ映画の原点のような映画だった。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-01 15:19:15) |
6. 僕はこのシリーズを、全部は見てないし、みなさんのように歴史を語れません。しかしこの作品がシリーズでたくさん作られていて、みなさんの心の中に、ボンドのイメージができあがっているのは分かります。 いろいろ映画を観ると、あつかましいのですが、(みなさんもそうだと思うのですが、)この設定とストーリーなら僕の方が上手く撮れるよーと思える時があります。でもこれだけみんなが知っていてイメージが出来上がっている作品、シリーズをこんなに上手にリニューアルし、古くからのファンも新しいファンも獲得できる作品にすることは難しいと思います。単純に楽しめました。新しいボンドの蒼い目にも惹かれました。格好よかったです。次の作品にも期待します。 【たろう】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-30 08:28:01) |
5.《ネタバレ》 オープニングがかっこいい!カードのCGとYou Know My Nameが流れた時は期待感でワクワクしました。作品自体もアクション映画としては素晴らしい出来。体を張ってます。カジノの場面が長く緊張感も無いので飽きてしまったが、他はテンポが良くクスッと笑える場面も多く(あの拷問シーンも途中で吹き出した…)楽しめました。新ボンドはスマートでも無く色気もあまり感じなかったけど目が綺麗。なかなか魅力的です。 【Tweety】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-26 17:38:04) |
4.《ネタバレ》 世間では悪役顔、猿顔とか言われてますが、このワイルド色はS・コネリーに匹敵する。それだけでも高得点。中盤どうしようもなくなり、ル・シッフルを刺殺しようとする場面などは、今までボンドであれば考えられない姿。殻を破ろうという製作サイドの意気込みが感じ取れる。何人か述べていますが、まさに始まりという感じがして今後に期待大。007シリーズ未見の人でも十分楽しめると思う。 【キャラハン】さん [映画館(吹替)] 8点(2006-12-22 19:14:40) |
3.任務を遂行しながらも、頭の中は、昨夜寝た女のコトばかり考えているような好色漢で、身のこなしはスマートかつエレガント。何事にもアクティブで多趣味だが、いかにも頑張っているイメージには程遠く。ピタリと決まるキザなセリフも嫌味にならず、どこか人を喰っているような余裕すら感じさせ、それでいてそれらが決してマンガチックにならない。我々が記憶するJ・ボンドのイメージの一端を述べたものだが、半世紀近くリアルタイムでシリーズと接してきた者にとって、ボンド=コネリーの強烈なイメージは、そうそう拭いきれるものではない。世代によっては肩入れが違うのは無理からぬところで、、比較的若い人は、P・ブロスナンを推すようだが、あの金太郎飴のような表情の乏しさだけは許しがたい。今回の新作におけるボンドは果たして如何に?“ジェームズ・ボンド・ビギニング”と呼称してもいいような、ボンド誕生前史を描いているだけに、D・クレイグ=ボンドはやたら人間臭く、無鉄砲で、いかにも若々しいがむしゃらさを前面に押し出して描かれている。“21世紀のニュー・ボンド”と言うよりも“先祖がえり”という意味で、我々がイメージとして定着する前のボンドであり、シリーズに於ける過去のあらゆる約束事をブチ破りながら、ストーリーそのものと、ボンドという人物像を築き上げていくプロセスの面白さで、純粋なアクション映画としては上々の作品であり、見せ場作りの巧さでは定評のあるM・キャンベルの新たなる代表作と言っていいだろう。しかし、言い換えると、ここには本来の“お正月映画としての007”の楽しさと言うものは無く、むしろ異質のものに感じるのは致し方のないところ。全般に演出も演技も真面目で手堅いものの、遊びや余裕が感じられないのが、シリーズを楽しんできた者にとっては、やはり物足りない。談笑しながら見向きもしないで、的をものの見事に命中させる離れ業を見せたのが、「サンダーボール作戦」でのクレー射撃場でのひとコマ。そのあと、まるで射撃が初心者であるかのように「単なるまぐれさ。俺は何の取り得もない、つまらん男さ!」のセリフで相手を煙に巻くコネリーの不敵さと、この痛快極まりないシーンを編み出した、T・ヤングのハッタリ演出が、今では懐かしい。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-16 17:31:33) (良:1票) |