11.10年前「The Rock」に挑んだニコラス・毛意地が本作ではRock、Rock、Rock、、岩のような瓦礫だらけの中で耐え忍んでますっ。え、しかし、なんですかこれは・・私もTV番組で「奇跡の生還なんちゃらー」ってやってるのとどう違うの?と。数多の岩石(Rock)の中の石(Stone)2個程度を2個ラス・ケイジに演じさせたとしか思えませんよStone監督。何千組?かの家族に捧げる、とか観てほしい、とかいうメッセージが最後あったように思いますが、まったく失礼じゃないでしょうかね。一部の生存者や関係者に対して、よくやった、よう帰ってきた、と称えているにすぎない、と感じてますっ(おまけに助かる時の決定的なシーンがないに等しいor瞬時で見落とした。怒)。タイトルめちゃたいそう。Wわれ等だけ T助かった Cシネマ って言われても(誰にって? 私。ごめんな)しょうがないよ。最後にもひとつ、個人差有りとはいえ、あんな5ヶ月のお腹・・、まだあった「ああー!息絶えたー」と観客を悲しませておいて、実は生きてて、そのあとえらい元気な声に変わって出してるの、やめてほしかった。その手はサスペンスかホラーに使ってな。ごめんね、冷たくて。監督の名前みたいに(もうええ)。 【かーすけ】さん [映画館(字幕)] 4点(2006-10-19 15:25:31) (良:1票)(笑:1票) |
10.これは絵空事ではありません。全世界が驚愕した事実です。世界貿易センタービルの崩壊シーンがTVで繰り返し流れる度に、テロの恐ろしさ、忌わしさ、そして、結果たくさんの人々が犠牲になっています。最初、この映画はビルのシルエットが象徴的なポスターで知りました。2本のビルの間に小さな小さな人間のシルエットがふたつ。本編の主人公である2人の警官が立っている有名なポスターです。監督がオリバーストーン。政治的な匂いが漂ってきそうな、そんな印象を受けました。しかし、映画は実に淡々と、真正面からこの災害を、瓦礫に埋もれ必死に生きようとする人間を描いています。テロだとは知らず、ビルが全て無くなった事も知らず、2人は互いに声を掛け合い、生きようとします。妻を想い、子供を想い、家族を想う。生きるという行為にすがる手だてが、やはり自分だけの命ではなく、家族あっての自分だというのは、どこの国でも同じ。暗い画面の向こうで交わされる2人の会話に胸が震えます。また、彼等を助けようとする人々も、名声や報酬が欲しい訳でもなく、ただ人間の素朴な本能に基づき、崩れそうな瓦礫の中に挑みます。大袈裟な演出もなく、ただ感傷的に盛り上げる音楽もなく、どちらかというと地味に作り上げられた作品です。映画以上に事実としてのドラマがそこにあったからなのでしょう。映画の最後、元気になった2人が感謝の会で見せた笑顔に涙がこぼれました。重い涙でした。心の充足というよりも、受け止めねばならない問題を観る者に与える映画でした。とりとめのない感想でごめんなさい。ただ、多くの人に観て欲しい作品ではあります。 【映画小僧】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-10-10 09:51:19) (良:2票) |
9.《ネタバレ》 ありゃ、ニコラス・ケージが大活躍する映画やないんや・・。しかも中盤以降はガレキに埋もれた二人を中心にして描いてる為、死が迫る事以外なにも起こらないのはツライ。わざわざオリヴァー・ストーンが金かけてニコラスを主演に持ってくるような内容の映画にも思えないし、命は大事やらなんやら言ってますがアメリカが言えばすべてがきれい事のように見えてしゃあないんですよね。ってまぁジョン・マクローリンを助けに来てた消防隊員、どっかで見たことある顔だなぁと思えばグレッグ・コリンズではないですか!! 【M・R・サイケデリコン】さん [地上波(吹替)] 5点(2009-12-05 00:47:00) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 TVでさんざん見た飛行機がつっこみ、ビルが崩壊する映像。あるいは、ワイドショーでさえも取り上げられたイスラムとアメリカをめぐる国際政治事情。オリバー・ストーンが描く9.11は、俯瞰的な映像を極力廃し、国際政治については一切触れない。その代わりに、あの日ビルの中にいた人の視点から見た崩壊と、その無事を祈る家族の姿を描く。僕には、これがTVやらなにやらであの事件について「わかったつもり」になっている私たちへの挑発に思えた。そして、最後の元海兵隊員の「報復が始まる」という一言。アフガンやイラクでWTC以上に悲惨な状況を作り出したのは、あの日現場にかけつけ命をかけて同胞を助けた敬虔なクリスチャンの青年のような人々なのだ。描いてないようで、細かい部分でちゃんと「政治」も描いてる。反骨の映像作家オリバー・ストーンの健在ぶりを感じました。そういう監督の姿勢には共感するものの、生き埋めになった後の二人の隊員の会話も平板で、全体の構成も冗長な印象を拭えなかったのが残念。とくに救出作業が始まってからのシーンは、もっと別の演出方法があったのではないかと思いました。 【ころりさん】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-17 13:05:51) (良:1票) |
《改行表示》 7.《ネタバレ》 期待していたのと違った・・・のはまあ実話だから良いとして・・・ でもこの9.11の後にやったアメリカのことを思うと素直に「良かったな」とは 思えませんでした。 大勢の人が亡くなったという悼みを分かるはずである アメリカ・・・・いや、分からないのか? やられたらやり返すのか? それじゃいつまでたっても争いごとは終わらないですね。 【あずき】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-04-26 06:42:44) (良:1票) |
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6.《ネタバレ》 息抜きに見ようかと思って、ニコラスケイジが逃げ遅れた人をガンガン救出してメデタシメデタシ。という作品を想像していたんだが、逆に救出されちゃう方だし・・・。かなり退屈だったな。こりゃ実話なのかな?実話じゃなかったらちょっとヒドイなあと思いながら見てたんだが、最後に実話とわかってちょっと安心?したけど。まあ日本への空襲や原爆投下でも同じような目にあった人は何万人もいるんだよ。アメリカ人はそれを忘れちゃいけないよ。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-02-04 01:18:22) (良:1票) |
5.これって本当に9.11を題材にした映画か?と借りてきたパッケージを見直した。飛行機が突っ込む描写もないし、ビルが崩れる描写もない。さらに、予告を見る限りでは、警官が貿易センタービルに入って救助活動をするのかと思っていたら、それもない。救助に入るなりビルが崩れて、崩れたビルの中での会話を延々と聞かされるだけ。申し訳ないが、こんなもん見せられても全くもって感動もしないし、映画としても面白くない。駄作駄作。NHKの特集の方が100倍考えさせられるし感動するわ!! 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 2点(2008-01-02 17:26:27) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 これはダメでしょ~。「9・11の救出劇」ってだけでもう誰も文句が言えないっていう空気の中で、こんなにダラケた映画つくっちゃぁ。オリバー・ストーンも本当に枯れちゃったね。飛行機突っ込んでからケイジたちが現場向かうまでの緊迫感のなさ、ドムが死んでから海兵隊が見つけるまでのシークエンスは中だるみしまくり。とくに後者は家族が心配してる一連のシーンがウザく感じられるくらい見せ方に工夫がなかった。なんだか生き残った家族への配慮のしすぎと、9・11というブランドに頼り切った怠惰しかうかがい知ることができなかったなぁ。崩れ落ちる轟音を違和感なく表現している音響と、助ける側の人間の熱さに救われた映画といった感じか。ユナイテッド93とは雲泥の差でした。それにしても救出劇やるんだったら、消防隊員主役に作ればいいのにね……たとえフィクションでもそっちのほうがいいだろに。 【ダブルエイチ】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-11-04 11:57:10) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 9.11の背景として必要な政治色やテロリズムの匂いがあまりしなかったので、映画としては物足りないと確かに感じはしたが、それは私が恐らく現場にいなかったからだと思う。あの規模の被害状況では、現場にいた人々にとって、人災だろうと天災だろうと、救いたい、救われたい、という祈り以外、何も考えられなかったはずだ。その緊迫感に驚かされた。まさに、映画は天災に見えた。敵の姿が誰1人として映らず、とりあえず戦うべきは崩れ落ちるコンクリートの瓦礫だったからだ。9.11らしくない、と思うのは、ニュース番組などの解説によって先入観に毒されているからで、あの映像はやはりリアリスティックに描かれていると思う。がれきの下敷きになった2人が聞いていた轟音は、紛れもなく100階以上の超高層ビルが崩れる音で、半端な迫力ではなかった。大勢の死者が出たのは間違いはないが、死の淵をのぞきながら生還した人も確かにいたのだ。その喜びは素直に祝福したい。 【tony】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-10-26 09:38:10) (良:1票) |
2.「9・11」を映画化する場合、様々な視点から描く事ができるだろう。あまりにも多くの犠牲者がおり、それぞれにドラマがあるから。だから今後も「9・11」を扱った映画はたくさん世に出てくるだろう。本作は「娯楽映画」として見るのではなく、1つの「記録映画」として心に刻み込むべきだと思う。これが実際に起きた出来事であるという事を忘れない為に。 【tonao】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-10-24 22:16:40) (良:1票) |
1.9.11という大テーマを扱ってる割に得るものや感じるものがまったくなく、アメリカにとっても世界にとっても重大だったこの事件をテレビ並みの安っぽいドラマで描かれてもなぁって感じです。この映画は突然の脅威に見舞われた普通の人たちの驚きや悲しみ、そしてその恐怖を乗り越えて果敢に立ち向かうことの勇気を描こうとしたのでしょうが(いかにもアメリカ人の好みそうな図式です)、残念ながらそうした熱い感情を伝えるような出来ではありませんでした。職務のために身を犠牲にした主人公達の人となりや言動は、事件後さまざまなメディアで取り上げられ、美化されてきたニューヨークの勇気ある公務員そのもの。それ以上でもそれ以下でもないので、この映画固有の登場人物としての深みはほとんど感じられません。港湾警察が「本当か?」と思うほど多彩な人種でバランス良く構成されていたのもなんだかいやらしかったし。また主人公家族の葛藤も本当にありきたりで演出のレベルも高くなく、「炎のメモリアル」や「ワンス・アンド・フォーエバー」といったさほど完成度の高くない過去の作品と同程度のものしか見せてくれません。9.11というテーマがテーマだけに勝手に脚色できない、娯楽作として面白く作りすぎると不謹慎ととられる、それでいてアメリカ人の中にある9.11物語にかなった話にせねばならない等大きな制約がいくつもあったことは推測できます。日本において戦争映画を作ると、必ずと言っていいほど反戦平和を前提にしたつまらない映画ばかり出来てしまうのと同じ現象がここでも起こったのでしょう。しかしこれをよりによって元ハリウッドの問題児オリバー・ストーンが撮ったというのがおもしろい。思想を揺さぶるような映画を得意していた彼がまさかこんな飼い慣らされた映画を撮ってしまうだなんて。しかも一方では、批判にさらされることを覚悟の上でハリウッド歴の短い気鋭の監督が大胆に撮りあげた「ユナイテッド93」があるのですから、人って歳がいくと丸くなるんだなと、妙なところで納得してしまいました。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 3点(2006-10-13 22:02:36) (良:1票) |